思いつくまま

2007年06月
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目次 
●用足し:No. 2202 2007.06.30
●哲学者とは何か:No. 2201 2007.06.30
●数学にときめく:No. 2200 2007.06.30
●私の調査:No. 2199 2007.06.29
●「色と形」の終了:No. 2198 2007.06.28
●夏休みのこと:No. 2197 2007.06.27
●新しいデジカメ:No. 2196 2007.06.26
●ジンギスカン:No. 2195 2007.06.25
●学んだこと:No. 2194 2007.06.24
●桜川ピクニック:No. 2193 2007.06.24
●コトの本質:No. 2192 2007.06.24
●無事が最優先:No. 2191 2007.06.23
●声を聞く:No. 2190 2007.06.22
●学生の立場:No. 2189 2007.06.21
●乖離:No. 2188 2007.06.20
●再構築:No. 2187 2007.06.19
●運動不足:No. 2186 2007.06.18
●人はなぜ簡単に騙されるのか:No. 2185 2007.06.17
●てのひらの中の宇宙:No. 2184 2007.06.17
●試し撮り:No. 2183 2007.06.16
●はしか:No. 2182 2007.06.15
●水辺:No. 2181 2007.06.14
●心の許容量:No. 2180 2007.06.13
●教員の喜び:No. 2179 2007.06.12
●筋肉痛:No. 2178 2007.06.11
●みんな一緒にバギーに乗って:No. 2177 2007.06.10
●危険な潮流:No. 2176 2007.06.08
●地球温暖化は本当か?:No. 2175 2007.06.08
●努力の成果:No. 2174 2007.06.07
●科研費の審査結果:No. 2173 2007.06.06
●当たって砕けろ:No. 2172 2007.06.05
●真実一路:No. 2171 2007.06.04
●それぞれの休日:No. 2170 2007.06.02
●銀河のワールドカップ:No. 2169 2007.06.02
●海外の旅:No. 2168 2007.06.01
●フィールドロジー:No. 2167 2007.06.01

●用足し:No. 2202 2007.06.30

今日も天気が悪い。
かろうじて雨が降っていない状態である。
天気がよければ山の川原に
遊びに行こうかと考えたが、
この天気ではだめそうである。
だから今日は街に買い物に
出かけようかと考えている。
列車に乗って札幌まで出かけるのである。
子供たちにとっては、春休み以来であろうか。
私もそれくらいいってないような気がする。
子供たちは、風邪で出来ばかりしているので
体調をみてから考えよう。
まあ、日常品は近所で間に合うし、
何千円もすようなもので地元で作られないものは、
インターネットで必要なものが手に入る。
都会で買い物をするのは、
いろいろ選択する必要があるときや、
時間つぶしの買い物、
本などで見落としているものがないかどうかを
見るくらいであろう。
これでいいのかもしれない。
近くの店とインターネットで
すべての用を足してしまえるのである。
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●哲学者とは何か:No. 2201 2007.06.30

中島義道著「哲学者とは何か」
(ISBN4-480-03558-3 C0110)
を読んだ。
この本は持ち歩いているバックに
長年入れていた本である。
とうとう先日読み終わった。
あちこちに掲載された文章をまとめたものである。
最後に対談が2編あったが、
それは中島氏の師にあたる大森荘蔵氏とのものである。
非常に本質的な内容を対談している。
師匠に対してこのような言い方をするのか
というなこともあった。
しかし、そんなことを意に介せず大森氏は会話を進める。
中島氏の指摘に対して素直に答えている。
そしてわからないところは教えを請い、
反対するべきところは反対する。
まさに対等の議論である。
師匠と弟子の関係を超えたところにある議論に見える。
そこが彼のすごさであり、尊敬すべき点なのであろう。
内容より師弟関係のすごさを見た。
そして中島氏書いた「大森さんはいい人であった」
という言葉は心に沁みる。
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●数学にときめく:No. 2200 2007.06.30

新井紀子著ムギ畑編「数学にときめく」
(ISBN4-06-257372-5 C0241)
を読んだ。
この本は、お母さんたちが数学について
話あいながら親しんでいくというサイトの記録である。
新井氏が数学のクイズを出して、
それを数学をほとんど忘れているような
お母さんたちが自由にいろいろな考えで
解いてくということを記録した本だ。
新井氏の行っている同様の活動による本は
以前も読んだ。
非常に面白いことだと思う。
このためには、熱心は参加者、
そしてたゆまない努力を続けられる
指導者あるいは主催者が必要である。
私もやろうとしたが、なかなかうまくいかなかった。
最終的にはメールマガジンだけになった。
しかし、それでもそのメールマガジンでも
長期的に継続すれば、時々反応のメールが来る。
その飽くことのない継続が重要なのだということを
感じさせてくれる本である。
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タンポポ。江別市文京台

