思いつくまま

2004年10月
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目次 
●ささやかなお礼:No. 1388 2004.10.29
●若者にとっての故郷:No. 1387 2004.10.28
●初雪:No. 1386 2004.10.27
●試される日本:No. 1385 2004.10.26
●樽前山:No. 1384 2004.10.25
●支笏湖:No. 1383 2004.10.23
●組織:No. 1382 2004.10.22
●こつこつと:No. 1381 2004.10.21
●当たり前のこと:No. 1380 2004.10.20
●生死与奪権:No. 1379 2004.10.19
●冬支度:No. 1377 2004.10.15
●科研費:No. 1376 2004.10.14
●自分の行動:No. 1375 2004.10.13
●軌道修正:No. 1374 2004.10.12
●道北調査:No. 1373 2004.10.09
●多数とひとつ:No. 1372 2004.10.08
●自然と人間の接し方:No. 1371 2004.10.07
●来年:No. 1370 2004.10.06
●気力充実:No. 1369 2004.10.05
●残りわずかの秋:No. 1368 2004.10.04
●新しいこと:No. 1367 2004.10.03
●期待感:No. 1366 2004.10.02
●若者たちの悩み:No. 1365 2004.10.01


紅葉と落ち葉。江別市文京台

●ささやかなお礼:No. 1388 2004.10.29

早朝はどんよりした天気であったが、
晴れ間が見えてきた。
寒さはそれほどひどくなかった。
今日から1週間母が来る。
孫の顔を見に来る。
母をさまざまな季節によんでいる。
来るのは大変そうだが、
孫の顔を見に、重い腰をあげる。
来たら来たで疲れるのだろうが、
それも旅である。
母の来ている内に、
近くの温泉に2度行く。
母は自宅にいると
なかなか温泉になど行かない。
だからせめて我が家に来たときくらいは
のんびりと温泉に入れてあげたい。
離れて住む息子からの
せめてものプレゼントだ。
親孝行というほどのことはない。
ささやかなお礼だ。
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紅葉。江別市文京台

●若者にとっての故郷:No. 1387 2004.10.28

今朝も寒かった。
どんよりとした雪雲が低く垂れ込めている。
しかし、風がなかったので、寒さはましであった。
最後の名残かのように、紅葉が鮮やかである。
雪に映えるせいだろうか、一層紅葉の色が美しい。
昨日のゼミで故郷の過疎化が問題になった。
故郷の過疎化は寂しいことであるという。
故郷から出てきた学生の多くは、
故郷が好きで、帰りたいという。
しかし職がないから帰れないという。
職を選ばなければ、故郷の周辺にある
農家や酪農家など人手が足りなくて
困っているところが職とならないか。
職業の範囲を広げれば、
故郷に戻りたい、故郷の過疎化を防ぐということが
一気にできるのではないかと私がいった。
するとせっかく遠くの大学まで来て
学んだことが活かせないのはもったいないという。
確かに一理ある。
しかし、なぜ大学に行くのか、
なぜ大学で学ぶのか
という基本的なことを立ち止まって
考えてみることも必要かもしれない。
大学を出て都会で働いてからでも
遅くはないかもしれない。
なぜ、自分は生きているのか。
自分にとって故郷とは何なのか。
なぜ、故郷が好きなのか。
なぜ、故郷に帰りたいのに帰れないのか。
そんなごく当たり前のことを
深く考えてみる必要があるだろう。
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初雪。江別市文京台

●初雪:No. 1386 2004.10.27

とうとう初雪であった。
先日の天気のいい日に
雪虫が飛んでいるのを見かけたが、
そのあとにやはり雪が降った。
それもどさっと一気に降った。
さて、いよいよ冬である。
車のタイヤもワーパーも冬用にしなければならない。
靴も冬靴にしなければならない。
コートも冬用にしなければならない。
こう考えると、北海道では
さまざまなことで冬仕様を持っている。
厳しい冬を乗り切るために、
それなりの備えや知恵を蓄積してるのである。
そして、少しでも快適に
冬を過ごそうとしているのだ。
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並木。江別市文京台

