思いつくまま

2004年12月
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目次 
●量より質を:No. 1444 2004.12.31
●失敗から学ぶ:No. 1443 2004.12.30
●家族:No. 1442 2004.12.29
●家族サービス:No. 1441 2004.12.28
●パソコンは稼動中:No. 1440 2004.12.27
●花崗岩が語る地球の進化:No. 1439 2004.12.27
●家内の風邪:No. 1438 2004.12.24
●それでも仕事は残っている:No. 1437 2004.12.23
●石ころがうまれた:No. 1436 2004.12.23
●今年中に:No. 1435 2004.12.22
●科学と美の共存:No. 1434 2004.12.21
●砂のコレクション:No. 1433 2004.12.20
●土のコレクション:No. 1432 2004.12.20
●商売:No. 1431 2004.12.19
●会議:No. 1430 2004.12.17
●若者の発想:No. 1429 2004.12.16
●被災するか、しないか:No. 1428 2004.12.15
●酒:No. 1427 2004.12.14
●行事をする意味:No. 1426 2004.12.13
●時の流れ:No. 1425 2004.12.12
●はじまりのうたをさがす旅:No. 1424 2004.12.12
●子供の成長:No. 1423 2004.12.10
●同じ状態の自分:No. 1422 2004.12.09
●安心料:No. 1421 2004.12.08
●ぱっとしない一日:No. 1420 2004.12.07
●雪と雨:No. 1419 2004.12.06
●馴れたもの、単純なもの:No. 1418 2004.12.06
●「水」をかじる:No. 1417 2004.12.05
●都会と田舎の格差:No. 1416 2004.12.04
●キタキツネ:No. 1415 2004.12.03
●世界を変えた地図:No. 1414 2004.12.03
●師走に:No. 1413 2004.12.02
●室内作業:No. 1412 2004.12.01

朝日。江別市文京台

●量より質を:No. 1444 2004.12.31

昨日は午後家内と二人で旅行の荷物発送と買い物。
子供は留守番である。
計算が今朝、またひとセット終わった。
あと少しですべて終わる。
論文がなかなかはかどらない。
でも、4日までに第一稿を仕上げなければならない。
自然景観のパノラマ撮影に関する論文である。
それだけはしなければならにものである。
昨日の買い物で、1日までの食料品を購入したので、
もう、今日は自宅でジットしていられる。
ただし、子供の相手をしなければならない。
また、明日は、一日家にいるつもりである。
さて、この1年いい年だったのだろうか。
今年は、特に反省すべき点がある。
それは、やりたいことが
あまりにもなせなかったからだ。
これを反省として、来年を迎えよう。
今年の情報発信記録。
論文:2本
学会発表:3回
メールマガジン「地球のささやき」35回
メールマガジン「Terra Incoginita」12回
「思いつつまま」更新341回
「身近な自然史」画像1901枚
「Libaray」35冊
「GeoTravel」19箇所
メール総数(スパムは除く)
私信:受信2833通、送信358通
大学:受信733通、送信364通
講義(後期分):受信3176通、送信1826通
雑多な情報だ。
お知らせメール、単に受け取りのメールも多数ある。
このような情報発信、交信の数だけで
何がはかれるかわからない。
しかし、私はメールほとんどに目を通し、
2548通のメールを発信したことになる。
これだけの学界活動、ホームページから情報を
私自ら発信したことになる。
これが私が外部のやり取りのすべてとは言わない。
しかし、これが私の外部とのやり取りの
ある集合の反映をしているはずだ。
多ければいいというものではない。
それは、私がすごくやり残した感じがすることからも
明らかだろう。
やるべきことができてれば、
量が少なくても充実したものになるはずだ。
来年は量より質を目指そう。
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並木。江別市文京台