●私の調査:No. 2199 2007.06.29

今日も雲が多い。
昨日は時々雨が降ったが、ほんの少しだ。
今朝も雨が降りそうだ。
メールマガジンの夏に秋田と青森の調査にでると書いたら、
昨日相次いで、同行を頼むメールがきた。
しかし、最近の私の多くは家族良好をかねているので
調査への同行はできないと返事した。
確かに地質学者あるいは私の調査の仕方をしらなければ、
どのような調査をするか気になるところだろう。
そして地質の見所を見て回るはずだから、
地元の人には同行してみたい気がするだろう。
しかし、実は自分でそのようなところはいけるのである。
少々の専門書は参照するが、
基本的には市販の本やインターネットで
私が行くようなところの情報は手に入れられる。
多分地元の人のほうが私より
そのような情報は手に入れやすいはずである。
私の調査の主眼は試料を採取もするが、
見て感じることである。
情報や知識は、現地に行かなくても調べれば手に入る。
しかし、その地の印象や雰囲気は
行かなければ得られない。
それが一番大切であると考えるようになってきた。
その後に知識や情報で自分が得た感情の
原因や理由などを探っていくのである。
それがメールマガジン「大地を眺める」や
「地球のささやき」での旅行記の意味である。
だから、帰ってきてから
「あああそこを、もっとみてくればよかった」
と思うこともよくある。
そんな時は、次回のその地へ旅行の目的が
明確になるのである。
私は、そんな繰り返しをしているような気がする。
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クモ。江別市文京台

●「色と形」の終了:No. 2198 2007.06.28

今日は雲が多い。
雨が降りそうだが、果たして降るだろうか。
最近このような曇りで雨が降りそうだが振らない日が多い。
考えてみると雨の日が少ない気がする。
降雨量はかなり少ないような気がする。
さて、今週になって、今までおこなってきた
「色と形」のサイトをやめた。
私の研究室のサーバー容量が
残り少なくなってきたからである。
80GBのハードディスクが2台ある。
合計すると160GBだが、容量は80GBとして利用している。
ミラーリングとしてりようしているからである。
もしどちらかのハードディスクが壊れても、
片方が動いている限りサーバーとしての機能は
果たすためである。
それが残り10GBをきったので
「色と形」を削除した。
しかし、その主だったものは、「身近な自然史」
に移行しているので、画像素材としては、
なくなることはない。
今後も増え続けていくことになる。
まだ完全に移行していないが、
とりあえずの以降は終わらせた。
毎朝の作業もこれで軽減できた。
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花。江別市文京台

●夏休みのこと:No. 2197 2007.06.27

今日は雲が多いが晴れ間の見える天気である。
いよいよ6月も終わりである。
講義も終盤になってきた。
講義の終わりが見えてきた。
夏休みのことが気になるであろう。
私は対人数の講義が半分になったこと、
非常勤の大学の講義がなくなったことで、
8月が比較的楽になってきた。
しかし、2クラスで350名程度の講義があるし
定期テストもある。
だが、精神的にだいぶ楽になった。
だから、この大学に来てはじめて、
8月に調査をすることにした。
夏休みがなかなか長期にでれなかったので、
今年は初めての夏の家族旅行となる。
私の調査の都合で、今年から本州にいくことにする。
夏は暑いので、東北の秋田、青森からだ。
海岸線といくつかの火山を見る予定だ。
ただ、ねぶた祭りがあるので、
青森市内をうまくやり過ごさなければならない。
まあ、それもまだ1ヶ月以上先の話だ。
まずは、目先のことを着実にこなしていこう。
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花。江別市文京台

