2018年 読書日記

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目次 

12月 
121(1706) 宵闇天化・下:2018.12.31
120(1705) 第六大陸1:2018.12.27
119(1704) 宵闇天化・上:2018.12.23
118(1703) 宇宙軍士官学校―前哨―3:2018.12.20
117(1702) 宇宙軍士官学校―前哨―2:2018.12.17
116(1701) 古生物学者、妖怪を掘る:2018.12.14
115(1700) 宇宙軍士官学校―前哨―1:2018.12.13
114(1699) 天化爛漫:2018.12.09
113(1698) 暗幕のゲルニカ:2018.12.03

11 
112(1697) 南方熊楠―進化論・政治・性:2018.11.28
111(1696) 森と建築の空間史:2018.11.23
110(1695) 空白の五マイル:2018.11.21
109(1694) 謎の空海:2018.11.17
108(1693) 巨人伝 下:2018.11.05
107(1692) 巨人伝 上:2018.11.02

10月 
106(1691) 金色天化:2018.10.27
105(1690) 空海入門:2018.10.20
104(1689) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四:2018.10.16
103(1688) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三:2018.10.13
102(1687) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二:2018.10.09
101(1686) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一:2018.10.04
100(1685) 地球はなぜ「水の惑星」なのか:2018.10.01

9月 
099(1684) 第二の地球を探せ!:2018.09.25
098(1683) 地球外生命体:2018.09.22
097(1682) 新しい1キログラムの測り方:2018.09.19
096(1681) 女學生奇譚:2018.09.18
095(1680) 万能鑑定士Qの事件簿 XII:2018.09.12
094(1679) 警視庁科学特捜班 沖ノ島伝説殺人ファイル:2018.09.04
093(1678) 警視庁科学特捜班 桃太郎伝説殺人ファイル:2018.09.01

8月 
092(1677) 警視庁科学特捜班 為朝伝説殺人ファイル:2018.08.27
091(1676) 警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル:2018.08.27
089(1674) 炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】:2018.08.27
089(1674) パンドラ’Sボックス:2018.08.26
088(1673) 警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル:2018.08.21
087(1672) 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル:2018.08.17
086(1671) 万能鑑定士Qの事件簿 XI:2018.08.15
086(1671) 警視庁科学特捜班 赤の調査ファイル:2018.08.14
085(1670) 警視庁科学特捜班 青の調査ファイル:2018.08.12
084(1669) 巨神計画 下:2018.08.10
083(1668) 巨神計画 上:2018.08.08
082(1667) 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ:2018.08.03
081(1666) 銀河乞食軍団[10]:2018.08.01

7月 
080(1665) 自覚―隠蔽捜査5.5―:2018.07.29
079(1664) 宰領―隠蔽捜査5―:2018.07.27
078(1663) マルドゥック・スクランブル The 1st Compression:2018.07.25
077(1662) 悪血:2018.07.20
076(1661) 転迷:2018.07.17
075(1661) 銀河乞食軍団[9]:2018.07.15
074(1660) 初陣:2018.07.13
073(1659) 注文の多い美術館:2018.07.10
072(1658) こちら警視庁美術犯罪捜査班:2018.07.07
071(1657) 日本核武装 下:2018.07.05
070(1656) 日本核武装 上:2018.07.02

6月 
069(1655) 疑心―隠蔽捜査3―:2018.06.28
068(1654) 果断:2018.06.27
067(1653) シュンスケ!:2018.06.25
066(1652) 昆虫こわい:2018.06.21
065(1651) パラドックス実践 雄弁学園の教師たち:2018.06.19
064(1650) ホテル・コンシェルジュ:2018.06.18
063(1649) 人形の部屋:2018.06.16
062(1648) 若桜鉄道うぐいす駅:2018.06.15
061(1647) 小説あります:2018.06.14
060(1646) アリになった数学者:2018.06.14
059(1645) この世にひとつの本:2018.06.13
058(1644) おさがしの本は:2018.06.10
057(1643) 鬼神曲 考古探偵一法師全の不在:2018.06.08
056(1642) 隠蔽捜査:2018.06.04
055(1641) 万能鑑定士Qの事件簿 X:2018.06.03
054(1640) 竹島:2018.06.02
053(1639) キッドナッパーズ:2018.06.01

5 
052(1638) 天才までの距離 美術探偵・神永美有:2018.05.31
051(1637) ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人:2018.05.29
050(1636) ゲノム編集とは何か:2018.05.26
049(1635) 楽園のカンヴァス:2018.05.22
048(1634) 万能鑑定士Qの事件簿 IX:2018.05.19
047(1633) 東京帝大叡古教授:2018.05.18
046(1632) 合成生物学の衝撃:2018.05.12
045(1631) 銀河乞食軍団[8]:2018.05.08
044(1630) 異端の統計学 ベイズ:2018.05.06
043(1629) 万能鑑定士Qの事件簿 VIII:2018.05.01

4月 
042(1628) 魔女は月曜日に嘘をつく:2018.04.29
041(1627) クルマの渋滞 アリの行列:2018.04.22
040(1626) これならわかる!ベイズ統計学:2018.04.19
039(1625) 銀河乞食軍団[7]:2018.04.16
038(1624) 七十歳死亡法案、可決:2018.04.13
037(1623) 鳥類学者 無謀にも恐竜を語る:2018.04.11
036(1622) 銀河乞食軍団[6]:2018.04.05
035(1621) 見えないものをさぐる-それがベイズ:2018.04.03
034(1620) 桃ノ木坂互助会:2018.04.03