●失敗から学ぶ:No. 1443 2004.12.30

昨日は昼まで研究室で仕事をして、
午後からは、子供たちを置いて買い物に言った。
長男の同級生が遊びに来ていたので、
子供たちを自宅を置いて
1時間ほど夫婦で買い物にいった。
帰宅後は旅行のための荷物を
今日発送することになるので、
荷造りをした。
6泊で中日に船に乗るために
ダンボールのままでは大変なので、
なんとかかばんに治まるように
小さなダンボール2個になるように考えているが
どうしても子供がいると荷物が多くなる。
家内が苦労しているようだ。
自宅ではその間もコンピュータが計算をしていた。
大学のコンピュータでも計算をしている。
3セットのデータのうち、
1セットが今朝やっと終わった。
一番計算速度が速いのは、
ノートパソコンであった。
これが一番最近買ったコンピュータで
新しい方がスピードが速い。
まあ当然のことだが、
メインとして毎日使っている
デスクトップのコンピュータより、
サブの持ち歩きようとしているコンピュータの方が
計算が速いとは皮肉なことだ。
まあ、サブのデスクトップの計算分を
ノートパソコンにさせよう。
朝きたら、計算をストップさせて、
一度すべてリセットする。
それからまた空いているコンピュータには
計算をはじめさせる。
面倒のようだが、
何かあったときのロスを考えれば、
このほうがミスが少ないと考えている。
これも一度失敗したことから学んだことだ。
失敗は嫌だ。
嫌だからこそ、次に失敗しないように
学ぶことが大切だ。
私は、この繰り返しをしているのかもしれない。
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並木。江別市文京台

●家族:No. 1442 2004.12.29

昨日は昼食を家族で近くの中華料理屋で食べ、
そのあと近くの温泉に入りに行った。
泊まるのもいいが、
日帰りの温泉も贅沢な気分がしていい。
ただ、落ち着いてしまい、
帰宅後何もしたくなくなる。
夕方行って、夕食を食べてきて、
そのまま帰ってすぐに
寝てしまうのものいいかもしれない。
いずれにしても宿泊するより、
安上がりだし、
親が疲れないですむのがいい。
子供らも、遊ぶものがあるので、
いつもの通りでいい。
昨日の中華料理屋さんで、
中国人の奥さんが子供たちの話をよくした。
余市にいる中学生の子供が
二人今日帰って来るそうだ。
それで男の子二人のうちの子供をみると
自分の子供の小さい頃を思い出したようで、
ついつい話しかけてきたのだ。
客も少なかったせいであろうが、
何度かきているのに話すのははじめてであった。
親は子供の成長を願い、
子供は親の束縛から離れたがる。
一生にいれば、煙たがったり、
わずらわしく思ったりする。
しかし、離れていればどこかで求め合っている。
それが家族なのかもしれない。
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道。江別市文京台

●家族サービス:No. 1441 2004.12.28

今日の午前中で大学は休みに入る。
今朝から、午前中だけ仕事をすることにする。
昼食をとるところがないからだ。
それに冬休みだから
家族サービスを午後からすることになる。
今日は昼食を外食にして、
温泉にでもいこうか。
宿泊するつもりだったが、
どこも高く、自宅の方がくつろげるからだ。
計算をしてる合間をぬって、
失敗した年賀状でも打とう。
さてさて今日もやることが一杯ある。
仕事をすることにしよう。
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朝焼け。江別市文京台

●パソコンは稼動中:No. 1440 2004.12.27

土曜日は、家内が風邪なので
朝から溜まっていた雪かきをして、
その後、病院で子供と私の
インフルエンザの予防接種をした。
日曜日の朝は研究室に来ていたが、
コンピュータがフル稼働で
このページを更新している余裕がなかった。
現在、先日送られてきた1月からはじめる
エッセイ用の画像の数値データの
処理を始めている。
大量のデータが送られてきたので、
処理をするにも時間がかかる。
現在もデータ処理にパソコンを使っている。
一番早いパソコンでも
4日×3セットで、12日かかることになる。
研究室にいるときは、
メインのパソコンを使う。
だから計算をストップさせることになる。
大学は今日まで講義がある。
今日は一日研究室にいる。
明日から大学は休みにはいる。
私は、暮れも正月も
午前中は研究室にいるつもりなので、
仕事をすることになる。
だからまるまる計算にパソコンを使うことはできない。
しがって、予定よりもっと大量の時間が
かかることにある。
出かけるまでに計算が終わらないかもしれないが、
しかたがない。
半分は別の2台のパソコンにも分けて計算しよう。
それでも時間が結構かかりそうである。
さてさて暮れも正月もパソコンは
忙しくくなりそうである。
ただし私は休むつもりであるが。
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●花崗岩が語る地球の進化:No. 1439 2004.12.27

高橋正樹著「花崗岩が語る地球の進化」
(ISBN4-00-006667-6 C0340)
を読んだ。
市民には少々難しそうだが
地質学を志すもの、学生には
ちょうどよい参考書であろう。
私も花崗岩の基礎を学びなおすにのに丁度よかった。
今度復習をかねて花崗岩のエッセイでも書こうか。
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門。江別市文京台