●新しいデジカメ:No. 2196 2007.06.26

今日は曇りである。
以前使っていたデジタルカメラが
いよいよおかしくなってきた。
スイバル機能でレンズを動かすと
変ないろになってくる。
最初は90度以上動かした時だったら、
最近では動かしたらほとんど変な色になってくる。
しかたがないので、
先週新しいデジタルカメラに買い換えた。
まずは低価格であることが最優先で
接写、手ぶれ防止機能が
ついていることを基準に選択した。
RICOHのCplio R6とうい機種となった。
このシリーズのR4という2世代前の機種を
家内が使っている。
R6はコンパクトで高性能である。
700万画素だが、日常的な記録には
そこまでの解像度はいらないので、
500万画素にして使っている。
必要な記録のときには、700万画素にできる。
1cmまで接写が可能で、手ぶれ防止もついている。
しかし、スイバル機能がないので、
低い位置の撮影が困難である。
でも、なんとかとっていくしかない。
あとはいろいろな機能を使いこなすことが大切だ。
まあ、これで一応機種の乗り換えができた。
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つたの花。江別市文京台

●ジンギスカン:No. 2195 2007.06.25

今日は曇りである。
今にも振り出しそうである。
昨日は午前中は曇っていたが、
午後からは晴れてきた。
午前中の地区の清掃、その後自宅の草むしり、
そして昼からは地区の懇親会で
近くの公園でジンギスカンがあった。
おいしいジンギスカンを食べたが、
晴れていたので、暑かった。
子どもたちも食べたが、暑いのと飽きたので
1時間ほどで遊びまわっていた。
私は陽気の誘われビールを久しぶりに飲んだら、
目が回ったので、1時間半ほどで私宅にかえった。
2時過ぎには会もおわった。
今年二度目のジンギスカンでおいしかった。
最近は面倒なので自宅では
ジンギスカンをしなくなったので、
たまに食べるジンギスカンはおいしい。
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●学んだこと:No. 2194 2007.06.24

今日は曇りである。
地区の一斉清掃と懇親会があるので、
天気が心配である。
昨日は大学の実習として
児童をいっぱい集めて行事をした。
いろいろ問題もあったが、
やっと山場を乗り越え、一段落である。
この間、学生たちは
何を思い、
何を悩み、
何を苦労し、
何を学んだのろうか。
今は、学生として、失敗や問題いくらあってもいい。
実際の自分たちがたどるであろう将来の似たい場面で、
これまでのことが経験として生きてくれればいいのだ。
そんな目に見えないことが
育まれていればいいのだが。
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●桜川ピクニック:No. 2193 2007.06.24

川端裕人著「桜川ピクニック」
(ISBN4-16-325700-6 C0093)
を読んだ。
川端氏の子育ての連続短編小説である。
父親の育児に対する
さまざまな思いや葛藤が描かれている。
著者の実体験に基づく小説なのであろう。
しかし、私はしっかりとした取材のもとに書かれた
長編小説が好きである。
そのような新しい物語を待ちたいものだ。
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●コトの本質:No. 2192 2007.06.24

松井孝典著「コトの本質」
(ISBN4-06-213664-3 C0095)
を読んだ。
本書は中学・高校の同級生が
松井氏に何回かのインタビューをしたものを
まとめたものだ。
だから重複、不明瞭なところがある。
これは、何度かのインタビューを編集したためだろう。
また、地球科学や松井氏の考えを余り知らないために
インタビューごとに繰り返し説明があったためだろう。
まあ、本人が書いたのではないので
本人のせいではない。
地球科学を知らない人に
松井氏がどのような態度で接するのか
垣間見たような気がする。
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さくらんぼ。江別市文京台

●無事が最優先:No. 2191 2007.06.23

今日は曇りで今にも雨が降りそうだ。
今日は実習で子どもたちを集めて行事を行う日だ。
この実習の中心課題としてきたことだ。
天気が悪いので徒歩や自転車の子どもが
これるかどうか心配である。
学たちは今日の日に向けて努力をしてきた。
いろいろ苦労しながら、失敗もしながら
なんとか今日の日を迎えたのだ。
今日が本番である。
少々の失敗は気にせず、
今まで行ってきたことのすべてを出し切ればいいと思う。
悔いのないように精一杯やるだけだ。
教員としては、
無事に行事が終わることを最優先で、
できれば成功として終わること
を望むだけである。
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つぼみ。江別市文京台

●声を聞く:No. 2190 2007.06.22

朝、起きた時深い霧が出ていたが、
家を出るころには霧は晴れていた。
しかし低めの雲がかかっているが、
しばらくすれば晴れてくるのだろう。
昨日は講義と会議でびっしり入っていた。
7月には、大学の校務で出張がいろいろ入ってくる。
仕方がないことだが、学科の完成年度には
もっとたくさんの校務が入ってくることになるのだろう。
先が思いやられる。
前期講義も終盤になって、
1年生もだいぶ落ち着きが出てきたようだ。
落ち着きとは、それぞれの講義に
どう対処しようかという姿勢が
自分なりに完成したということなのだろうか。
しかし、自分の居場所をうまくつくりきれない学生もいる。
ほんのちょっとした心の持ち方によるものから
深刻なものまでさまざまだ。
少しでも助けてあげられればと思って、
会うたびの声をかけるようにしている。
そして彼らの声を聞くようにするしかない。
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イチョウ。江別市文京台