3月 
033(1619) ST 警視庁科学特捜班 エピソード1:2018.03.30
032(1618) 天才たちの値段:2018.03.27
030(1616) よくわかる最新ベイズ統計の基本と仕組み:2018.03.22
029(1615) 裏山の奇人 野にたゆたう博物学:2018.03.18
028(1614) 上と外(下):2018.03.13
027(1613) 上と外(上):2018.03.09
026(1612) でんでら国 下:2018.0306
025(1611) 図解・ベイズ統計「超」入門:2018.0306
024(1610) でんでら国 上:2018.0303

2月 
023(1609) メビウスの守護者:2018.02.28
022(1608) 万能鑑定士Qの事件簿VII:2018.02.24
021(1607) 特別授業「君たちはどう生きるか」:2018.02.24
019(1605) 爆発的進化論:2018.02.14
017(1603) 君たちはどう生きるか:2018.02.09
016(1602) 銀河乞食軍団[3]:2018.02.09
015(1601) エントロピをめぐる冒険:2018.02.06
014(1600) ブラタモリ 12:2018.02.05
013(1599) ブラタモリ 11:2018.02.04
012(1598) ブラタモリ 10:2018.02.02
011(1597) ブラタモリ 9:2018.02.01

1月 
010(1596) ブラタモリ 8:2018.01.31
009(1595) ブラタモリ 7:2018.01.30
008(1594) 漫画 君たちはどう生きるか:2018.01.28
007(1593) 万能鑑定士Qの事件簿VI:2018.01.26
006(1592) 未来からのホットライン:2018.01.22
005(1592) 万能鑑定士Qの事件簿V:2018.01.15
004(1592) 海に沈んだ大陸の謎:2018.01.12
003(1591) 銀河乞食軍団[2]:2018.01.08
002(1590) 銀河乞食軍団[1]:2018.01.04
001(1589) 映画ポスター連続焼失事件:2018.01.04


12月 

121(1706) 宵闇天化・下:2018.12.31

ヤマダマコト著「宵闇天化・下」
を読んだ。
シリースの最後の作品となった。
ライトノベルを意識して書いたそうだ。
確かに読みやすくなっている。
展開も激しく面白いものとなっている。
この著者はこのシリースの作品しか読んでいない。
他の作品も読んでみたいが。
少し時間を明けてから。
今年読み切った最後の作品ととなった。
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120(1705) 第六大陸1:2018.12.27

小川一水著「第六大陸1」
を読んだ。
財閥の娘が月に人が常駐する施設をつくるという。
日本企業の技術と人の総力を挙げて取り組む。
10年計画、1500億年の投資となる。
中国の動向、NASAの動向、さまざまな思惑が交差する。
そして発注者の娘の妙にも
なにか隠された目的もありそうだ。
第2巻へと続く。
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119(1704) 宵闇天化・上:2018.12.23

ヤマダマコト著「宵闇天化・上」
を読んだ。
以前の天化の別の流派で犯罪の首謀者が
姉妹の妹であったので、
少年院を出る時、
彼女を引き取ることにした。
そこから話ははじまる。
天花に使われた絵が再度使用される。
そして相手の衝突が始まる。
上巻はそこで終わる。
これから大きな展開が起こりそうだ。
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118(1703) 宇宙軍士官学校―前哨―3:2018.12.20

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―前哨―3」
を読んだ。
指導者として若い訓練生を率いる立場で話が進む。
歓迎会もなく、仮想空間でのゲームのような
実践的訓練が始まる。
それが歓迎会となる。
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117(1702) 宇宙軍士官学校―前哨―2:2018.12.17

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―前哨―2」
を読んだ。
幹部候補生だけで、実習用の艦船で
実戦的な訓練がはじまる。
次々と裏をかきながら模擬的な戦いが進む。
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116(1701) 古生物学者、妖怪を掘る:2018.12.14

荻野慎諧著「古生物学者、妖怪を掘る 鵺の正体、鬼の真実」
を読んだ。
半分ほど読んだが、興味がなくなる。
文章jも内容的もそれなりだが、
私には興味が途切れた。
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115(1700) 宇宙軍士官学校―前哨―1:2018.12.13

鷹見一幸著「宇宙軍士官学校―前哨―1」
を読んだ。
未来の地球で、技術の進んだ地球外知的生命が
地球に先進技術を無償で大量に供給してた。
人はそれを利用してきた。
あるとき宇宙への貢献として、人材供給が期待される。
そこに若者を45名送り込んで、
後進の指導者養成をおこなった。
その訓練風景を述べたものである。
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114(1699) 天化爛漫:2018.12.09

ヤマダマコト著「天化爛漫」
を読んだ。
自主出版している作品である。
前作の続編でやはり新潟の地元を
舞台にしたミステリー作品である。
3姉弟が揃って謎を解いていく。
そんな展開だがなかなかが面白い。
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113(1698) 暗幕のゲルニカ:2018.12.03

原田マハ著「暗幕のゲルニカ」
を読んだ。
面白かった。
ピカソのゲルニカの作成の時代、暗幕。
2011.9.11の国際連名のロビーの暗幕、
MoMAの展覧会でのゲルニカの展示の試み。
そんな時代を行き来しながら、
ゲルニカの訴えている意味を考えていくストーリーである。
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11月 

112(1697) 南方熊楠―進化論・政治・性:2018.11.28

原田健一著「南方熊楠―進化論・政治・性」
を読んだ。
珍しい経歴の研究者である。
音楽・映像のプロデュサーから
熊楠の旧邸の調査に10年間、従事した。
そこから熊楠研究にのめり込んでいく。
進化論、政治、性について
独自の視点が語っている。
なかなかおもしろかった。
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111(1696) 森と建築の空間史:2018.11.23