●家内の風邪:No. 1438 2004.12.24

今朝はたくさんの雪が積もっていた。
昨日の朝から家内が風邪でダウン。
昨日は一日子供たちの面倒を見ていた。
買い物、食事、後片付け、風呂など
最低限だがやったが、
こんなとき家内が家庭内で果たしている
重要性を痛感する。
子供がだいぶ大きくなったので、
付きっ切りでなくてよいから
だいぶ楽ではあるが、大変である。
今朝も家内はまだ熱が下がらないようだ。
長男は学校があり、お弁当を持たして、
送り出せば、後は寝ているそうだ。
次男は幼稚園は休みだが、
昼さえ食べさせれば、
一人であれこれと遊んでいる。
今日子供たちをインフルエンザの2回目の
予防接種に連れて行くつもりだったがダメだ。
私も一緒に予防接種をしようと思ったが
だめなので、明日子供たちと行こう。
小学校は今日で終業である。
我が大学は27日まで講義がある。
私もその予定でがんばろう。
できれば、暮れには
家族で温泉にでも出かけようと考えているが
みんなの体調と私の仕事の進み具合による。
体調に気をつけながらがんばろう。
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道。江別市文京台

●それでも仕事は残っている:No. 1437 2004.12.23

今日は研究室に行こうと思っていたのだが、
寝過ごした。
目が覚めたら、6時半であった。
午前中は買い物に行く予定で、
午後は子供ケーキつくり、
夕方は子供散髪である。
だから、家族が置きだす前に少しでも
仕事をしておこう。
残り少ない時間を大切にしよう。
昨日は、講義の合間を縫って原稿を3つ書いた。
なかなかはかどった。
しかし、一番大物の論文が控えている。
3分の2ほどは書いたのだが、
まだ、大切なところが残っている。
そして一番大事な推敲があるので、
時間がかかるはずだ。
暮れから正月はこれにかかりきりになるかもしれない。
毎日研究室通いかもしれない。
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●石ころがうまれた:No. 1436 2004.12.23

渡辺一夫著「石ころがうまれた」
(ISBN4-591-08384-5 C8044)
を読んだ。
子供向けの本である。
私が書きたいなと思っていた内容の本である。
渡辺氏は川原の石ころをずっと調べている人である。
研究者ではない。
アマチュアの石愛好家で
子供のための科学ライターである。
面白い内容である。
しかし、私が書きたかった内容なので、
私ならこう書くのにというような読み方をした。
ちょっとあら捜しのようなことをしていた。
でも、私と同じように自然の中の石ころが好きで、
そこから自然の神秘を解明していくことを
楽しみにしている。
私もこんな本を書きたいものだ。
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並木。江別市文京台

●今年中に:No. 1435 2004.12.22

昨夜から冷え込んでいる。
今朝はそれほど雪は積もってなかったが、
今日は冬型で雪が降るようである。
まあ天気予報だから、
ほどほどに信じて、大雪の覚悟をしておけばいい。
年末に向かって少しずつやるべき仕事を終わらす。
本の原稿、公務(3つ)、報告書校正などが片付いた。
また、今年中にすべきこと、
マガジン原稿5つ、論文1つ、講義の入力などがある。
すべてやらなければならないことだ。
完成度より終わることが重要である。
もちろんできる範囲でベストを尽くすのだが、
でもそれは希望であって、
よいものができるとは限らない。
さあ、毎日が追いまくられている。
サボっていたツケがきたのだ。
やるしかない。
さあもうはじめよう。
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雪道。江別市文京台

●科学と美の共存:No. 1434 2004.12.21

昨日の午後は雨である。
夜に少し冷え込んだので
今朝はいたるところがアイスバーンになっていた。
小型のアイゼンが役に立つ。
しかし、問題は、取れやすいことと、
左の足が痛くなることである。
でも、このアイゼンで
アイスバーンも気にならず歩きやすくなった。
ここしばらく自然物の研究と
美との共存関係に思いを巡らせている。
もともと研究用のデータベースでありながら、
市民が見てもきれいと思える
データベースができないかと考えていた。
しかし、私が作っているデータベースは
どちらとしても、中途半端ではないかと
思うようになってきた。
研究としては、テーマが確立されていないで
充分役に立たない。
市民向けとしては、美しくもないし、
心踊らされる面白さもない。
だから、中途半端なのである。
なんとかもっと面白いもの、きれいなものとして、
砂や石ころ、川や海、山の景観を
見せられないだろうか。
私が切り取った自然の一部は、
もともとは実物であるが、
見せるときは、画像として2次元のものとなる。
その画像は美しくなければならない。
もしくはストーリーが面白くなければならない。
そんな思いに駆られている。
なぜ、河原や海岸、森で、人は
石ころを広い、砂遊びをし、水遊びをするのか。
そこに何らかの美しさ、面白さ、
あるいはわくわくさせられる
何かがあるはずなのだ。
それをデータベースに
持ち込まなければならない。
それが、もしするとこれが
私の目指すべき科学への道かもしれない。
もう少し視点を変えて
自然を見ていくべきも知れない。
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ナナカマド。江別市文京台