●試される日本:No. 1385 2004.10.26

ここ数日寒波の襲来で冷え込んでいる。
昨日は夜もストーブをつけて寝た。
外はまだ凍ってはいないが寒かった。
もう秋は終わりで冬が始まっている。
樽前山では雪の中を歩いたのだから、
里も冬に向かっているのだ。
この寒さの中、被災地では
どう寒さを凌いでいるのか気にかかる。
度重なる台風の襲来と今回の新潟の地震。
台風と地震の発生は関係がないのだが、
地すべりなどの被害は複合的に起こる。
天災が重なると多くの人は疑心暗鬼になり、
よからぬことやデマや迷信、風聞などが起きる。
それを面白おかしく取り上げる
マスコミがあったりすると
ますますデマが広がる。
そんなデマに惑わさせれずに、
復旧作業を続けていくしかない。
復旧作業を応援するしかない。
日本各地が今年の災害にはあえいでいる。
日本だけでないかもしれないが
とにかく今年の日本は災害が続いている。
日本が、そして日本人が
試されているのかもしれない。
金銭的な繁栄を求めている日本が、
これでいいのかということを
試されているのかもしれない。
技術や科学を信奉している日本が
この災害にどう立ち向かうのか
試されているのかもしれない。
営利や技術より、
その日の食べ物、その夜の暖、
復旧のための人手、心のケアをしてくる人たち、
今までの日本が置き去りにしてきたことが、
本当にそれでいいのかと
試されているような気がする。
この試練にどう立ち向かうのだろうか。
いままでのようにマスコミに報道が終われば、
被災地以外の人たちは災害を忘れ去っていき、
日々の営利、技術の世界に戻っていくのだろうか。
それでいいのか試されているような気がする。
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樽前山。苫小牧市

●樽前山:No. 1384 2004.10.25

23日から24日に予定通り
支笏湖の周辺を回った。
もう山は初冬であった。
23日は晴れたり降ったりして
落ち着かない天気であった。
途中からは雪となった。
また周回道路は台風の倒木で
回れないところがあり
途中までしかいけなかった。
しかし、色々と不都合はあったが
予定通り23日はこなせた。
24日は樽前山に登るつもりであった。
しかし、朝、下から見たら、
初冠雪で真っ白であったが、
天気が良かったので、出かけることにした。
雪なので長靴である。
4歳の次男の体力が心配であったが、
なんとか目的の火口崖の上まで登れた
風が冷たく、私は撮影をしたが、手が凍えた。
子供たちはおやつをとり
水分不補給をして、下山した。
2時間少々の登山であったが、
昨年だったら、3歳の次男は
多分登山できなかったろう。
今年だから、登頂できたのだろう。
私は山頂から溶岩ドームや噴気、
パノラマ撮影という目的があったが、
子供たちは登るだけが目的となった。
降りてきて車で家に向かう途中、
次男はすぐに眠った。
よほど疲れていたのだろう。
しかし、いい思い出となった。
帰ってきて子供たちの身長を測ったら、
1ヶ月前の記録と比べると、5mmほど縮んでいた。
子供たちは一月に数mmから1cmほど伸びるのに、
下山でどんどん降りたので、縮んだのだろう。
でも、すぐに回復していくだろう。
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紅葉。江別市文京台

●支笏湖:No. 1383 2004.10.23

今日から1泊2日で支笏湖にでかける。
周辺の調査だ。
昨年11月に行ったら道が閉鎖されていて
いくつか目的の箇所を調査できなかったから、
今回はそれを再度見に行くことにしている。
樽前山、丸山遠見、苔の洞門、オコタンペコなどである。
台風20号でかなりの倒木がでたそうである。
天気がどうも安定しない。
冬型の気圧配置なって冷え込みそうである。
もしかすると雪かもしれない。
心配なことばかりだ。
心配どおりならまた計画がだめになってしまう。
自然が相手なので、なかなか難しい。
でも、こればかりは行ってみないとどうなるかわからない。
だめなら来年また行くしかない。
自然は逃げないのだから。
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紅葉。江別市文京台