千田智子著「森と建築の空間史―南方熊楠と近代日本」
を読んだ。
熊楠の環境運動を、事前にもっていた自然観察に由来する
科学観と宗教観と密接に結びついていることを説いている。
ただ、その論理が中沢氏のように感覚的で
自己完結しているようにみえる。
科学的論理性に欠如している。
人文科学にはこのような論理展開が多い。
なかなかついていけない。
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110(1695) 空白の五マイル:2018.11.21

角幡唯介著「空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む」
を読んだ。
チベットにまだ人が全く入ったことがない地域がある。
それを空白の5マイルと呼んでいる。
そこを単独踏査しようとした探検家の行動記である。
なかなかおもしろい。
ただ、ツアンポー峡谷はあまりぬ険しく、悪条件である。
そして探検の時期も国情不安も悪かった。
踏査は失敗だった。
しかし、その探検行は面白い。
別の作品も読みたいものだ。
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109(1694) 謎の空海:2018.11.17

三田誠広著「謎の空海 誰もがわかる空海入門」
を読む。
小説「空海」の背景を史実に基づいて書かれた入門書である。
知っている内容が多かった。
でも、もちろん知らない内容も多々あった。
空海は不思議な人生を送っている。
18歳で入学した大学を1年もぜす突然辞めて、
30歳までの記録のない空白の10年間。
突然、遣唐使としての抜擢。
唐では、一人にしか相伝されない秘宝である密教を
たった数ヶ月で、それも辺境の外国人に
寺宝や経典のすべてを授けられる。
20年の滞在が2年での帰国。
不法の帰国が1年の謹慎で解けて
一気に宗教界の雄い踊りでる。
不思議な人生である。
経歴の記録に空白があるので、
小説家の空想を掻き立てるだろう。
多くの小説がある。
私はまだ、一つしか読んでないが。
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108(1693) 巨人伝 下:2018.11.05

津本陽著「巨人伝 下」
を読んだ。
上下巻を通して、津本は、熊楠を
記憶による博覧強記の天才性 と 切れると見境がなくなる狂気性
幻想や幻覚による心理的体験 と 科学的合理性
を組みわせている。
それらが複雑に絡み合って、栄光と不幸が繰り返される。
それらから得られる現実的成果や利益がある一方、
悪い方にいくとアメリカからの逃避、
ロンドンからの金銭的困窮による不本意な帰国、
長男の熊弥のよう狂気、
次男常楠との金銭的トラブル、隣家とのトラブル、
対人関係による失敗などへとつながる。
いい方にいくと西洋的民俗学、環境保護の先駆
日本での粘菌の世界的研究などとなる。
何人も人生を一人で生きてきた熊楠の奥深さと
理解の難解さもそこにある。
興味の尽きない人物である。
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107(1692) 巨人伝 上:2018.11.02

津本陽著「巨人伝 上」
を読んだ。
南方熊楠の生涯を小説にしたものだ。
熊楠がよく見てたい幻覚が底流にしている小説である。
生涯は以前から文献で読んでいるので、
ほぼ知っている内容を再確認することにある。
だが、知らないこと、チリバラめられている。
誰が小説にしても、熊楠の生涯は波乱万丈なのだろう。
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10月 

106(1691) 金色天化:2018.10.27

ヤマダマコト著「金色天化」
を読んだ。
新潟を舞台にした不思議な物語であった。
しかし、なかなかおもしろい作品であった。
プロの作家ではないが、
Kindleのデジタル版で出版をしている作家だ。
なかなかおもしろいスタンスである。
編集者や校正者の手がはいっていない弱点があるが、
常に更新していけるということも面白い。
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105(1690) 空海入門:2018.10.20

加藤精一著「空海入門」
を読んだ。
空海の史実に基づいた経歴、
重要著書の骨子などをまとめてあってわかりよかった。
ただし、著者の嗜好の主張が示されているところや
論拠がメディアや大衆書、ニュースなど
少々論理的精度を欠いていたので疑問を感じた。
残念であった。
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104(1689) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四:2018.10.16

夢枕獏著「沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四」
を読んだ。
読み終わってしまった。
空海の少ない資料から、
想像を膨らまし、おもしろ小説にしてられている。
空海の生涯に興味があったのだが、
さらに興味がでてきた。
どこまで史実が知りたくなる。
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103(1688) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三:2018.10.13

夢枕獏著「沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三」
を読んだ。
話は、玄宗皇帝時代、それも楊貴妃に関する回顧に戻っていく。
主には阿倍仲麻呂への手紙が重要なところになる。
面白いところで次巻へと続く。
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102(1687) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二:2018.10.09

夢枕獏著「沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ二」
を読んだ。
この巻では、楊貴妃の墓とその状況、
唐で半生を過ごした阿部仲麻呂が、
楊貴妃の不思議を手紙に残していた。
不思議な展開になってきた。
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101(1686) 沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一:2018.10.04

夢枕獏著「沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ一」
を読んだ。
空海には、南方熊楠の関係で、興味を持っていた。
曼荼羅、密教など通じて、その日本への導入者として
空海が重要になる。
司馬遼太郎の「空海の風景」を読み出して途中で挫折していた。
しかし、読みたいと思いながら、
時間がなくてついつい今日まできている。
このような小説であれば
読みやすいので
空海の生涯や人物をしるにはいい。
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100(1685) 地球はなぜ「水の惑星」なのか:2018.10.01