●砂のコレクション:No. 1433 2004.12.20

私は砂を集めているが、
何をテーマに研究するのか、
そればかにに気持ちがいっていた。
もしかしたら、砂のあるがままの美しさを
解明していけばいいのではないか。
砂もいろいろな見方をすれば
きっと美しく見えるはずだ。
土の色鮮やかさと比べれば
それほどきれいではないだろう。
しかし、自分が見つけた神秘やきれいさを
単純に見せるという
仕組みが重要かもしれない。
あるがままの美しさを
人間が見れる形で表現すること、
それが科学が忘れ去っていることではないだろうか。
砂を使って表現をしてみよう。
ただし、私にはお金がないので、
安くできるものでなければならない。
そのためには知恵を絞らなければならない。
誰が見てもきれいに見えるようにすること
それが重要である。
これができるようなれば、
砂のコレクションといえる。
集めることが目的でない。
砂を通じて、自然の素晴らしさを実感し、
多くの人に伝えることが重要である。
その素晴らしさを感じるために科学を使い、
科学的に見ていくことなのであろう。
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●土のコレクション:No. 1432 2004.12.20

栗田宏一著「土のコレクション」
(ISBN4-577-08260-3)
を読んだ。
きれいである。
学術的なことはほとんどかかれていないが、
きれいである。
きれいとというだけでこれだけ
人の目をひきつけるものがある。
自然の造形の素晴らしさかもしれない。
研究することも重要である。
しかし、自然の造形が美しいことを
美しく見せるようにすることが重要かもしれない。
大切なことを見せ付けられて気がする。
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●商売:No. 1431 2004.12.19

昨日は子供のスキーを買いに
スポーツ用品店にいった。
6年生の子供からお下がりをもらったが
大きすぎる靴や板はよくないそうだ。
スキー店で相談したら、
数年間使えるようなセットを
一番安い値段で教えてくれた。
こちらが望んでいることを理解してくれて、
その店で一番よい買い方を
スキーのことがを全部わかっている人が
こうすればいいと教えてくれた。
彼が信用できるということがわかると、
彼がこれは絶対いるというものは
あれこれ購入することになる。
そしてそこには理由があることを
説明してくれる。
でも、当初の予定よりずっと安く購入できた。
そしてなんといっても購入したときの満足感が違う。
これは商売において重要であるが、
ついぞ経験させられることがないものだ。
同じ買い物をするのに、
正しい知識でこちらの希望を理解してくれて、
そして適切なものを購入できようにしてくれる。
これによって、客が満足感を生む。
これが店員の存在理由ではないか。
客に少しでも高いものをあれこれ買わせるために
店員がいるような店が多く、
店員には気をつけなければならない店が多い。
これでは、客は落ち着いて買い物ができない。
しかし、このような店員がいるといい。
ここに商売の基本があるのではないか。
こんな店員が当たり前に店にいること、
それが商売の重要な要素ではないだろうか。
マニュアルを整備することが、商売ではないはずだ。
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ナナカマドと雪。江別市文京台

●会議:No. 1430 2004.12.17

昨日は午前中がべちゃべちゃのボタン雪で、
上がったと思ったら夕方は雨であった。
夜半から冷えてきた。
今朝は雪である。
低気圧が通過しているようで、
道内は大荒れの天気だ。
昨日若者の発想の素晴らしさを書いたが、
昨日の会議では、
私も含めて年寄り発想の悪さを痛感した。
もしかすると会議とは、
センスのない、悪い発想を
少しでも正すものかもしれない。
教科書に書いてあるような抽象論を
堂々と述べ、具体性がないもの、
今すべき議論と無関係な内容の意見の噴出、
現状を把握していない理想論、
内職を堂々としている人、
などなど、あきれてくる。
自分もそんな仲間なのである。
機械的に議論すべきこと、
周知すべきこと、
決定、了承、承認すべきことは、
その組織に与えられてた役割としてある。
そして重要な内容を
きっちりと充分議論すべきこともある。
でも、全体を眺め回すと、
どうも時間を無駄にしているように見える。
これも社会生活をする上で必要なことなのだろうな。
私も社会の一員なのだということを痛感する。
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ナナカマドと雪。江別市文京台