●学生の立場:No. 2189 2007.06.21

明け方まで雨が降ったらしく道路が濡れていた。
私が自宅を出るころには雨は上がっていた。
すずしい天気である。
子供を集めておこなう学生の実習に
はしか予防のためにでられない学生が2名となった。
不明が4名であった。
数の問題はなく、一生懸命に授業に取り組んだ学生が
その授業に出れないのは、
講義保障の点でなにか腑に落ちないことがある。
他でもので代替のきくものであれば、いいのだが、
実習のメインとなっている行事に参加できないの問題だ。
予防のために参加できないというのは、
理由がわかるが、なんとも納得しかねる。
大学全体が、そのような体制をとっていればいいが、
この講義だけ、あるいは一部のものにだけに対して、
そのような体制をとっている。
片手落ちのような気がする。
そのために学生にしわ寄せが来るのは、
何とか阻止したかったのだが、
今のところどうもできていない。
教員としては、今でも何とかならないかと思っている。
まあ、一人であがいても
どうしようもないことがあるのはわかっている。
自分のことなら、あきらめもつく。
しかし、学生という大学の主役でありながら、
弱者でもあるものが、
そのような目にあっているのは
見過ごせないのだが・・・
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さくらんぼ。江別市文京台

●乖離:No. 2188 2007.06.20

今朝は薄く霞がかかっているが晴れている。
初夏らしいすがすがしい朝である。
はしかのためにため、
実習に参加できなくなった学生がでてしまった。
熱心に取り組んできた学生である。
また、リーダー的な学生が
みんなの前で何気なくいった言葉が気にかかる。
「こんなに皆一生懸命やってきたのだから、
参加できない人がでるのは反対である」
身につまされる言葉であった。
なんとか全員参加する機会を与えたいと考え
いろいろ調整してみたが、だめであった。
非常に残念である。
どうも最近大学の総意、そしてその代弁者と、
私もふくめて教員あるいは学生などの個人の思いが
ちぐはぐになって乖離してる場面を出会う。
特に学生のためにを最優先にして、
今までにないことをしようとすると
あちこちで軋轢が生まれる。
それが学生に見えないところで治まればいい。
しかし、実害が学生に見える形で起こりつつある。
あるいは将来実害が生じそうである。
そのような乖離が我が組織の弱点なのかもしれない。
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バラ。江別市文京台

●再構築:No. 2187 2007.06.19

昨日は夕方から雲が出始め風が冷たくなった。
今朝は曇りである。
肌寒いが、ウィンドブレーカーをきていればちょうどいい。
先週の土曜日にいろいろ行事があった。
今週の土曜日にも行事があるが
それが終われば、講義の方も一段落である。
あとは定期試験まで
淡々と授業を行っていくことになる。
昨年度始まった講義を今年はまったく作り直した。
まだまだ完成ではないが、
昨年より大分充実したものなってきた
という手ごたえがある。
後期にも同じように新しく組みなおす講義がある。
再構築とはいえはなかなか困難である。
それは教育学という初めても体系を講義するからであり、
今まで論文は書いてきたが
体系だってまとめたことのないものである。
それに挑戦することになっているのである。
また苦労することになると思うが、
私も勉強しながら、少しずつ充実させていくしかない。
そして教員になるために必要最小限の知識を
身につけて行ってくれればいいと思う。
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若葉。江別市千古園

●運動不足:No. 2186 2007.06.18

日曜日は朝から非常にいい天気であった。
家内が起きるの遅かったので、
いつのなら7時前後に食べるのに
朝食が9時前であった。
だから今日は昼食を抜きにして、
夕食を早くすることにした。
子どもたちと自転車で千古園にいった。
子どもは虫取り、私は撮影をした。
10時過ぎに自宅を出て、1時過ぎに帰ってきた。
昼にはおやつを食べて、
空腹にならないようにした。
自宅に帰ると、長男は疲れたという。
次男はまだ元気で外で遊ぶという。
長男は帰宅後、遊ぶ時間がないので、
ほとんど外遊びなどの体を使う遊びをしていない。
だから非常に体力が落ちているのだ。
山に出かけて、次男は何とか頂上までいけるのに
長男がすぐに疲れたといっていた。
長男が体調不良だと思っていた。
しかし、これは単に体力不足のようであった。
長男次男とも週に一度、プールに通っているが、
それでは体力が低下しているのである。
これではいけないと
本当にできるかどうかわからないが
夕方6時まで外で遊んでもいいようにした。
もっと運動できる機会をつくってやるべきであった。
もっと早く気づくべきだった。
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●人はなぜ簡単に騙されるのか:No. 2185 2007.06.17