唐戸俊一郎著「地球はなぜ「水の惑星」なのか
水の「起源・分布・循環」から読み解く地球史」
を読んだ。
水に関する話題を中心に話が進めらている。
主に著者が興味を持った内容だが、
少々一般読者が興味を持てるかどうかが心配だ。
私は興味深く読んだ。
だが、なぜかなかなか本章に入り込めない。
それが不思議だ。
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9月 

099(1684) 第二の地球を探せ!:2018.09.25

田村元秀著「第二の地球を探せ!〜「太陽系外惑星天文学」入門〜」
を読んだ。
井田氏の本から比べれると
実際に観測をしている天文学者の話なので
現実感がある。
最先端の話題が盛りだくさんであった。
そして今後の観測計画も紹介されていて面白かった。
「地球上の生命に似た「生命」を探す鍵となるバイオマーカーには、
これさえあれば決定的と呼べるものはありませんが、
水、酸素、オゾン、メタン、二酸化炭素などのうち、
いくつかが同時に発見されれば、
生命の存在を示す強力な指標になると考えてよいでしょう」
重要な示唆である。
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098(1683) 地球外生命体:2018.09.22

井田茂著「地球外生命体 実はここまできている探査技術」
を読んだ。
重複する内容や繰り返しが多く思えた。
すると最後まで読むと、
聞き語りを文章起こししたもののようだ。
専門家が自身で書いたものでないと、
科学解説は良くないようだ。
読んでいて欲求不満になったので、
別の本を読むことにした。
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097(1682) 新しい1キログラムの測り方:2018.09.19

臼田孝著「新しい1キログラムの測り方 科学が変われば単位も変わる」
を読んだ。
少し前に日本が非常に精度のよい測定で
国際キログラム原器にかわる
新しい質量の単位を決めるのに大きな貢献をしたことをしった。
その関係者が著者となっている。
そして基本単位のうち4つが今年変わることになる。
実施は2019年5月20日からだ。
重要な変化が科学、技術の世界で起こることに成る。
これで人類は新たなステージにたどり着いたことになる。
その反面、単位の定義が実感できなくなってくる。
このギャップを埋めるのは科学教育しかないのだろう。
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096(1681) 女學生奇譚:2018.09.18

川瀬七緒著「女學生奇譚」
を読んだ。
面白い。
恐怖を感じない病気をもったフリーのジャーナリストが
読んではいけい本を取材するように、雑誌編集長から依頼を受ける。
その取材の金銭的バックアップがこれまでにないものであった。
取材していくうちに、戦前の失踪事件につながっていく。
しかし、つぎつぎとの予想外の展開が起こっていく。
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095(1680) 万能鑑定士Qの事件簿 XII:2018.09.12

松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿 XII」
を読んだ。
懐かしい1970年の大阪万博の太陽の塔が舞台となる。
そして、他にもその時期に起こった
イギリスで発生したミステリーサークルの謎も絡んでくる。
複雑な様相をもった謎解きとなっている。
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094(1679) 警視庁科学特捜班 沖ノ島伝説殺人ファイル:2018.09.04

今野敏著「ST 警視庁科学特捜班 沖ノ島伝説殺人ファイル」
を読んだ。
宗像の沖にある島での殺人事件。
島に上陸することもままならない。
関係者に聞くだけである。
そこで証言をどう得ていくか。
だが、島でのことは語れない
「御言わず様」の掟がある。
そこから謎をどう解いてくか。
なかなか面白い。
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093(1678) 警視庁科学特捜班 桃太郎伝説殺人ファイル:2018.09.01

今野敏著「ST 警視庁科学特捜班 桃太郎伝説殺人ファイル」
を読んだ。
岡山の桃太郎伝説に関するミステリーである。
説話における地元の話と、
一般に流布している話とは
異なっていることをもとにミステリーになっている。
おもしろい話となっていた。
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8月

092(1677) 警視庁科学特捜班 為朝伝説殺人ファイル:2018.08.29

今野敏著「ST 警視庁科学特捜班 為朝伝説殺人ファイル」
を読んだ。
伝説シリーズである。
伊豆大島と奄美大島の事故。
そこに為朝伝説を関連付けたマスコミ関係者が
取材中に沖縄で死亡する。
それを各地に出張をして、謎を解いていく。
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091(1676) 警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル:2018.08.27

今野敏著「ST 警視庁科学特捜班 黒の調査ファイル」
を読んだ。
ワンクリック詐欺にひかかった若者が、
復習をするために策を練る。
それが歌舞伎町の中国マフィアとの闘争に絡んでくる。
軽く読める内容であった。
でも面白い。
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090(1675) 「超」独学法:2018.08.27

野口悠紀雄著「「超」独学法」
を読んだ。
独学が重要であることを古今東西の偉人の例、
自身の体験を通じて論じている。
よく分かる内容で、共感できる。
しかし、私にとっては当たり前のことでもあった。
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089(1674) 炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】:2018.08.27

夏井睦著「炭水化物が人類を滅ぼす【最終解答編】」
を読んだ。
炭水化物がなぜ、人類にとって必要ないかを、
医学的観点、生理的観点、人類史学的観点から述べたものである。
根拠が十分ではないところもあったが、
説得力のある内容であった。
また、糖質を取らないと汗をかかないというのも実感がない。
すべてを信用するわけにはいかないが、
納得できる内容が多かった。
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088(1673) 警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル:2018.08.21

