思いつくまま

2004年02月
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目次 
●特別さ No.1163:2004.02.29
●不調 No.1162:2004.02.29
●あっという間 No.1161:2004.02.29
●沖縄着 No.1160:2004.02.26
●沖縄へ:No. 1159 2004.02.25
●進むこと:No. 1158 2004.02.24
●欲、もの、時間:No. 1157 2004.02.23
●旅に出る準備:No. 1156 2004.02.22
●淡々と、黙々と:No. 1155 2004.02.20
●移動の季節:No. 1154 2004.02.19
●忘れないように:No. 1153 2004.02.18
●春:No. 1152 2004.02.17
●春は近い:No. 1151 2004.02.15
●当たり前:No. 1150 2004.02.14
●朝日の中を:No. 1149 2004.02.13
●充電期間:No. 1148 2004.02.12
●「原因」と「結果」の法則2:No. 1147 2004.02.12
●石の整理:No. 1146 2004.02.10
●受験:No. 1145 2004.02.09
●エネルギー:No. 1144 2004.02.09
●夢を追いかける:No. 1143 2004.02.08
●「原因」と「結果」の法則:No. 1142 2004.02.08
●入試:No. 1141 2004.02.07
●風邪対策:No. 1140 2004.02.06
●メアリー・アニングの冒険:No. 1139 2004.02.06
●心に残るもの:No. 1138 2004.02.04
●田舎の生活者:No. 1137 2004.02.01
●地底から宇宙を探る:No. 1136 2004.02.01
●ゲーデルの謎を解く:No. 1135 2004.02.01

●特別さ No.1163:2004.02.29
多くの海岸を見ていくと、
どこがどの海岸かわからなくなる。
あとは、記録を頼りに思い出すしかない。
特別な特徴あるところだけが、
記憶に残るのである。
それは、自然が特徴的なところ、
自分たちの体験が特別なところ、
人が意図的に特別にしたところ、
など、なにかの特別をつくらなければならない。
子供たちの記憶を見ると
その「特別さ」がすぐにわかる。
自分の記憶もそうである。
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●不調 No.1162:2004.02.29
コンピュータのUSB接続の調子がよくない。
GPSのデータは一応問題なく取り込める。
これができないと大変であるが、
今のところ大丈夫である。
デジカメのデータをUSB2カードを通じで
取り込もうとすると、フリーズする。
USBでやると、一応取り込める。
だから、これからは、ここから取り組むしかない。
しかし、USB2の接続装置が多くなったので、
これからはつらくなったきた。
しかし、だましだまし使っていこう。
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●あっという間 No.1161:2004.02.29
あっという間に、4日目である。
26日は、札幌から沖縄にきて、ホテルにつくまでの移動日。
27日は、北部を調査した。
予定を少し残してしまった。
28日は本部半島にいったが、
混んでいた水族館見学で終わり、
半島の半分しか見ることができなかった。
今日は、中部をみたいが、混んでいそうなので、
空いていそうな東部を中心に見ていこう。
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●沖縄着 No.1160:2004.02.26
さすがに沖縄は暖かい。
露天風呂に入っても、外気は寒くない。
Tシャツで風呂上りに外に出ても寒くない。
北海道では信じられない暖かさだ。
長男が那覇空港についてすぎにいった。
滑走路の脇に咲いていたシロツメクサだろうか
それを見て「花をみるのは久しぶりだ」といった。
確かにそうだ。
大人は、緑の多さ、暖かさ、
どれも、北海道との違いを感じていたが
どう言葉にしても、違うような気がしてた。
しかし、子供が最初に見て感じたことを口にすると、
それが大人にも感じていく、
この素直さは、大人にはまねのできないことである。
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雪景色。江別市文京台