●組織:No. 1382 2004.10.22

今日は曇っていたが、
時間がたつと晴れ間が出てきた。
優秀な人が入れ分かれる組織は
新陳代謝がうまくいっている。
人が交流することはいいことである。
出て行く人にとっても、
新しく入ってくる人にも、
そして残された組織の人にもいいことである。
しかし、優秀な人が出て行くだけの組織は
それが廃頽、崩壊の始まりであろう。
入れ替わりに新しい優秀な人が
入ってこな組織は、
内部ではつまらない伝統、人的不和などがあって、
なかなか革新できない組織なのかもしれない。
これではその組織は近々崩壊していくだろう。
時代から取り残されていくだろう。
そんな組織にしがみついてはいられないというのが、
優秀な人の移動となって顕れているのかもしれない。
そんな組織なら長居は無用かもしれない。
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もみじ。江別市文京台

●こつこつと:No. 1381 2004.10.21

今日は曇りである。
昨夕京都の母から電話があった。
台風で雨がすごかったらしい。
一人で心細いのだろうか。
でも大丈夫であったようだ。
北海道への上陸を心配していたが、
それたようだ。
でも、天気は曇りである。
紅葉が一段と進んでいる。
大学では定常的な時が流れている。
こんなときにこそ仕事を
こつこつと進めることが重要である。
心していこう。
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もみじ。江別市文京台

●当たり前のこと:No. 1380 2004.10.20

今朝は時々薄日はさすが、曇りである。
風はあったがそれほど寒くはなかった。
昨日、科学研究費の申請書を提出した。
3、4年先を見越した
自分の研究計画について考えるには
いい機会であると考えている。
採択されるかどうかわからない。
採択されようがされまいが
研究はすでにスタートしている。
大規模な展開はできないが、
自分でできることをはじめている。
重要なことは、
成果をきっちりと出すことである。
つまりは、論文を書くことである。
それをしなければ、
研究が進んだという証がない。
いたって簡単なプロセスの繰り返しである。
でもそれができるかどうかが
重要なことである。
当たり前のことをきっちりと
次々にこなしていいけるかかどうかである。
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なかなかまど。江別市文京台

●生死与奪権:No. 1379 2004.10.19

今朝は晴れである。
校内に入ったとたん、
変な飛び方をする鳥を見つけた。
近くの木に止まったので、
よく見るとアカゲラであった。
彼は植木をついばみながら去っていった。
ふと思った。
他の大型の生物では
このように簡単に済まされないことを。
今年は各地の熊の出没のニュースを聞く。
多くの場合、人里に現れた熊は射殺される。
果たして彼らは殺されるほど
悪いことをしたのだろうか。
人間は自分たちの安全のために熊を殺す。
仕方がないことなのだろうか。
昔も多分そんなことがあったであろう。
しかし、殺された熊はどうなったであろうか。
昔なら肉、肝、皮まで利用されていたであろう。
生物として最低限の礼儀があったような気がする。
今は豊かな時代だから、
熊の肉を食べることはない。
牛や豚、鳥の肉を食べる。
かつて、人が殺したものは、
無駄にしなかったのではないか。
今は、人の安全という呪文で、
人以外の生物を殺して廃棄してしまう。
あるいは狩猟対象として殺して、
一部だけを持ち去り、後の大部分は捨て去る。
人間は、いつから、だれから、
他の生物の生死与奪の権利を付与されたのか。
考えると不思議なことが当たり前に
行われている気がする。
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紅葉。江別市文京台

●ソフトウェア:No. 1378 2004.10.16

今朝は雨である。
今日は自宅で過ごそう。
昨夜、ウイルスチェック用ソフトの
新しいバージンが届いた。
パソコン7台分のソフトが必要になる。
パソコンをすべて常時使っているわけではない。
常時使っているメインのデスクトップが1台。
サプとしてデスクトップが1台。
これはプリンターサーバも兼ねている。
サブとしてノートパソコン3台。
このうち1台は持ち出しように、
しょっちゅう使っている。
車で出かけるときはこれを持ち出す。
ノートパソコンのもう1台は国内に出かけるとき、
ノートパソコンの3台目は
海外に出かけるときに使っている。
海外用は軽いがスペックが古く遅い。
でも、これらは必要に応じて使い分けている。
自宅ではメインのノートパソコンが1台。
音楽用のデスクトップが1台。
研究室も自宅もネットワークでつながっている。
セキュリティには注意しなければならない。
以前使っていたソフトの期限が切れたら
新しいソフトをインストールしよう。
一度ですべてのインストールを
しなくて良いので助かる。
これで一応は安心して外部と接続ができる。
ソフトウエアに対してコンピューター以上に
お金を使っているかもしれない。
これは考えてみると当たり前のことかもしれない。
コンピュータとはハードウェアのことだ。
動かすためにソフトウェアが必要になるのだ。
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青空と紅葉。江別市文京台