今野敏著「ST 警視庁科学特捜班 黄の調査ファイル」
を読んだ。
今回は、新興宗教の組織で集団自殺が起こった。
しかし、それは自殺ではなく殺人であった。
それに関連して
宗教、主に禅宗に関する話題が
いろいろでてきた。
禅に関する話題がなかなかおもしろかった。
作者自身が体感していたような
内容がいろいろあった。
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087(1672) 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル:2018.08.17

今野敏著「ST 警視庁科学特捜班 緑の調査ファイル」
を読んだ。
コンサートのリハーサル中にストラディバリウスの盗難があった。
調査中に関係者の殺人事件が発生した。
驚異的な聴覚をもった翠が、
事件を解決に導く。
同じような聴覚をもった関係者がいることが
事件が一気に解決に向かう。
やはり、今野氏の作品は軽く読めて気分転換にいい。
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086(1671) 万能鑑定士Qの事件簿 XI:2018.08.15

松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿 XI」
を読んだ。
京都のぼろぼろの寺、音隠寺でおこった奇跡的なことで、
数年で一気に有名な観光スポットになった。
しかし、それはトリックを使ったものであった。
また、昔から行方不明になっている
国宝級の安倍晴明の式盤を見つけて寺の宝としようと企てる。
その対決が今回のテーマだ。
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085(1670) 警視庁科学特捜班 青の調査ファイル:2018.08.12

今野敏著「ST 警視庁科学特捜班 青の調査ファイル」
を読んだ。
軽く読めるでついつい一気に読んでしまう。
今回はテレビ・プロダクションが担当した番組で
心霊現象が起こるマンションの一室で
ロケ中に人が死んだ。
最初は事故死扱いだったが、
殺人事件だということが徐々にわかってくる。
そしゅて5人の捜査班の特技が活かされて
事件が解決する。
単純明快、読んですっきるする。
疲れているときは、こんな小説がいい。
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084(1669) 巨神計画 下:2018.08.10

シルヴァン・ヌーヴェル著「巨神計画 下」
を読んだ。
上巻同様、レポートやインタビュー形式で
話が進む。
大きな展開があるのだが、
なかなか把握できない。
そして最後に大きな出来事があって終わる。
明らかに続編が構想されている。
実際に3部作のようだ。
2部目がすでに出版されている。
どうもこのようなストーリーの展開にはついていけない。
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083(1668) 巨神計画 上:2018.08.08

シルヴァン・ヌーヴェル著「巨神計画 上」
を読んだ。
あるインタビュアとの対話や記録のファイルを
中心に話が展開していく。
ホーガンの巨人シリースを思わせるものだ。
地球の技術でできない装置がでてくる。
その年代は6000年前ものであった。
パーツが全て見つかり
組み立てられた。
そしてふとしたことかが装置が起動して
周辺数kmが消滅した。
展開をファイル記述の形式にしなくても
十分面白いシナリオだと思うのだが。
作者はこの形に必然性を見出しているのだろうか。
シリーズですでに続編がでている。
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082(1667) 警視庁科学特捜班 黒いモスクワ:2018.08.03

今野敏著「警視庁科学特捜班 黒いモスクワ」
を読んだ。
ロシアとの捜査の情報交換で出張した
モスクワでの事件を捜査することになった。
STの2名が当初加わることにあったが、
個人的に行っていた2名と、
事件があったことで
他のメンバーも加わることになった。
そして事件が解決していく。
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081(1666) 銀河乞食軍団[10]:2018.08.01

野田昌宏著「銀河乞食軍団[10]―次元穴のかなた―」
を読んだ。
事態はいろいろ進む。、
話の終わりがなかなか見えない。
しかしそれが面白さを出しているようだ。
手に入るのはあと1巻だけである。
どう終わるのだろうか。
気になるところだ。
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7月

080(1665) 自覚―隠蔽捜査5.5―:2018.07.29

今野敏著「自覚―隠蔽捜査5.5―」
を読んだ。
短編集である。
短編集では、長編の主人公である大森署署長竜崎は
脇役に置かれている。
長編で出てきた脇役が主役として登場し、
竜崎の発言、行動が大きな役割を果たす。
そんなパターンが多い。
面白い。
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079(1664) 宰領―隠蔽捜査5―:2018.07.27

今野敏著「宰領―隠蔽捜査5―」
を読んだ。
面白い。
国会議員が誘拐される。
運転手が殺害され警察の捜査本部へ電話がかかってくる。
地道な捜査がなされ、
真相が解明されていく。
人との関係もおもしろい。
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078(1663) マルドゥック・スクランブル The 1st Compression:2018.07.25

冲方丁著「マルドゥック・スクランブル The 1st Compression─圧縮 〔完全版〕」
を読んだ。
不思議な世界が構築されている。
SFとミステリー、サスペンスなどの要素がはいっているが、
深い内容も組み込まれている気がする。
時代小説は読んだのだが、
沖方のSFが本業のようなものなのだが、
今作が初めてであった。
ホーガンのSFは、小説の世界を理解するの時間がかかる。
そこからめくりめく世界が広がる。
この小説ではまだそこまで達しない。
3部作の1作目だが、少々時間を空けよう。
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077(1662) 悪血:2018.07.20

門井慶喜著「悪血」
を読んだ。
日本画家の家の三代目の息子が主人公で
隣の書家の娘が許嫁である。
そんな血に疑問を感じて、
画家の道をはずれるが、
ペットの肖像画という隙間産業で生きている。
主人公が血というものに悩む。
非合法なブリーダーが特別な犬種をつくるのを見て、
血統について考える。
あらたに作られた特殊な犬が
狂犬病になり、ブリーダーも死に至る。
主人公も狂犬病の危険性が現れる。
その時、主人公のとった行動は・・・
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076(1661) 転迷:2018.07.17