●沖縄へ:No. 1159 2004.02.25

明日26日から3月2日まで、
沖縄に調査に行く。
そのため、このページをご覧になっている方、
3月3日まで、更新はないので、ご了承ください。
今回の調査では、
沖縄本島の北部から中部でおこなう。
いくつかの心配がある。
土・日曜日を挟んでいる。
プロ野球でキャンプしているチームが、
沖縄の各地で、練習試合をおこなう。
それが土日が多いので、渋滞、混雑しそうだ。
北海道に移転してきた、
日本ハムファイターズは、
新庄人気でにぎわっているようだ。
今回は、恩納村で宿泊する。
その少し北の名護市でキャンプしている。
キャンプ自体は26日に終わるのだが、
それ以降はオープン戦となる。
また、調べたい地層の位置が、
いくら調べても、どうしても地域を限定できない。
それは地元の博物館で聞くしかない。
さらに、半月なので満潮が昼間なので、
海岸線沿いの調査が可能かどうか微妙なところだ。
いろいろと心配事がある。
しかし、今から心配してもしょうがない。
いって考えることだ。
なにより、雪のない暖かい沖縄を、
満喫してこよう。
はやり調査に出るのは楽しい。
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街灯。江別市文京台

●進むこと:No. 1158 2004.02.24

昨日は、子守の必要があったので一日自宅にいた。
しかし、豪雪のために、家内の用事が
キャンセルになった。
今朝は、だいぶましで、ぱらぱらと降る程度である。
重たい雪である。
朝、たくさんの雪が降った後の道を歩くと、
何か心すがすがしいものに感じる。
白一色であるせいであろうか、
静寂さのせいであろうか。
40分ほどの行程を楽しみながら歩ける。
都会にいるときは味わえなかった楽しさである。
こんな気分を味わえるだけで、
田舎に住んでいよかったと思う。
昨日は豪雪で北海道の交通機関が麻痺状態であった。
しかし、徒歩で通っている限り、
そんな麻痺は関係ない。
進むことについて考えた。
歩くということは、
自分の足と自分の判断力だけを頼りに進むことだ。
交通機関は他人の判断によって
進む、留まるが決められることである。
もし、進んだり留まったりして
何か事故があったら、
他人の判断で進んだら
その責任を他人に擦り付けたくなる。
自分の判断で進む、留まるを決めれば、
その責任はすべて自分のものである。
歩くために判断力に自信のない人は、
他人に頼むしかない。
歩くことに関する自分の判断に自身がある人は、
自分で歩めばいい。
少し前までは、このようにしてすべて人は
進んでいたのだ。
それがいつから、進むことを
他人まかせにするようになったのだろうか。
自分の体でおこなうことくらい、
自分の判断でできるようになりたいものだ。
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●欲、もの、時間:No. 1157 2004.02.23

昨日、1時間ほど、買い物のために、街に滞在した。
目的のものを買うためだけであった。
さすがに大きな店舗では、目的の商品はあった。
これが都会の便利さだろう。
しかし、少しぶらぶらとすると、
あっという間に時間が過ぎていく。
そして、欲しいものが次々と目に飛び込んでくる。
街は、人の時間を奪い、欲望を誘うところだ。
さりげないデザインの店先。
商売気がないようなデザイン。
でも、そのようなイメージが
商品を売るためのテクニックでもあろう。
なぜ、ここまで人は物欲に関して
貪欲に、そして利口になれるのだろう。
なにか、人間の心に潜む根源的なものを
揺さぶっているのであろう。
私にも、そんな心がある。
しかし、そんな心と戦うくらいなら
あっさりと敗北を認めて、逃げていく。
そのほうが心を乱されず、
時間も浪費しないからだ。
これは、「欲」からの逃避である。
私の望むところでもある。
やりたいこと、しなければならないことに時間を使いたい。
そして、時間があるのなら、
ゆったりとした流れを味わえる時間としたい。
街は、人から欲と金と時間を奪い取る。
それを感じない人が多いのかもしれない。
私は、我を忘れて、
そんな街の中を彷徨う自分に気づいて驚いた。
だから、早々に街を離れた。
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実。江別市文京台