●若者の発想:No. 1429 2004.12.16

今朝は大きなぼた雪であった。
湿って重い雪であった。
昨夕の帰途、雪ではなく雨が降った。
すぐに上がったが、傘を取り出してかぶった。
多くの人は傘を持っていないので
雨に濡れて歩いていた。
ゼミの学生がやっているサークルの
パンフレットやチラシを見ると
センスがいいものが多い。
私には決してまねのできないセンスだ。
多くの人がカッコがいいと思えるものだ。
こんなセンスを見ると対抗意識を燃やすより、
完敗という気がする。
彼なりに努力はしているのだろうが、
ひらめき、それを生み出す若い頭脳は、
まねしようとか学ぶとか
い言うものではないような気がする。
私に似た年代の発想は、ついていける。
あるいは科学の世界は論理だから
生まれるアイディアは充分理解の範疇だし、
どうして生まれたかも予想の範疇である。
しかし、彼らのセンスは、磨いたというより、
生まれながらに持っているもののような気がする。
そして、彼ら自身が感動しているものも、
そんなセンスのよさに対してである。
もちろん彼らはそれらに対して対抗意識を持っている。
若さなのだろうか。
それとも違う次元の思考形式なのだろうか。
考えさせられた。
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ナナカマドと雪。江別市文京台

●被災するか、しないか:No. 1428 2004.12.15

今朝も粉雪が舞っていた。
今朝の雪は湿気が多く、
靴にくっついて歩きにくい。
昨日午後、スライドをスキャンしているとき、
地震があった。
苫小牧の方である。
5階の研究室は結構揺れた。
しかし、大事に至ることはなかった。
小平では震度6弱を記録した。
しかしこれは気象庁の公式なものではないので、
参考値とされている。
公式な記録は、苫前町の震度5強である。
震度より、被害が問題である。
被害があり、被災された方はいるが、
広範囲に及ぶことはなかったようだ。
考ええてみると、一人の人間にとって、
自分が被害が受けるかどうかが
一番重要で問題となる。
自分が被害を受けなかったとしても、
家族親族や周辺の環境や施設に被害があると、
それは、広い意味での被災といえるだろう。
被災の範囲が狭いと、その被害は小さいという。
しかし、被災者にとっては、それではすまない。
だれがどう対処してくれるのかが問題だ。
多数であっても、少数であっても、
同じような救済の手が伸べられることが大切である。
言うは易し、行なうは難しである。
でもそれをしていかなければならない。
こんなとき今では少なく疎んじだれている
隣近所のつきあいが重要になるのではないだろうか。
今回の被災者が早く通常に戻ることを祈る。
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雪。江別市文京台

●酒:No. 1427 2004.12.14

今朝は曇りで、風で粉雪が舞っていた。
今も粉雪が舞っている。
今週末には大学の忘年会がある。
お酒を好きな人は忘年会が色々あるだろうが、
お酒を飲まない人間にはあまりない。
以前私も飲んでいたのだが、
体調管理のために、必要なとき以外は
酒を飲まない。
酒が嫌いなわけではない。
飲み会も嫌いなわけではない。
ただ、時間の使い方と、
翌日に体調が良くないことが多いので、
やめているに過ぎない。
自宅でもほとんど飲まなくなった。
禁酒として無理してやめているわけでもない。
以前は時々飲んでいた。
しかしたまに飲むと体が疲れるので、
飲まなくなったのだ。
酒を代謝するために、
体が疲れていることがわかる。
翌日に授業があると
疲れているときは堪える。
そんなことが重なったので、やめていた。
でも、久しぶりに飲むことになる。
楽しいお酒になるといいのだが。
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朝日とななかまど。江別市文京台

●行事をする意味:No. 1426 2004.12.13

昨日は自宅に一日いた。
長男の近所に住む友達が
ケーキを作ったといって、持って来てくれた。
1時間ほど一緒遊んでいた。
そのときクリスマスだというので、
皆で一緒にクリスマスツリーを作ることにした。
昨年のように、ダンボールを広げて、
そこに絵を書き、飾りをつくってはりつけた。
吹き抜けの階段上からつるせば、
2mほどのクリスマスツリーが完成である。
私はクリスチャンでないから
クリスマスを祝う気がない。
しかし、子供たちの生活のなかでは、
クリスマスは大きな行事である。
そして学校があるうちに行われる行事なので
より子供たちの中では大きな位置を占める。
仕方がないので、
うちでもらしきものをするようになった。
しかし、我が家では扱いとしては
正月の方を大きく扱いたい。
なぜならそちらのほうが、
行事として意味があり、
祝うべきことが大きいからだ。
そして、日本人としてその意味を
充分理解しておくべきだと思うからである。
もし、子供が大きくなったとき、
偽もののクリスマスが当たり前だと思っていると、
キリスト教国にいったら、失礼になるのではないか。
また、日本人として正月の意味を
体を通して実感として知らないことは、
恥ずかしいことではないか。
そんなことのないように、
正月はしっかりと行うことにしている。
そして精一杯、正月行事をしてきこう。
クリスマスに負けないように、
そして記憶に残るように。
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夜明け前の並木。江別市文京台