今野敏著「転迷―隠蔽捜査4―」
を読んだ。
今回は、厚生労働省の麻取、公安、外務省など
省庁が複雑に絡みある事案が起こる。
当初はばらばらの事件に見えたが、
最終的に結びついてくる。
そこに主人公の竜崎が
論理的に形式を通して解決していく。
なかなかおもしろい。
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075(1661) 銀河乞食軍団[9]:2018.07.15

野田昌宏著「銀河乞食軍団[9]―タンポポ村、発見!」
を読んだ。
話は進む。
しかし、なかなか核心へつながらない。
中編だが、ついつい次が気になる終わり方だが、
以前読んだのだが全く覚えていない。
だから面白く読めるのだが。
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074(1660) 初陣:2018.07.13

今野敏著「初陣―隠蔽捜査3.5―」
を読んだ。
隠蔽捜査のシリーズの脇役の伊丹が主人公となり
幼なじみで同期の竜崎伸也が脇役でチョロチョロ出てくる。
しかし、その役割が大きい。
短い話ばかりだが、面白い。
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073(1659) 注文の多い美術館:2018.07.10

門井慶喜著「注文の多い美術館 美術探偵・神永美有 」
を読んだ。
神永と佐々木の登場する美術探偵シリーズである。
短編集だが、語り手が佐々木、神永、イヴォンヌなどになる。
また、神永と佐々木の出会いなども示される。
短編だが、これまでの登場人物のいろいろな過去が示されて
なかなかおもしろい。
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072(1658) こちら警視庁美術犯罪捜査班:2018.07.07

門井慶喜著「こちら警視庁美術犯罪捜査班」
を読んだ。
たった二人の美術犯罪の捜査をする部署である。
先輩刑事岸すみれの指導のもと、
元気とやる気はあるのが、美術にの知識はない三田村が
犯罪を取り締まっていく短編集である。
それぞれおの犯罪をただっていくと
すべてが一つの会社、一人の人物にただりるく。
それが岸のもと夫であった・・・
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071(1657) 日本核武装 下:2018.07.05

高嶋哲夫著「日本核武装 下」
を読んだ。
核爆弾の装置自体は
日本の技術力があれば可能である。
核物質も管理は厳重だが、日本に存在している。
それを加工すれば、原爆に転換可能である。
そんな背景で物語は進む。
原爆反対、戦争反対の主人公。
他国の侵略があり、
アメリカがそれに介入しないとしたら
日本の取るべき道は?
それが重要なテーマの小説であった。
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070(1656) 日本核武装 上:2018.07.02

高嶋哲夫著「日本核武装 上」
を読んだ。
防衛省の職員が交通事故にあった。
彼が持っていいた書類は原子爆弾の設計書であった。
その書類を巡る追求と、
尖閣諸島での中国との緊迫。
そしてアメリカの変心など
複雑なストーリーが進む。
すぐに下巻に読み継ぐ。
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6月

069(1655) 疑心―隠蔽捜査3―:2018.06.28

今野敏著「疑心―隠蔽捜査3―」
を読んだ。
警察署長の竜崎伸也の心の葛藤がテーマである。
合理主義、理性、論理を重んじる人間に
恋愛に囚われた時、その葛藤をどう乗り切るか。
これがテーマだ。
事件はアメリカ合衆国の大統領に来日する。
そこにアメリカからきたシークレットサービスから
テロの情報があり、その兆候を発見する。
日本の官僚制度とアメリカの合理主義との対決。
それを竜崎はどう乗り越えるのか。
なかなか面白い。
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068(1654) 果断:2018.06.27

今野敏著「果断―隠蔽捜査2―」
を読んだ。
正義を実直に貫き通す警察官僚の竜崎伸也。
出生街道を進んでいたが、
長男の不祥事で左遷をされ、
警察署長となった。
そこで人質立てこもり事件が起こり、
SATが射殺した。
それがマスコミにもれ、
大きな問題になった。
しかし探ると思わぬ真相が明らかなってきた。
正義を貫く主人公がなかなかいい。
そして今野氏の作品も面白い。
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067(1653) シュンスケ!:2018.06.25

門井慶喜著「シュンスケ!」
を読んだ。
伊藤博文の若い頃の立身物語である。
長州の田舎で出身者が、
幕末の頃、歴史の表にあまり出ていないが、
実は縁の下の力持ちとしての働きを書いた
歴史物語である。
門井氏の現代ミステリーは面白いのだが、
歴史物は少々面白みにかけるようだ。
まあ、あといくつか読んで判断しようか。
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066(1652) 昆虫こわい:2018.06.21

丸山宗利著「「カラー版」昆虫こわい」
を読んだ。
丸山氏のはじめての本だ。
昆虫採集を海外で行った記録である。
昆虫に熱中している姿が微笑ましい。
多いときでは年6回もでかけることがあったそうだ。
しかし、海外旅行は嫌いだという。
でも自身は旅慣れているという。
これは危険たところを察知し、
それに対応できる能力のようだ。
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065(1651) パラドックス実践 雄弁学園の教師たち:2018.06.19

門井慶喜著「パラドックス実践 雄弁学園の教師たち」
を読んだ。
小・中・高・大学までをもった学園で
教えられる雄弁をめぐるものたがり。
主にはその学校に務める教師たちの群像である。
それぞれの短編にどこかに共通する人物がでてくる。
それが連作であることを示す。
ただしそこにはいろいろな伏線がある。
面白い。
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064(1650) ホテル・コンシェルジュ:2018.06.18