●旅に出る準備:No. 1156 2004.02.22

2月26日から3月2日まで、
5泊6日で沖縄に出かける。
冬休みに出かけようと思ったのだが、
満席で、飛行機のチケットが取れなかった。
そして、今になった。
目的は、河川の石ころと砂である。
星砂の浜はないが、
砂浜を丹念に探せば、
有孔虫のカラは見つかるようだ。
昨日は、出かける準備で買い物をした。
今日は、デジカメの充電池が手に入らなかったので、
急遽、札幌へ買いに出かけることになった。
午前中で帰ってこられるだろうか。
街は、たいていのものが手に入るから便利だ。
しかし、田舎に住んでいるものにとって、
都会へ出ることが不便だし、
時間をたくさん使うことになる。
それにせわしない。
そんなあわただしさが嫌で、田舎に住んでいるのだ。
いまさら文句をいってもしょうがない。
都会を回避するには、早めに準備をすればいい。
時間さえかければ、
田舎でも何でも手に入るのである。
でも、その準備がなかなかできないのである。
直前になってからばたばたするのである。
それもいいではないか。
旅の楽しみのひとつだと思えばいいのだ。
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朝日。江別市文京台

●淡々と、黙々と:No. 1155 2004.02.20

昨日、200個の石の撮影をした。
後半の100個の撮影を終え、
コンピュータに取り込もうとしたら、
データが消えていた。
前の撮影で、メディアのフォルダーを
削除したせいであろう。
いろいろ試みたが、復元することができなかった。
あきらめて再度撮影しなおした。
したがって、昨日は300枚、石の撮影したことになる。
さすがにがっくり来た。
大量のデータを整理するとき、
計画を立てたとおりに、進めれば、
予定通りに終われるはずである。
こつこつとやること。
淡々と倦まずに続けること。
あせらず進むこと。
これが一番の目標達成の方法である。
そんな動じない、黙々とした気持ちが必要だ。
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●移動の季節:No. 1154 2004.02.19

3月末に研究室を移動することになった。
個人としては、動くのが億劫だし、
何日か仕事がストップするので、嫌である。
しかし、学部のこと、大学のことを考えると
一人動く人がいる。
他に2名の候補がいるが、動く意思がない。
私は、動いてもいい。
ただし、手間を最小限にしたいので、
費用は大学持ちで、
業者委託のお任せでできるなら
という条件をつけた。
これが承認されたので、移動することになった。
移動先は、本来の学部のある棟で
現在の学長がいる部屋である。
尊敬している学長である。
何度かゆっくり話がしたが、
そう何度も話ができない。
できれば、学長が退官される前に
もう一度ゆっくり話したいものだ。
春は、組織を去るもの、新しく加わるもの
そんな季節である。
そして組織内でもいろいろ移動が
起こる季節でもある。
私にもそんな季節となった。
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並木。江別市文京台

●忘れないように:No. 1153 2004.02.18

今日会議があることを忘れていて、
午後の約束を入れてしまった。
しょうがない、会議を途中で抜けるしかない。
用事を忘れないためにスケジュールのメモを
していたのに、思い込みで忘れていた。
気をつけなればならない。
人は忘れるものである。
だから忘れることはしょうがない。
問題は結果として、忘れても大丈夫なように、
つまり最終的に忘れたことにならない
対策を講じておくことだ。
そのために、私は、スケジュールとメモを
一緒にしたノートに、常にメモをし、持ち歩き
確認する癖をつけていた「つもり」であった。
しかし、見たつもり、なかったつもりで
スケジュールを重ねてしまった。
以前にもシンポジウムの日程を間違ったことがあった。
そのときも、この日だと思い込んでいたが、
スケジュールには別の日が書いてあった。
間違いであった。
どうしても、年に何度かこのようなミスをしてしまう。
今のところ致命的な間違いには至ってない。
思い込みは、間違いの始まり。
常に忘れる、間違っている可能性を考慮して、
最終的に忘れないようにすることだ。
これかも気をつけなければならない。
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木と電柱。江別市文京台