ゆうきとも著「人はなぜ簡単に騙されるのか」
(ISBN4-10-610196-0 C0211)
を読んだ。
クロースアップマジックを得意とする
プロのマジシャンが書いた本である。
人は条件さん整えられれば
だれでも簡単にだまされということを
マジックや詐欺などを例に書いた本である。
なかなか面白かった。
本当はマジックを見ながら
この話を聞いたら
もっと面白く説得力のあるものになるのだろう。
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●てのひらの中の宇宙:No. 2184 2007.06.17

川端裕人著「てのひらの中の宇宙」
(ISBN4-04-873713-9 C0093)
を読んだ。
短編の連作である。
少々不思議な世界の半紙であったが、
やはり以前の大作と比べると
読み応えが足りない気がする。
このような小説も書けるということなのかもしれないが、
私にとって、川端氏の小説に期待しているものとは違う。
これも少々期待はずれであった。
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ハルニレ。江別市文京台

●試し撮り:No. 2183 2007.06.16

昨日は夕方に激しい雨が降ったが、
それ以降、雨は上がった。
今朝はすがすがしい好天である。
今日は学部の1年生による体育大会が体育館で行われる。
1日あるのだが、私は午前中はそれの応援に参加する。
午後は2年生の実習が行われるので、そちらに参加する。
今朝は、家内が使っているデジタルカメラを借りてきた。
それで撮影記録すためだ。
非常にコンパクトだが、手ぶれ防止、
7倍光学ズームが内蔵されいる優れものだ。
とりあえず、馴れるために、今朝使ってみた。
少々癖があるが、なかなかいい写真が取れる。
接写も1cmまで近づけるからいい。
しかし、ローアングルでの撮影がやはり難しい。
液晶で確認しながらは撮影できない。
もしローアングルにこだわるなら、このカメラはだめだ。
現行品で選択肢は1つしかなく、大型になる。
それが困ったところだ。
現在私が使っているのは
単眼のズーム無の400万画素のカメラである。
これはローアングルでも撮影可能である。
ローアングルを可能にする
スイバル機構を持っているからだ。
その利点だけで利用しているといってもいい。
このシリーズのカメラは2台目で
中古をオークションで購入したものだ。
現在使用中のカメラだが、
スイバルで大きくアングルを変えると、
変な色になっていく状態である。
それをだましだし使えばいいのだが、
いつダメになるかという不安がある。
そのため、新しいカメラを考えている。
毎日持ち歩くものだが、軽くてかさばらないのがいい。
少なくもと今までのものよりは。
と思っている。
そうなると、選択肢がないのである。
いろいろ悩ましいものである。
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イチョウ。江別市文京台

●はしか:No. 2182 2007.06.15

昨夜半から激しい雨が降っている。
久しぶりのまとまった雨である。
いつも通り抜ける大学を通った。
実はその大学は昨日から、はしかのため
11日間の全学休講の措置がとられた。
3名の学生がはしかを発症したようだ。
北海道では200名以上の感染者がいるようだ。
我が大学にいつ広がるか心配である。
可能性としては、いつあってもおかしくない。
10日もの休講になったら、いろいろなところで
支障をきたすであろう。
そのフォローが大変となりそうだ。
しかし、こればかりは心配してもしょうがない。
対処するしかないのだ。
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イチョウ。江別市文京台