門井慶喜著「ホテル・コンシェルジュ」
を読んだ。
ホテルのコンセルジュを目指す女性が
旧財閥の御曹司とその親族の謎にふり回らせる物語である。
やはり面白い。
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063(1649) 人形の部屋:2018.06.16

門井慶喜著「人形の部屋」
を読んだ。
日常の中に潜むミステリーを
多様な知識から問題を解いていく。
そんなミステリーも面白い。
やはり門井氏の物語は面白い。
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062(1648) 若桜鉄道うぐいす駅:2018.06.15

門井慶喜著「若桜鉄道うぐいす駅」
を読んだ。
田舎の駅舎の取り壊しをめぐって、
祖父とその長馴染み(師匠筋にあたる)の板挟みで
大学院生の主人公が右往左往するはなしである。
そこには何度かのドンデン返しが組み込まれている。
やはり門井作品は、面白い。
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061(1647) 小説あります:2018.06.14

門井慶喜著「小説あります」
を読んだ。
文学館の嘱託職員が古本屋で遺稿集をみつける。
その見返しをみると、著者の署名がある。
ありえないことである。
遺稿集に著者が署名することはない。
古本屋は偽物だといって安く分けてくれる。
しかし、直筆をみていた主人公は著者の筆跡であると確信する。
そしていろいろな伏線が錯綜しながら
ドンデン返しを繰り返しながら、
大団円へと向かう。
面白い。
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060(1646) アリになった数学者:2018.06.14

森田真生著「アリになった数学者」
を読んだ。
子供向けの絵本である。
しかし、難解である。
1とは何かを考えて本である。
わかったようなわからないような
そんな難解さだ。
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059(1645) この世にひとつの本:2018.06.13

門井慶喜著「この世にひとつの本」
を読んだ。
大印刷会社の社長のあまりパッとしない三男が
社史編纂室の窓際社員、
秘書室の社長の愛人が
出走した書家を探す物語である。
そこに工場での白血病での連続死亡事件も絡む。
この世にひとつの本は、書家が金泥で書いた渾身の源氏物語。
それら絡み合いなが物語は進む。
やはり面白い。
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058(1644) おさがしの本は:2018.06.10

門井慶喜著「おさがしの本は」
を読んだ。
市立図書館のリファレンス担当の
館員の和久山隆彦が
いろいろな本を見つけていく物語からはじまる。
やがて、秘書室から来た副館長、そして館長へとなる人物からの
挑戦的なリファレンス。
図書館廃止論者の館長との論争。
やがては、市の文教委員会での存廃論争へとつながる。
実は館長は和久山の能力を買っていたのだ。
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057(1643) 鬼神曲 考古探偵一法師全の不在:2018.06.08

化野燐著「鬼神曲 考古探偵一法師全の不在」
を読んだ。
この久しぶりにシリーズを読んだ。
前作は短編だったが、
今回は山陰地方の1つ目の鬼に関するテーマであった。
大学んおセミナーハウスが舞台の連続殺人事件である。
しかし、設定や動機に少々無理あるので
納得できない部分があった。
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056(1642) 隠蔽捜査:2018.06.04

今野敏著「隠蔽捜査」
を読んだ。
これは今野氏の今までの作品と比べて
深い内容になっており、
読み応えのある作品であった。
このシリーズが面白そうである。
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055(1641) 万能鑑定士Qの事件簿 X:2018.06.03

松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿 X」
を読んだ。
凜田莉子が万能鑑定士として
仕事をはじめた頃の話である。
10巻を記念して、これまでの登場人物が何人か出てくる。
論理的思考の深め方がいろいろ書かれている。
面白い。
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054(1640) 竹島:2018.06.02

門井慶喜著「竹島」
を読んだ。
これも一気に読ませる作品だ。
素材は竹島の帰属を示す古文書だが、
登場人物は、数名で小さな世界で繰り広げられる。
主人公は高校中退でセールスマン。
しかく口が立つ。
その他の登場人物が、外務省、外務大臣、
駐日韓国大使、中国の外務のトップなど。
若いセールスマンが口八町で翻弄していく。
やはり門井氏の作品は面白い。
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5月

053(1639) キッドナッパーズ:2018.06.01

門井慶喜著「キッドナッパーズ」
を読んだ。
一気に読んでしまった。
短編であったが面白い。
何度もドンデン返しがある。
そしてハッピーエンドで終わる。
門井氏の作品には間違いないようだ。
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052(1638) 天才までの距離 美術探偵・神永美有:2018.05.31

門井慶喜著「天才までの距離 美術探偵・神永美有」
を読んだ。
美術探偵の神永美有の行動(活躍ではない)を
友人で京都の4年制の美大の准教授となった
佐々木昭友の視点から書かれた連作短編集である。
主に佐々木の活躍が目立つものが多かった。
なかなか含蓄があり、おもしろものである。
他の作品も読みたくなった。
北森鴻と同じような作風の短編の凝方を感じた。
読んでいきたい作家となった。
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051(1637) ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人:2018.05.29

今野敏著「ST 警視庁科学特捜班 毒物殺人」
を読んだ。
STシリーズの第2弾である。
5人のSTがそれぞれの能力を発揮しながら操作する。
今回は2件の毒物殺人から大きな悪を暴いていく。
そんなミステリーが気楽に読めるので
つぶしで読むのにちょうどいい。
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050(1636) ゲノム編集とは何か:2018.05.26