●春:No. 1152 2004.02.17

昨日は、休んだ。
午前中が税務署、午後が子守のためである。
9時過ぎに税務署へ確定申告の書類を提出に行ったが、
すごい車で駐車できず、帰ってきた。
午後は、小学校の入学の手続きで
家内と長男が小学校に出かけたので、
まだ、咳の抜けない次男と自宅で
留守番をしていた。
ゆっくり休んだおかげで、夜中の不調は治まり、
風邪の体調はだいぶ良くなった。
今日は、昨日の資料整理の作業もこなそう。
だから、結構忙しくなりそうだ。
最近大分暖かくなってきた。
最近は肌で感じることが多くなった。
肩の力が抜けていくような気がする。
来ているものを一枚減らしたくなる。
まずは、手袋をビニールの防水から、
毛糸のものにした。
気温のゼロ度の境界は、
氷や雪が溶けるかどうか境目なので、
大きな変化となっている。
昨夜は雪が降った。
ゼロ度は越えてないようだ。
道路の雪や氷が溶けてない。
昼からは、いっぱい溶けるだろう。
ぬかるみができて、歩きにくい季節となる。
長靴が必要となる。
長靴はいいのだが、
長時間歩くと疲れるのが、難点だ。
しかし、こんなことに悩みだすのは、
春が近いせいだ。
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●春は近い:No. 1151 2004.02.15

風邪気味だ、寝込むほどのことはない。
だから、今朝も研究室にできてた。
夜が寝苦しい。
よく寝ること、暖かくすること、
栄養に気をつけること。
これが、風邪対策である。
今朝は暖かく、
早朝でも、道路の雪が溶けていた。
プラスの温度なのだろう。
暖かくなってきた。
三寒四温のような天気が始まりだしたのだろう。
そろそろ春めいてきた。
待ち遠しいような、
そして、もう季節が巡るあわただしさを
感じてしまう。
春は近い。
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並木道。江別市文京台

●当たり前:No. 1150 2004.02.14

今朝は、自宅に居る。
長男と家内が病院に行くから、次男の子守である。
昨日、昼食のとき、経済学の先生の話していた。
学生たちの就職先の話をされていた。
昔と今の違いをいっておられた。
定着率の悪い職種でも、学生は気にせずに就職していく、
という話であった。
定着率の悪い職種というのは、労働条件がきつく、
大変な仕事だということである。
それを知った上で就職するのではなく、知らずに、
あるいは愛想のいい人事の人の話を真に受けて、
十分情報を得ずに
就職していくというのである。
仕事とは一生のことであろう。
それを、目先の「就職できる」という考えだけで、
選んでしまう怖さを先生は仰っておられるのであろう。
かといって、高望み、選り好み、見かけ、名前で
仕事を選ぶのもまずい。
やはり、自分が生涯をかけて、
したいことは何なのかをよく知り、
その中で最適な仕事を見つけることが重要である。
そのとき、会社の規模、名前、職種は重要ではなくなる。
自分のしたいことが一番重要となる。
でも、これは考えたら、当たり前のことである。
しかし、これは大人にとってだけの
当たり前に過ぎないのかもしれない。
大人の当たり前のことが、
若者たちには難しいことなのかもしれない。
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朝日。江別市文京台

●朝日の中を:No. 1149 2004.02.13

風邪ぎみである。
このごろ、夜、寝苦しい。
家内と次男は風邪は治りつつあり、
現在は、咳が残っている状態である。
私と長男は、何とか体力で、
風邪を持ちこたえている状態である。
気を許すと風邪を引きそうだ。
風邪のせいか、今朝は、
いつもより1時間半ほど寝過ごした。
8時前に出かけるときには、
朝日が高々と登っていた。
気持ちよい朝だった。
厚いジャンバーを着ていると、
その下は暑いほどなのだが、
外に出ている顔や首筋は痛いように寒い。
しかし、朝日の中を歩くのは心地よいものだ。
冬になって、こんな時間に歩くのは
久しぶりだったせいだろうが、
気持ちよく歩けた。
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青い並木。江別市文京台