●冬支度:No. 1377 2004.10.15

今朝も快晴で冷え込んだ。
手稲の奥の山並みが白くなっていた。
初雪である。
とうとう札幌近郊の山にも雪が降り出した。
冬が近づいている。
紅葉も一段と進んでいる。
家族たちは風邪気味である。
季節の変わり目なので、
体調には注意しなければならない。
今週末は、おとなしくしていよう。
子供たちの旅の土産の石ころの整理や
冬支度をしよう。
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朝日のエルム。江別市文京台

●科研費:No. 1376 2004.10.14

今朝は快晴であった。
そのため冷え込んだ。
自転車だとコートを着ていても寒い。
厚手のジャンバーにしなければならない。
日に日に秋が深まる。
昨日は科学研究費の書類を書いていた。
自分の現在の研究テーマにそった方向で、
研究計画を立てることになる。
今まで採択されなかった。
でも方向としては間違っていないと思う。
後はアトラクティブな書類を
書けるかどうかだと思う。
がんばろう。
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落ち葉。江別市文京台

●自分の行動:No. 1375 2004.10.13

今朝は曇っていた。
大学に着くころに雨がぱらついた。
しかし、今は晴れている。
変わりやすい天気だ。
昨日は道北の調査の整理をした。
かなり省力化したつもりであるが、
やはりでかけると作業がいろいろある。
漢字の岩石資料のせいりがなかなか追いつかない。
でも、やっていくしかない。
大学は学祭も終わり、
後期も落ち着いた状態になった。
しかし、大学はそろそろ推薦入試など
新年度への準備にはいる。
先先を見越した高度は大切である。
しかし、今しかできないこと、
今やるべきことを全うしての未来である。
着実に今を過ごすことが大切であろう。
未来は重要である。
そして未来に対する自分の今の行動が問われる。
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虹。江別市文京台

●軌道修正:No. 1374 2004.10.12

今朝は雨が降っていたが、
今は上がって晴れ間も見始めている。
連休は台風の影響を心配したが、
北海道には大きな被害を与えなかった。
私は道北へ調査に出かけたのだが、
最後の日に少し雨が降られたが、
予定通り調査をすることができた。
幸いであった。
さて、私が北海道へ来て立てた
北海道の自然に関する研究で、
北海道を周回していく調査も、
半分ほど終わってきた。
残すところは、道南、道北、
そして大雪、十勝の中央の山岳地帯である。
当初3年の計画を立てていたが、
それは欲張りすぎの計画であった。
あと2年ほどかかりそうである。
それに、川の調査も兼ねているので、
どうしても、内陸も調査対象になっているので、
範囲が広がる。
火山も同時に調査しようと考えていたが、
これは、無謀であった。
少し、先延ばしにしなければならない。
国内の代表的河川も
比較対照として調べていくことになるので、
盛りだくさん過ぎる。
ほどほどに軌道修正しよう。
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青空。江別市文京台

●道北調査:No. 1373 2004.10.09

今日から道北の調査に出かける。
天気は今日だけは持ちそうだが、
明日から台風の影響で、
風雨が激しくなるかもしれない。
そうなると調査どころではなくなるかもしれない。
しかし、天候を見ながら、とりあえず行くしかない。
今日は大丈夫そうだから、
今日の調査が進むことを祈ろう。
今回の調査は、ゴールデンウィークにでかけて、
雪解けで調査ができなかった河川沿いの
手塩川を緒骨川を再調査して、
さらにまだ調査していない
オホーツク沿岸と湧別川までを
調査していくことを考えている。
天候しだいである。
でも、安全第一である。
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落ち葉。江別市文京台

