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思いつくまま★Inspirations

1000回の感謝

2003.09.23


紅葉。江別市文京台

●1000回を迎えて:No. 1000 2003.09.23

とうとうこの「思いつくまま」も1000回を迎えた。
2001年6月2日にスタートして、
2年3ヶ月にして1000回を迎えた。
毎日書いたわけでもない。
特定の人のために向けた書いたわけでもない。
自分のためだけに書いたのでもない。
でも、チャンスさえあれば、書いていた。
1000回だからといって、特別な意味があるわけではない。
誰が読んできるかもわからない。
自己満足かもしれない。
でも自分では、自己満足にしないために
「不特定少数」の読者を意識して書きはじめた。
それは、私がインターネットを通じておこなっている
ホームページ、メールマガジンなど、
すべての活動に対して維持している気持ちである。
この「不特定少数」の読者は、
実態がなく、不確かなものだけれども、
私にとっては、不可欠な存在である。
インターネットには無私の善意がある。
かたや、いたずら心、悪ふざけ、悪意など暗い面もある。
しかし、この道具を使うのが人間なのだから、
人間の中に、善意や悪意があることを意味する。
多分、一人の人間にも両者がまじっているのだろう。
誰かの手本になるというより、
私は教員として、自分で自分自身の品行を
常に見守る目をもって生きていこうと
心がけるようになった。
しかし、身についてしまった無意識の「悪行」は
なかなかぬぐいきれない。
あるいは気づかない「悪行」すらあるかもしれない。
「悪行」とは犯罪とかいうレベルのものではなくても
自分の心に問いかけたとき、
その行為、考え方などが、
良くないと判断できるようなことである。
私が行なっている数々の「悪行」を羅列する。
資源の無用な浪費。
見えにくいエネルギーや時間の無駄遣い。
金に換算して価値判断しまっていること。
他人の善意を無碍にしてしまうこと。
みんながしていることを正しいと思ってしまうこと。
暗黙に得失のみを追及すること。
自分の是が他人にも是だと思っていること。
などなどちょっと心すれば防げる「悪行」がいろいろある。
道徳、マナー、倫理、エチケットなんという言葉ででもいい。
そんな振る舞いが無意識できる人間、
他人のためではなく、
自分の心に恥じない人間になりたい。
そんな当たり前のことを、インターネットを通じて、
「不特定少数」の無私の心が私に教えてくれた。
私は、それに報いるために、
善意を心がけること、
そして、無私の気持ちでインターネットを通じて、
自分のできることを「不特定少数」に対して
行ないたいと思っている。

言うは易し行なうは難し道なれど、
自分が目指した道なればこそ

 

不特定少数の方へ感謝を込めて
小出良幸
快晴の2003年秋分の日に
手稲の山並みが見える研究室にて


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