●充電期間:No. 1148 2004.02.12

私は、いつも、2月、3月は、
出かけられないがまとまった時間があるから、
あれもこれもしなければいけない
と気負いこんでいるのかもしれない。
でも、考えると、私にとって、
2月、3月は充電の期間なのかもしれない。
こつこつと基礎データをとり、
新しい学問や今までの学問の基礎を再度勉強して、
そして、遣り残していた仕事にまとめをつけている。
データ収集、
次のステップへの準備、
成果のまとめ、
など、華々しくはないが、
ある期間どうしてもしなければならないことである。
この時期を、充電する期間とすれば、
焦りがでないのかもしれない。
データ収集とは、石の基礎データを
デジタル化しているのである。
次のステップへの準備とは、
統計学の勉強と地史学の再勉強である。
地史学の最新の研究をまとめた本が案外ない。
だから、インターネットあちこちのサイトをみて
勉強している。
成果のまとめとは、論文を書くこと、
あるいは、成果をまとめるために
研究費をとることである。
そんな地味だがやるべきことを、
こつこつ準備している。
充電期間である。
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●「原因」と「結果」の法則2:No. 1147 2004.02.12

ジェームズ・アレン著「「原因」と「結果」の法則2」
(ISBN4-7631-9555-7 C0030)
を途中まで読んで、
読むのをあきらめた。
美辞麗句はもういらない。
今の私には、これは既知のことである。
あとは、それをどう実践するかにかかっている。
だから、この本を読む気になかなかならなかった。
でも、書かれていることには共感できる。
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街灯。江別市文京台

●石の整理:No. 1146 2004.02.10

ここ数日、石の整理をしている。
昨年の春から秋にかけて、
いろいろな川、11ヶ所で、
データベースをつくり、統計を取るために、
100個の石を採集してきた。
その撮影と計測をしている。
1カ所で100個の石の撮影で、2時間ほどかかる。
その計測(重さ、3軸の長さ測定)と
同定(石の名前を決める)とで
2、3時間かかる。
午後から、行うことにしている。
すると1カ所の資料整理が2日で終わることになる。
全部で22日、約1ヵ月かかる計算である。
2月末には沖縄に調査に行くことにした。
そのときの資料も、これから加わることになる。
こんどは、石の収蔵方法も改良しなければならない。
さて、問題はその先である。
石のデータベースから、何を考えるかだ。
とりあえずは、統計処理をしてみようと考えている。
そのために、今、統計学を勉強しなおしている。
理屈さえわかれば、
計算のためにプログラムには
いろいろなものがあるから利用すればいい。
一番肝心なのは、石の統計データから
何を読みとりたいかだ。
ここが重要なところである。
一番頭を使うべきところである。
まだ、そこのところが見極められてない。
能力が足りないのだろうか。
これは、決定的な問題だ。
まあ、あきらめず、続けていこう。
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月と牧舎。江別市文京台

●受験:No. 1145 2004.02.09

入試が終わった。
あとは、採点と評価だ。
受験科目をみていると、
受験生たちは、難易に敏感だ。
簡単な問題にとびつく。
それは、問題の質の一般的な傾向であるから、
多くの受験生がその科目を選択する。
すると、その科目の受験者数が多くなり、
勉強した努力の結果が、差としてあまり現れない。
狙うのなら、受験数が少ない科目であろう。
こんなのは初歩的な受験テクニックだ。
しかし、考えてみると、受験とはテクニックだ。
確かに、強制であろうと、勉強することによって、
その学問体系に対する理解は得られる。
それは重要なことかもしれない。
でも、一夜漬けのような身についてない知識より、
必要だとか、興味があるだとかして
身につけた知識が
一番いいものであるはずだ。
生きるため、
深く考えるため、
よりよく理解するために、
いい仕事をするため、
なんでもいい、目的沿った知識や学問を持つことこそ、
重要であろう。
今の教育体系では、そんな学問を
どこで身につけるのだろうか。
大学だろうか。
では、高校までの教育は何のためなのか。
大学に入るためなのか。
大学行かない半数の人たちにとって、
高校までの学問は本当に役に立つものなのだろうか。
高校にいかない人にとって、
中学校までの学問が、生きるうえで
本当に役立っているのだろうか。
教育とは難しいものである。
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●エネルギー:No. 1144 2004.02.09