●時の流れ:No. 1425 2004.12.12

昨日は長男の小学校で餅つき大会があった。
なかなか盛況であった。
200名近くが参加した。
家内はPTAでは行事の担当だから、
昨日は一日もち米を蒸すために
給仕室にいた。
私は、次男と行事に参加していた。
長男は友達と一緒であった。
子供は成長していくものである。
親は取り残され、衰えていく。
でもこれが自然の姿であろう。
子供によっては家族で食べている子供もいる。
それは子供の性格にもよるものだろう。
私は年老いだんだん頑固になっていくのだろう。
そして自分のしたいことを
守って行くのだろうか。
これはまるで自分が子供のように
わがままになっていくのだろうか。
子供が大人になるにつれて、
自分が子供になっていくようだ。
これも、時の流れだろうか。
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●はじまりのうたをさがす旅:No. 1424 2004.12.12

川端裕人著「はじまりのうたをさがす旅」
(ISBN4-16-322620-6)
を読んだ。
小説である。
川端氏のいつものように、面白いものであった。
しかし、内容がそれほど深くはないような気がする。
最近は読書時間がみじかくなり、
本をあまり読まなくなった。
しただって、小説もほとんど読まなくなった。
それに、小説でも読むのは川端氏のものだけになっている。
でも、彼も主だったものは、ほとんど読んだ。
私の興味あるようなものもう書かれないのだろうか。
もしそうなら残念である。
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不思議な穴。江別市文京台

●子供の成長:No. 1423 2004.12.10

今朝は曇りである。
風が少しあったが、それほど寒くない。
少しずつ仕事をこなしている。
こなせば、その仕事に付随した別の仕事が生まれる。
これは、仕事が進んでいる言うことなのだろう。
さて、小学校に上がった長男が
この冬からスキーをはじめる。
学校で授業でも使うそうだ。
だからスキーをひとセット必要となる。
ゲレンデスキーだ。
歩くスキーは学校が貸し出してくれる。
知り合いからもうつももりだが、
6年生の子のお下がりとなる。
サイズが合わなければ
新しく買わなければならない。
少なくとも靴は買わねばならないだろう。
そのスキー板が今は使えなくてもでも、
おいておいて、将来使えばいい。
子供は成長するものだ。
成長に合わせて、
つぎつぎと服や靴を買い足していく。
これが子供の成長を見るということなのか。
また、学校での行事が季節感を増していく。
明日は小学校の持ちつきだ。
いよいよ師走である。
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朝焼け。江別市文京台

●同じ状態の自分:No. 1422 2004.12.09

今朝も快晴で、冷え込んだ。
昨日午後少し雪がちらついてたが、夜から冷えた。
道路の雪はほぼなくなったが、
残っているところはアイスバーンである。
講義も残り少ない。
今年も残り少ない。
やることは多い。
がんばるしかない。
考えてみると、毎年この時期
同じことをいっている気がする。
そして結果として満足に仕事を終えたことがない。
やらなければならないことと、
やれたことを比べると、
圧倒的にやらなければならないことの方が多い。
つまりできないことだらけである。
それは私の欲深い計画のせいだろうか。
それとも私は、あるいは人間とは
そのような計画を立てるものなのだろうか。
もし予定通りすべてをこなすことができたら、
それで満足できるのだろうか。
そんな経験は思い起こすとあまりない。
一応、とりあえずは終わたせたが、
本当は余裕があれば、
あれもしたい、これもしたいということが
たくさん残っている気がする。
やらなければならないことの陰に隠れて、
時間があたっら、余裕があったら、
したいこともいくつか残っている。
それは、もしかすると次への新しい
ステップになるかもしれないことを含んでいるのだ。
でも、まずすべきことを優先している。
年の暮れになると、
すべきことに追われている自分を見つける。
そして、こんな余裕のないことでいいのだろうかと
悩んでいる自分がそこにはいる。
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ななかまど。江別市文京台