●多数とひとつ:No. 1372 2004.10.08

紅葉が深まり、木々の葉も落ち始めた。
大学では後期の講義がはじまっているが、
前期の成績が学生たちに配布され、
現在その成績に関する問い合わせが
受け付けられている。
たくさんの学生が受講している講義だと、
問い合わせをする学生もいる。
こちらの入力ミスのこともあるし、
その通りのこともある。
ひとつずつ丁寧に対処するしかない。
それはそれで時間のかかるものだ。
レポートを見直し、答案用紙を見直すことになる。
でも、私にとっては多数の一人かもしれないが、
彼らにとっては、一つ一つが
大切な努力の結果なのであるから、
こちらとしては、真摯に対処するしかない。
ミスは起こさない方がいい。
しかし、人間であるから
ミスが起こるのはしょうがない。
でもミスが起きた場合、
それにどう対処するかが大切だ。
私は、ひとりひとり丁寧に
対処できているだろうか。
それが心配だ。
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紅葉。江別市文京台

●自然と人間の接し方:No. 1371 2004.10.07

今朝は快晴で、冷え込んだ。
まだ霜にはなってないようだが、
放射冷却で寒かった。
今度の連休は、道北に再調査にいく。
ゴールデンウィークに調査に行った
道北の一級河川の天塩川、渚骨川流域が
雪解けで河原が水没していたので、
調査が充分できなかった。
今回はその不足を補うことと
新しく湧別川の調査をするつもりである。
週間予報では、あまり天気が良くないようだ。
しかし、決めたからにはでかけるしかない。
あとは、雨でもできるだけがんばって
調査するしかない。
だめなら、もう一度行けばいい。
道北も川も石も逃げはしない。
天気は人知の及ぶところではない。
でも考えてみると、科学がどんなに進んでも、
自然現象には予知できないことが多いし、
天気予報もなかなか当らない。
特に今年の天気予報は外れることが多い。
予想通り行かないことがあるということは、
不自由ではあるが、自然の摂理を知ること
自然の偉大さ、驚異を知るには
いいことなのかもしれない。
人間としての身の程を
わきまえなければという気なる。
でも、科学とは、そんな自然の
節理、偉大さ、驚異を
少しでもよく知りたいということが
根底にあるはずだ。
だから自然の顔色を伺いながら、
自然の節理、偉大さ、驚異に阻まれながらも
少しずつ垣間見る自然。
そんな自然と人間の接し方は、
まだまだ続くのだろう。
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落ち葉。江別市文京台

●来年:No. 1370 2004.10.06

今朝は曇りだった。
冷え込みはそれほどでもなかったが、
コートを着て、手袋をつけた。
冬ではないが、秋も深まってきた。
先日郵便局から、年賀はがきの申し込み書が来た。
10月ともなると年末や新年、来年のことを考える
時期となってきているようだ。
そういえば、私自身も
来年の冬の調査地を考えている。
子供が冬休みの期間を利用して出かけるつもりである。
そのため、暖かいところが選択肢となる。
私の計画では屋久島・種子島なのだが、
費用が非常にかかるので、躊躇している。
まだ家族で相談中であるが、
そろそろ決めて、
申し込みをしなければならない。
こんなことを考えると、
まだ、今年は4分の1残っているのに、
人間とは、大きな区切り、イベントに
ついつい目が行ってしまうものだとつくづく思う。
それを楽しみに、
つらい日々を送っているとでもいうのか。
それとも、確実に来る未来を
考えることが楽しいので
その楽しさにふけっているのか。
なぜかはわからないが、
先の楽しみを今すぐ味わいたいようだ。
でも大切なのは、もっと先の未来、夢で、
それをかなえるために、
今を精一杯生きることのはずだ。
そんなことを考え、身を引き締めていこう。
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朝日。江別市文京台

●気力充実:No. 1369 2004.10.05

今朝は冷え込んだ。
部屋の中はそれほどでもなかったのだが、
外は寒かった。
コートを着ていたのだが、手足が凍えた。
手袋も、もうしなければ寒くてたまらない。
もう本州の初冬のような気候である。
あと1月ほどが北海道の秋である。
昨日論文をやっとひとつ投稿できた。
こんなときは、気力が充実しているので、
早速次の論文にかかった。
文章量が多く、内容も
共著にふさわしくないかもしれない。
でも、仕上げて代表者に見せてみよう。
先日送った、新しい計画の企画が、
相手のほうの検討段階に入った。
OKなら新しい展開が可能となる。
秋は気力が充実しているので、
進める仕事は、ぐいぐい進めていこう。
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すすき。江別市野幌森林公園