小島紀徳著「エネルギー」
(ISBN4-535-04825-8 C3340)
を読んだ。
正確なエネルギー残量を計算したものを見た。
しかし、二酸化炭素と温暖化を
疑問なく結びつける態度が、問題だ。
特に、このシリーズの最初で、
因果がはっきりしないということを示しているのに、
研究者としては、良くない態度である。
技術者というべきなのかもしれない。
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●夢を追いかける:No. 1143 2004.02.08

一昨日、ある学生と廊下であった。
彼はある夢をもっていた。
その夢に将来をかけるか、
普通の生活をするかということを
半年ほど悩んだそうだ。
その間授業もあまりでず、
夢を追いかけることも中途半端になっていたそうだ。
その結果、今までの生活を反省しながら、
結論を後、半年でだすということだ。
半年間、毎月目標を立て、
それを毎月反省しながら夢を追い続けるということだ。
そして、学費を出してくれている親に報いるためにも、
勉強も一生懸命して、
とりあえず就職するということだ。
そしてその夢は捨てずに、
ずっと心に持っているということだ。
素晴らしいことである。
夢を実現する方法には、いろいろある。
生活を確立して、夢を追い続ける方法。
なりふりかまわず夢を追いかける方法。
それは、人のおかれている環境もあるし、
考え方もあるだろう。
共通していることは、
夢を追いかけるということは、
その夢を常に考え、その夢の実現のために、
どんな状況であろうと、
日々努力をしていることであろう。
そんな日々の精進が、
確実に夢に近づける一番確実な方法であろう。
夢を追いかけることは素晴らしい。
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●「原因」と「結果」の法則:No. 1142 2004.02.08

ジェームス・アレン著「「原因」と「結果」の法則」
(ISBN4-7631-9509-3 C0030)
を読んだ。
このような内容の本を
成功哲学の書というのだそうだ。
ある学生が、先生のいっていることは、
この本の内容と似ている、といわれた。
それは、一種の褒め言葉であったのだろう。
読んでみたが、なかなか頭がこの本のほうへ向かない。
集中できないのだ。
これは、何度もくり返し読んでこそ、
味わいがわくのかもしれない。
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●入試:No. 1141 2004.02.07

今日は大学の一般入試である。
そのため、全教職員は土日返上で出勤をしている。
大学の入試というのは、
企業にとっての収入源でもあり、
お客様でもある。
だから最大限の配慮と誠意をもって望むべきだ。
受験が顧客確保の重要なイベントとなる。
それが今日行われている。
私もそれに、最大限の努力を払おう。
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朝焼けの山並み。江別市文京台

●風邪対策:No. 1140 2004.02.06

手稲の山並みが真っ白である。
朝来るときは吹雪いていたのに、今は快晴である。
快晴がやはり気持ちいい。
我が家では、次男が風邪を引き、
つづいて家内も風邪をひいた。
私と長男は、今のところ大丈夫のようだ。
次男が病院で検査したところ、
インフルエンザではなかった。
2日ほど高熱が出て、咳は残っているが、
それで一応終わりのようだ。
一昨日の夕方から昨日一日は、
自宅で家事をしていた。
元気なら、今日は札幌の雪祭りを
見に行く予定であったが、だめだ。
土日に町のスノーフェスティバルがあるが、
私は大学の入試でだめだ。
今の私の風邪対策は、体力を維持することである。
1 可能な限り通勤で歩くこと(片道40分)。
2 バランスのよい食事。
3 よく寝ること。
1と3は、なんとかなるが、2が難しい。
朝は、一人で冷蔵庫にあるもの、残り物を食べる。
昼は大学の生協食堂だから、
バランスの良いものを食べるよう心がけている。
夜は子供中心の食事だから、
なかなか思うようにバランスがとれない。
でも、家内が一応気を配ってくれている。
今日は、早めに帰って、くつろごう。
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●メアリー・アニングの冒険:No. 1139 2004.02.06