●安心料:No. 1421 2004.12.08

今朝は、放射冷却で冷え込んだ。
歩いているときは太陽がまだ昇ってなかったので
一番寒い時間帯で、冷え込んだ。
しかし風なかったので、歩いて体が暖まると
それほど寒さは感じなくなった。
外気に触れている顔や耳は痛い。
昨日は水漏れのする長靴を交換してもらいに
買った店にいった。
同じメーカの同じ製品にしようかと思ったが、
両方の足で水がしみてくるので、
その製品は信用できない気がした。
でも今のところチェーン店の靴屋には
そのような苦情はきていないそうだ。
しかし、また水漏れがすと嫌なので
別のメーカのものにした。
同じ機能なのだが、価格が倍位する。
これは安心料だと思って差額を支払う。
それを履いてぐちょぐちょした道を
20分ほど歩いたが、問題がなかった。
論文がなかなかはかどらない。
20日が締め切りだが、
他の原稿があるので早く終わらせたいものだ。
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雪道。江別市文京台

●ぱっとしない一日:No. 1420 2004.12.07

今朝は雨が降っていた。
風もあり、変な天気であった。
しかし、ドカ雪はまだ解ける気配はなく
どうも根雪となっていくようである。
買ったばかりの長靴は、水がしみてくる。
交換してもらわないとだめだ。
昨日は、大学のメールサーバの調子がおかしくなり、
その影響だろうか、
私のメーイラーがおかしくなった。
どうもウイルスメールがあると、
ウイルス駆除ソフトで対処しているのだが、
それとメーイラーの愛称がよくないようだ。
これはたびたび送る現象で、
リセットすれば回復する。
不便なので、自分のプロバイダーの
メールボックスのメールはおいておいて、
大学のメールボックスに
とりあえず入れて、
そこでウイルスチェックがされた後、
このメーイラーで読むことにする。
午前中はその整理をし、
午後からは論文を執筆した。
どうもぱっとしない一日であった。
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ななかまど。江別市文京台

●雪と雨:No. 1419 2004.12.06

昨日まで日本中が大荒れで、
北海道は大雪がふった。
急速に発達した低気圧の影響である。
南の暖気と北の寒気がぶつかり、
関東では台風並みの強風が吹き暑く、
北海道では強雨とともに大雪となった。
今朝は落ち着いて晴れている。
しかし、人の歩く道はまだ除雪が行き届かず、
踏み分け道しかない。
そんな中を長靴で歩いてきた。
いつも見ている景色が一変している。
雪によってあたりの景色が
今まで見たことのない様に変わったのだ。
雨だとこうはならない。雪だからだ。
大雨は洪水を起こすが、
雪は洪水を起こさない。
雨が流れていくが、
雪はたまり、雪かきをしなければならない。
雨は傘がいる。
雪は傘がいらないがフードや帽子がいる。
大雪が降ると雨との違いを思い知らされる。
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●馴れたもの、単純なもの:No. 1418 2004.12.06

咳がひどくなっている。
以前飲んでいた咳止めの薬を再度飲み始める。
これで次の講義のときまでに止まればいいのだが、
不安である。
昨夜まで暖かい日が続いていた。
しかし夜中から雨から雪に変わった。
今朝は真っ白になっている。
昨日は私の滑り止らない靴を購入しに行った。
現在つかっている冬靴は、
雪の多いときの滑り止め付きの防寒靴と
滑りにくい革靴でである。
これがよくない。
防寒靴をはいて通勤すると足首が痛くなる。
今年は特にひどい。
また、革靴は完全なアイスバーン状態ではつるつるすべる。
だから、どちらもだめである。
足を痛めず、転ばない靴が必要なのである。
まず、アイスバーンでも滑らないのは、
靴底に折りたたみ式の滑り止めの金具が
あるものでないとだめである。
これは子供の長靴で実証済みである。
靴屋でさまざま見たのだが、
いいのがない。
それに足を痛めないというのは
長時間使用してみないとわからない。
そこでした選択は、
現在のはき慣れた革靴に
取り外し式の滑り止めを付けること、
雪の多い時には、ゴム長靴を履くことにした。
その靴屋で買ったのは、
取り付き式の金具と、
安い一般的な長靴であった。
結局、馴れたものがいいのである。
結局、単純なものがいいのである。
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●「水」をかじる:No. 1417 2004.12.05

志村史夫著「「水」をかじる」
(ISBN4-480-06181-9 C0240)
を読んだ。
水についてのいろいろが書かれているのだが、
あまり期待していた内容とは違った。
あまりにもあれこれで、
統一感がなかった。
それに知りたかった水の
さまざなま科学的側面、
科学的最新成果があまりなかった。
でも、読み物としては楽しかった。
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凍てつく道。江別市文京台