●水辺:No. 2181 2007.06.14

今日は早朝は霧が出ていたが
朝から日差しが強く暑い日だ。
エゾハルゼミが朝から鳴いている。
今週末は土曜日に午前と午後の
別々の大学の行事と講義が入っているので
びっしり詰まっている。来週もそうである。
前期でけっこう立て込んでいる時期だ。
学生はもっと大変だろうが。
教員もそれなりに大変なのである。
北海道は暑いけれど
湿気がそれほど高くないので過ごしやすい。
ただし、研究室で西日が入りだすともう耐えられない。
だから、午後、天気がいいと、
研究室は耐えられなくなる。
こんな時は、できるだけ早く仕事を切り上げて
帰ることが一番だ。
今年もまた、水遊びできる川を探したいものだ。
いまだに近場では見つけられていない。
昨年の探したが、車で1時間以上かけないと
きれいな水場がない。 残念である。
北海道に住んでいるのに、
きれいな水辺がなくて、遊べないのは非常に残念だ。
水の豊かな日本に暮らしているはずなのに、
子供の水遊びできる自然の川がないのは、
非常に不自然だ。
こんな状態で自然を「いつくしむ」
ということができるのだろうか。
気軽に自然に触れ、怖さ、楽しさ、不思議さ、偉大さなどを
体感、体験することが重要である。
そんな経験がなぜできないのだろう。残念である。
今年も水辺を探し続けよう。
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花。江別市文京台

●心の許容量:No. 2180 2007.06.13

今日は朝から太陽が出ていた。
今日も暑い日になりそうだ。
一つの仕事が終わり、新たな仕事がはじまる。
これは、正常なことであろう。
だた、心は、前の仕事の余韻と終了の満足感を楽しみ、
できればその新たな展開をしたいと考えている。
現実は、次の仕事に心を向けていかなければならない。
社会で生きているということ、
組織で役割をはたすということは、
そんな繰り返しなのかもしれない。
次の社会的な仕事をするといっても、
それが心を望まないものであれば、
ほどほどにしなければならない。
なぜなら、私は、自分のしたいことを優先して
自分の人生を生きていたいからである。
人生は有限で限りあるものだから、
自分の心の望むものを最優先にして
生きていたいと思っているからである。
ただし、現状は私の心の望むものをやりながら、
社会に生きるために必要なことが
今のところ許容量内にあるからである。
この許容量を超えた時、
心のあり方を考えるべき時であろう。
そんなときが来ないことを願っている。
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タンポポ。江別市文京台

●教員の喜び:No. 2179 2007.06.12

今日は朝霧が出ていた。
研究室は蒸し暑く窓を開けたら涼しい風がはいってきた。
ここ2週間ほどで一気に暖かくなった。
いよいよ長袖では暑くなってきた。
昨日そろそろ帰ろうかと帰り支度をしていたら、
学生が来た。
実習の成果の報告と今後の作業の打ち合わせである。
そして3名の学生があつまり、作業を始めた。
とりあえず、最初のところだけ付き合って、
あとは自宅でやることになった。
結局6時ころまで作業をしていた。
まあ、熱心にやっていることだから、付き合っていた。
外部の知らない大人と接することが
大変であることを切実に感じたのであろう。
非常にいい経験をしていると思う。
彼らが日に日に成長しているが
目に見えるようである。
素晴らしいことである。
それが教員としての喜びなのかもしれない。
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穂。江別市文京台

●筋肉痛:No. 2178 2007.06.11

今日も朝曇っていたが、
その後快晴の天気となった。
暖かい、いや暑い日である
エゾハルゼミも鳴き、夏の風情だ。
土曜日は小学校の運動会であった。
天気がよく、運動会日和であったが、
子供たちは、運動会の練習と当日の緊張で
疲れが溜まっているらしく、兄弟とも不調である。
長男は日曜日の午前中友達と外で遊んだが、
くらくらするといって、午前中でダウン、
午後は鼻血を出して寝ていた。
次男も疲れで、1日家にいた。
今日は振り替え休日なので
友達多数を我が家に呼んで、遊ぶそうだが、
ムリをすると、明日からの学校生活に
支障をきたすであろう。
ほどほどにしてくるといいのだが。
私も家内も、PTAの参加競技で筋肉痛である。
まあ、運動会という季節の風物の名残だろう。
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●みんな一緒にバギーに乗って:No. 2177 2007.06.10

川端裕人著「みんな一緒にバギーに乗って」
(ISBN4-334-92469-7 C0093)
を読んだ。
新人男性保育師の心の変化と成長をテーマにした
短編連作である。
そこそこ面白かったが、
やはり子供のテーマは灰谷健次郎を読むと
浅く、深みにかける。
それに最近の川端の作品には
圧倒的な取材力がないような気がする。
もっとストーリーの展開と内容とで
読者をひきつける魅力があったのに、
この本にもそれが欠如していた。
残念である。
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ライラック。江別市文京台