吉川惣司・矢島道子著「メアリー・アニングの冒険」
(ISBN4-02-259839-5 C0323)
を読んだ。
なかなか面白かった。
恐竜化石の発掘で生計をだてていた
女性が、博物学に果たした役割を
限られた資料から想像力豊かに再現している。
そこに、グールドがでてきて興味を引かれた。
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●心に残るもの:No. 1138 2004.02.04

次男が風邪をひいた。
そのため、一昨日の午後に帰り、昨日も休んだ。
医者で検査をしたところ、
インフルエンザではないようだ。
昨日の午後からは元気になり、
布団ではじっとできずに、午後にはおきだした。
案の定、夕方に熱が出だして、寝込んだ。
金曜日に札幌の雪祭り見物に出かけよう
と考えていたが、この分では無理であろう。
でも、今度の土・日曜日に
地域のスノーフェスティバルがある。
その一環で、アイスキャンドルと
スノーキャンドルをつくろうというものがある。
自宅で、各自が氷や雪で囲いを作り、
そのなかにローソクを立てて飾るのである。
今年は、それをやってみよう。
近所には子供があまりいないので、
いいかもしれない。
クリスマスによく見る電飾の飾りよりも、
ずっと素朴いいものだ。
雪国ならではのものだ。
風物詩として子供の心に残るものになるだろう。
与えられたものより、作るものがいい。
それはシンプルでも心や記憶として残るであろう。
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並木。江別市文京台

●田舎の生活者:No. 1137 2004.02.02

今朝は冷え込んだ。
いつもより30分ほど遅く出てきた。
それでも寒かった。
放射冷却だろうか。
いよいよ2月に入った。
2月から3月は、落ち着かない時期だからこそ、
やるべきことを順番にこなしていこう。
ペースをつくるのが難しいが、がんばっていこう。
一昨日、東京に日帰り出張をした。
東京は天気がよく、寒かったが、
それでも関東の寒さは北海道の比ではない。
それに都会はいたるところ暖房がしてあるので、
暑さと寒さがめまぐるしく変わる。
これは、札幌の町でも一緒だ。
だから、建物に出たり入ったりしていると、
体調を崩してしまいそうになる。
田舎の生活者になったようだ。
でも、これは望むところでもある。
人工の環境に適応するよりは
自然の環境に適応するほうがいいと考えている。
寒くても暑くても、
体は疲れても、心は疲れないからである。
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●地底から宇宙を探る:No. 1136 2004.02.01

戸塚洋二著「地底から宇宙を探る」
(ISBN4-00-006523-8 C0342)
を読んだ。
1995年の本だから、
最新のスーパーカミオカンデの製作途中である。
だから、カミオカンデの話が中心となっている。
しかし、科学技術の話は、進めば陳腐化していく。
はかなさを感じてしまう。
その点、心や本質の問題を論じるものは、
陳腐化しない。
重要性は変わらない。
そんなことを目指すべきであろう。
最新の科学の紹介は、
所詮読み捨てのものとなりかねない。
そんな中から読みとるべき
大切なことを求めなければならないのであろう。
この本を面白く読んだが、
反面冷めた心も生まれた。
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●ゲーデルの謎を解く:No. 1135 2004.02.01

林晋著「ゲーデルの謎を解く」
(ISBN4-00-006506-8 C0341)
を読んだ。
ゲーデルの入門としていい本である。
以前読んだ、入門書よりわかりやすく書いてある。
こちらも続けて読んだ方が
わり良かったかもしれない。
自己否定から生まれる不完全性。
全体からすると自己とは小さいかもしれないが、
論理体系からすると、
多数でも一律に処理できる多数は
それほど問題ではなくなる。
問題は、一律に処理できない少数である。
そこに例外だけでなく、本質的破綻、
あるいは新たな発明や改革の芽があるかもしれない。
注目すべきは、自己という不思議な存在である。
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