●都会と田舎の格差:No. 1416 2004.12.04

昨日の午後から雨が降っている。
気温が上がっている。
今朝も雨である。
これで雪もだいぶ融けるだろう。
不思議な天候だ。
これから寒くなるというときに、
突然暖かくなってきた。
家内が先日電子ピアノかキーボードが欲しいと
突然言い出した。
子供のころ自宅にピアノがあり、
ピアノを習っていて、
そこそこ上手にいけたそうである。
20年以上ブランクがある。
昔とった杵柄か。
インターネットで調べると
ピアノや電子ピアノの高級品はウン十万円もするので、
我が家では買う余裕がない。
5オクターブ出せて、
それなりの機能をもっていて、
なおかつ家内が出したりしまったりできる
サイズ、重さなどの条件を持つものをなると、
あたるレベルとキーボードとなる。
そのようなものをカタログやインターネットで調べた。
数万円で買えそうであった。
カタログを調べて、欲しいものを決めて、
インターネットで注文した。
すると最新機器が結構な割引で
しかも付録と送料無料で購入できた。
これなら、都会で安い店を探し、
割引交渉をし、そして料金を払う段になると、
消費税、送料で思わぬ金額を払うことになる。
しかし、インターネットなら、税金や送料などを加えた
最終的な料金がわかったのち、
決済をするまで取りやめることも可能だ。
そしてなんといっても日本でネット販売する商店の
料金を比べた後に買うことができる。
インターネットは都会と田舎の格差を解消してくれた。
そんなことを感じながら買ったキーボードが
今日つく予定である。
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並木。江別市文京台

●キタキツネ:No. 1415 2004.12.03

今朝は曇りであったが、氷点下で
道路がいたるところで凍っていた。
昨日の夕方、キタキツネを見た。
人通りが多いところだ。
以前見かけたところのすぐ近くだ。
だからこの付近の森に住んでいるのだろう。
早朝はともかく、夕方は人通りも
車の通りも多い。
そんなところをうろうろしているのは、
人馴れしているのか、
親離れしてすぐの子供が、
行き場を探しているのかわからない。
人に餌をもらってなければいいが。
野生動物は野生のままがいい。
そして人知れず、自然の中にもどるのがいい。
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●世界を変えた地図:No. 1414 2004.12.03

サイモン・ウィンチェスター著「世界を変えた地図」
(ISBN4-15-2085797 C0044)
を読んだ。
地質学者なら誰でも名前を知っている
ウィリアム・スミスについての
ノンフィクションである。
地層累重の法則、化石による地層同定法を用いて
世界で最初の地質図を作ったスミスは
「イギリスの地質学の父」として称されるが、
その人生は苦渋に満ちたものであること、
そしてその苦渋の一部は
イギリスの地質学会から受けたものであることなど
知らないことをいろいろ知ることができた。
最近地質学者を扱った評伝を読むことが多い。
しかし、これは、そのような研究者に
光があてられていること意味しているのだろう。
そしてこの本がアメリカで
ベストセラーになったことがまたすばらしい。
日本でどの程度売れているか心配であるが。
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雪と牧舎。江別市文京台

●師走に:No. 1413 2004.12.02

昨日は路面が凍って歩きにくかったが、
今朝は丸いころころした雪がふって滑らなかった。
しかし、この雪は靴の裏について
歩きにくかった。
風邪で崩していた体調もだいぶ復調してきた。
咳はまだ抜けないが、
気力が充実してきた。
今朝は、 さていよいよ12月で
やるべきことを整理した。
それにしてもやるべきことが多い。
でも、それをこなすことは
自分にとってもプラスとなることであるし、
楽しみでもある。
今書いているパノラマ画像に関する論文も、
楽しみながら書いている。
新しい仕事もはじめている。
来年1月1日からスタートするメールマガジンであるが、
今年中にその準備を
終わらせておかなければならない。
でも、これはなかなか面白そうな仕事でもある。
さて、馬力を出して進めていこう。
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雪とナナカマド。江別市文京台

●室内作業:No. 1412 2004.12.01

雪はやっとやんだ。
雪景色である。
昨日から今朝にかけて冷え込んだので、
道路が凍っている。
滑りやすく歩きにくい。
されいよいよ12月だ。
やるべきことを整理して、
順番にこなしていこう。
外には出れない季節。
だから室内作業に精を出そう。
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