●危険な潮流:No. 2176 2007.06.08

明け方まで降っていた雨もやんだ。
しかし、今朝も梅雨のような蒸し暑い日である。
多くの研究者が追従して参加して、
その流れを多くのメディアが報道して、大衆が信じる。
よくある科学の成果が普及してクパターンである。
しかし、ほんの少しの研究者が唱えた説が、
時流に乗り、メディア、政治、国際関係などが
その研究成果を後押しすることによって、
大きな潮流をつくることになる。
戦争による技術開発、科学の発展もこの類であろう。
科学とはあくまでも論理的あるべきだ。
しかし、科学の成果の実践においては、
危険を回避し安全な手段を選ぶべきだ。
それがなくてには、人類の知性、智恵の積み上げを
無視しているのに等しい。
論理のおかしいところがあれば、修正すべきだし、
公正に成果は発表すべきである。
一部の成果を利用して、センセーショナルに喧伝したり、
危険性、不安のみをあおって、大衆を誘導してはいけない。
危険回避の手法として世界的に対処するなら、
公正なる判断に基づき、安全保障のためには
こうすべきであると示すべきである。
低級なメディアの手法を科学が使ってはならない。
そんな危険な潮流を、あまり感じてないだろうか。
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●地球温暖化は本当か?:No. 2175 2007.06.08

矢沢潔著「地球温暖化は本当か?」
(ISBN4-7741-3001-X C3004)
を読んだ。
なかなか面白い本であったが、
少々ヒステリックに書かれているところがある。
内容的には私の支持したいものである。
冷静に論理的に書かなければならないが、
どうしても反論には、反証だけを示し、
それの反証で論を論破したとして
自分の論についての不確かさを
無視して話すようなことが気になった。
反論を示せば、対案を論理的に示し、
どうすればいいのか、いままでの論において
無視すべきでない成果もあるはずだから、
全否定ではなく、成果を取り入れようにすべきである。
しかしこれはなかなか難しいことではあるが、
私の同じ立場の論者として注意すべきでことであることに
気づかせてくれた。
相手は大きい集団で、正論、世論となり、
そして行政と結びついている。
心して向かわなければならない。
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花。江別市文京台

●努力の成果:No. 2174 2007.06.07

昨夜雨が降ったようだ。
今日も蒸し暑くなりそうだ。
昨日文部科学省の科研費の審査結果が届いた。
今朝の北海道新聞朝刊の地方版に
学科の実習の募集紹介の記事が掲載されていた。
しかし、努力したことがこのような形で
現われるのはうれしいことだろう。
他の告知の成果も現るといいのだが。
まあ、これでどの程度参加者が来るかわからないが、
何もしないよりいろいろした方がいい。
あとは結果と今後の課題としておくしかないだろう。
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花。江別市文京台

●科研費の審査結果:No. 2173 2007.06.06

今日も曇りで蒸し暑い。
昨日文部科学省の科研費の審査結果が届いた。
今まで大規模な複数で行う研究費の基盤Bで
申請をしていたのを、
今年は基盤Cを一人で出した。
採択はされなかったのだが、A評価であった。
不採用の中でも上位20%に入っていたということだ。
しかし、不採用には違いないが、
評価が今までになく高い。
もしかすると、私大で一人で行うような研究は
基盤Cで、こじんまりと出せということなのでだろう。
現在の研究テーマでは、
情報科学や情報教育、理科教育などの学会の方が
いいのかもしれない。
今回も教育工学で申請した。
307件の申請のうち72件が採択されている。
採択率23%である。
基盤Cでは、32645件の申請で7500件の採択、
採択率23%でおなじようなものである。
しかし応募件数が少ないということは、
採択される数も少ないので
いい申請の場合、例えば上位30%で競われることになると、
採択件数が多いほうが受かる率が高く思える。
まあ、最終的にはどのような評価を受けるかだ。
同じ内容でも審査委員の評価を
得やすい形にすべなのであろう。
基盤Cで来年は再挑戦することになるであろう。
それに伴って研究分野も、
様子をみてから転向したほうがいいのかもしれない。
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ハルニレ。江別市野幌

●当たって砕けろ:No. 2172 2007.06.05

今日も快晴である。
風はあったが暖かい日だ。
子供向けの本を書き上げた。
本当は春休みに書くつもりがのびのびになってきた。
時期は春休みにしているので、
出版のタイミングとしてどうなるかわからない。
まだ少し推敲していきたいが、初稿は完成した。
これをどこに持ち込むかは、まだ未定である。
完成度が高く、内容がよければ、
出してくれるところがあると思う。
今まで出版プロデューサーを通じて出版していたが、
今回は自力で出版社と交渉しようかと考えている。
どうなるかは未定である。
出したい出版社がいくつかあるが、
対応してくるかどうかは未定である。
まあ、当たって砕けろである。
そのためには、推敲を充実して、
原稿の完成度をあげることであろう。
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ナナカマドの花。江別市文京台