●残りわずかの秋:No. 1368 2004.10.04

大学に来るときは曇っていたが
今は青空が少し見え出した。
寒くなってきた。
今朝の新聞によれば、
利尻島でも初雪が降ったそうだ。
季節の移ろいがめまぐるしい。
漬物用の白菜と大根や
冬越し用の野菜が大量に売りに出される
10月下旬には野菜の収穫も販売も終わりを告げる。
そして秋も終わる。
後は冬の準備である。
我が家でも、漬物用の
20、30リットルの樽と重石を2つ買った。
うまくできるかどうかわからないが、
初挑戦である。
近状の人に聞いてやってみるしかない。
次々に長い冬の準備をしていく。
先日網戸をはずして、洗い片付けた。
冬支度である。
さらに家にもいろいろ手を入れていく。
使ってなかったスペースを利用できるようにしたり、
窓に新たにカーテンをつけたりしなければならない。
さて、残りわずかの秋を楽しもう。
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朝日と牧舎。江別市文京台

●新しいこと:No. 1367 2004.10.03

今朝は雲があるが晴れている。
小学校の行事で、
新しくできた森の教室の見学と
ジンギスカンのパーティがある。
雨さえ降らなければ、
今日は予定通り開催されるであろう。
昨日から冷え込みが激しい。
今朝の朝刊によれば、
大雪山黒岳に初雪が観測されたそうだ。
昨日夕方からストーブをたいた。
いよいろ秋も本番となり、
冬の始まりとなる。
昨日は、自宅で、来年から始めるつもりの
地図会社との共同研究の計画を考えた。
それを今日送り、反応を見ることにする。
うまくいけばいいのだが。
でも新しいことを考えるのは楽しい。
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朝日とサイロ。江別市文京台

●期待感:No. 1366 2004.10.02

今朝は雨であった。
朝から買い物と近所の大学の学園祭へ出かけるので、
自宅で仕事をしている。
だいぶ寒くなってきた。
暖房はまだおこなっていないが、
朝夕は上着が要るようになってきた。
季節の移ろいが進む。
今、新しい仕事をスタートさせつつある。
その計画が少しずつ進めつつある。
こんなときは期待感に胸が膨らむ。
あとは、完成ができるかどうかだ。
でも、はじめなければならない。
そして進んでいくうちに
変化して展開することが望ましい。
それもわくわくすることである。
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朝日。江別市文京台

●若者たちの悩み:No. 1365 2004.10.01

今朝は快晴であった。
冷え込んだ。
そろそろコートや手袋が必要になってきた。
かつてのゼミの学生に連続して会った。
4人続けてあった。
たまたまなのだろうが、面白い偶然だ。
彼らと将来のことを話すことになる。
若者たちも日々悩んでいるのだ。
どう生きるべきか、
どの道に行くべきか、
選んだ道はいいのか、
大学での暮らし方など、
彼らなりの、あるいは人生で誰もが考えることを
思い、悩んでいるのだ。
そんな彼らに、自分ならこうする、
自分はこうしてきた、と答えるしかない。
励ましはするが、がんばれとはいえない。
彼らもがんばっているから悩んでいるのだ。
今までどおり一生懸命生きるしかないことを、
伝えるしかない。
彼らの悩みに対し、
誰にでも当てはまるような答えなどない。
そんな時、私自身がどのような生き方を
してきたのかが問われることになる。
予定通り、模範的に、成功しろとはいわない。
自分自身の生き方に悔いることなく、
成功例や、ありきたりの励ましではなく、
そんな悩みの気持ちを
彼らと分かち合えるかどうかではないだろうか。
日々まじめに、真摯に生きることに
取り組んでいるかどうかが
問われているのである。
そう思うと、自分自身の生き方に
自信がなくなってくる。
これでいいのかと思えてくる。
そんな中途半端な気持ちで
彼らの悩みに答えるのはつらいが、
それが今の私の限界である。
そこまでしかできない自分なのである。
彼らには悔いのない人生を歩んでもらいたいものだ。
そう祈るしかない。
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