●真実一路:No. 2171 2007.06.04

今朝は霧がかかっていた。
風があったので肌寒かったが晴てきた。
土曜日に小学校でおこなった薪割りのため、
背中が筋肉痛である。
日曜日よりはましであるが、
まだ痛みが残っている。
いよいよ6月でになった。
6月になっていい天気が続いている。
しかし、日がかげると風が冷たくなり、
体が冷えるから注意が必要だ。
次男は土曜日の昼間、外で遊びすぎて、
咳が出ていた。
来週の土曜日は運動会だから
注意をしてあげる必要がある。
6月になったということは、
1年も半分近く過ぎたことになる。
わが身に照らして、今年の目標の半分は
終わったのか問うてみる。
そして後半の目標は順調に進んでいるのだろうか。
少々不安になる。
しかし進まなければならない。
立ち止まることはできな。
自分の信じた道を、進むのみである。
昔読んだ本の出だしを思い出した。
「真実一路の旅なれど、真実鈴振り思い出す」
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●それぞれの休日:No. 2170 2007.06.02

今日は快晴であった。
小学校の環境整備の日で
来週の運動会や、図画工作のための
野焼き用の薪割をしたり、
グランド整備、花壇の整理をした。
昼にはジンギスカンを
みんなで食べる懇親会であった。
天気がいいのでジンギスカンも気持ちよかった。
子供の遊び、母親は世間話で盛り上がっているが、
私は散歩をしていた。
そのつもりであれば、いくらでもできののだが、
まったく用意をしてなかったので、
歩くだけだし、時間もわからなかったので、
私だけ先に帰ってきた、
1時半であった。
家内はまだ話したりないので、小学校に戻った。
私は自宅で仕事をしている。
それでいいのだ。
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●銀河のワールドカップ:No. 2169 2007.06.02

川端裕人著「銀河のワールドカップ」
(ISDN4-08-774807-3 C0093)
を読んだ。
川端氏の本にしては、深くなかった。
彼がサッカーがすきなのは知っている。
今までの彼の小説からすると明らかに
レベルが低い。
彼の小説は圧倒的な取材とデータにもとづいて
構築される新しいシナリオ、意表をつく展開が
売り物のはずである。
なのにこの小説は、深くない。
残念である。
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花。江別市文京台

●海外の旅:No. 2168 2007.06.01

今日は暖かく、少々蒸し暑い。
しかしついついコートを着てきてしまった。
今日はさすがにコートはいらない陽気だ。
昨日午後、ウォーキングホリディで
オーストラリアに出かけていた卒業生が研究室に来た。
懐かしく、ついつい話し込んでしまった。
そしてまだ旅の途中だから、
今月にはまだオーストラリアに戻るという。
いろいろ話したが自分なりの信念をもっているようなので、
私の意見はそれなり聞き流していたようだ。
それでいいのかもしれない。
そんな強さが必要なのかもしれない。
私の海外の旅に出たくなった。
今のところ海外への旅の予定はない。
しかし、気軽に知らない町を訪れたいものだ。
地質学という自分が現在行っているものを
追求する旅に出たいものだ。
行きたい時と行ける時は必ずしも一致しない。
体力的に年齢的にいけないところも出てくるかもしれない。
手遅れにならないうちに行きたいを訪れたいものだ。
そんな気持ちにさせられた。
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●フィールドロジー:No. 2167 2007.06.01

今村遼平著「フィールドロジー」
(ISBN4-485-30016-1 C3044)
を読んだ
フィールドロジーとは著者の造語で
現場の知というべきものである。
現場での見方・考え方という副題が示しているように
野外研究者、技術者に対する教科書である。
非常に興味深い本であった。
地質学の野外調査が重要性を
様々な局面それも哲学的に深く掘り下げている。
冗長な部分も多数あったが面白い本であった。
そして学ぶべきことが多数あった。
ただ、これは教科書ではあるが、
野外を多数経験し、
このようなことを考え悩んだものでないと
理解しにくいものではないだろか。
でも、野外調査の指針として非常に重要なものである。
いくつか誤植があり気になった。
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