小林雅一著「ゲノム編集とは何か 「DNAのメス」クリスパーの衝撃」
を読んだ。
クリスパーについての現状がわかった。
研究の経過や重要性、特許に関する裁判や、
巨大化学企業のゲノム編集に関する投資や戦略など
多岐にわたる話題が盛り込まれていた。
そして気になるのは、
日本がこの分野で出遅れいている点である。
本来日本が得意そうな分野なので
出遅れは手痛い。
そんなことを感じた。
今度はクリスパーの科学面について知りたくなった。
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049(1635) 楽園のカンヴァス:2018.05.22

原田マハ著「楽園のカンヴァス」
を読んだ。
面白い。
時代を何重かに複層しながら、行き来しながら、話が進む。
作中作にも謎と、登場人物にも謎が加え
ルソーという前衛画家の作品を巡る物語である。
なかなかいい作品であった。
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048(1634) 万能鑑定士Qの事件簿 IX:2018.05.19

松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿 IX」
を読んだ。
今回は、何重かの詐欺と伏線があり、
なかなか凝ったストーリになっている。
ルーブル博物館のモナ・リザの専門家とイギリス王族、
それが主人公の凛田莉子と講談社の週刊誌の記者の小笠原が
巻き込まれていく。
そのなぞにどう挑んでいくかが。
軽く読めて面白かった。
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047(1633) 東京帝大叡古教授:2018.05.18

門井慶喜著「東京帝大叡古教授」
を読んだ。
なかなか面白い。
明治時代を舞台としたミステリーでありながら
歴史的などんでん返しが仕込まれている。
ミステリーとしてはもう一つだが、
最終的には大きな伏線が面白かった。
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046(1632) 合成生物学の衝撃:2018.05.12

須田桃子著「合成生物学の衝撃」
を読んだ。
ベンダーのヒトゲノムの解読と
合成生物について少し知っていたが、
詳細は知らなかった。
本書だけでは、まだ十分にわからない。
少しこのあたりを読んでみたい。
またCRISPR-Cas9と遺伝子ドライブという技術にも興味をもった。
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045(1631) 銀河乞食軍団[8]:2018.05.08

野田昌宏著「銀河乞食軍団[8]―隠元岩礁に異常あり―」
を読んだ。
話は少しずつ展開していくが、
その展開は面白い。
だが、今回はあまり波乱がない。
なにか大きな出来事が
起こりそうな予感はするのだが。
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044(1630) 異端の統計学 ベイズ:2018.05.06

シャロン・バーチュ・マグレイン著「異端の統計学 ベイズ」
を読んだ。
ベイズの置かれてきた位置、
その歴史的経緯、
反対論者と推進者、そしてその競争。
現在の状況などがわかってきた。
ただ、思想的な深みがなかなか理解できなかった。
そのあたりを詳しく解説しているものがあるといいのだが。
こうしてまた読みたい本、読むべき本が増えていくのか。
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043(1629) 万能鑑定士Qの事件簿 VIII:2018.05.01

松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿 VIII」
を読んだ。
波照間の水不足を解決する画期的装置が発明される。
それを町の議会議員が聞きつけ、
先客だけに販売するということで、
現地に行き、研究者とともに実験に立会、その凄さを実感する。
議会の合意を得て、12億円が振り込まれようよしている。
学校時代の同級生たちが台湾を舞台にして、
詐欺師を追いかける物語である。
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4月

042(1628) 魔女は月曜日に嘘をつく:2018.04.29

太田紫織著「魔女は月曜日に嘘をつく(1)」
を読んだ。
江別を舞台にした日常ミステリーである。
不思議な魔女がでてくる。
しかし、ファンタジーではなく、
表情や仕草から読心術ができる自身のことを魔女と呼んでいる。
軽い物語で、私の住む江別が舞台なので親近感を覚えた。
舞台はどこか、あの店ではないか、これはあそこだと
想像しながら読んでしまった。
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041(1627) クルマの渋滞 アリの行列:2018.04.22

西成活裕著「クルマの渋滞 アリの行列
-渋滞学が教える「混雑」の真相- 知りたい!サイエンス」
を読んだ。
西成氏の本業である渋滞学に関する
シミレーションの方法、その応用としてアリや鳥などの行列についても
わかりやすく書いてある。
その成果を社会への応用すためには
どのようにすればいいのか
などについても言及されている。
西成氏には周辺でのいろいろな著書があるが、
はやり本業での話が面白い。
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040(1626) これならわかる!ベイズ統計学:2018.04.19

涌井良幸・涌井貞美著「史上最強図解 これならわかる!ベイズ統計学」
を読んだ。
現在興味をもっているベイス統計に関する入門書である。
統計の概要は理解できた。
しかし、その思想の部分が知りたいのだが。
別の傾向の書に頼るしかないだろうか。
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039(1625) 銀河乞食軍団[7]:2018.04.16

野田昌宏著「銀河乞食軍団[7]―決戦!金太郎岩礁―」
を読んだ。
話がだいぶ核心に迫ってきた。
なかなか面白いものになってきた。
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038(1624) 七十歳死亡法案、可決:2018.04.13

垣谷美雨著「七十歳死亡法案、可決」
を読んだ。
なかなか面白いシナリオだ。
こんな法案が通れば、
世間の人たちはどう動くだろうか。
そんなシミレーションとしても読める。
最後が少々話が慌ただしかったが。
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037(1623) 鳥類学者 無謀にも恐竜を語る:2018.04.11

川上和人著「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」
を読んだ。
鳥類は恐竜の一部であることから、
鳥類学者が、恐竜の生態や行動を
推定することは可能だという視点で語られる。
確かに一理ある。
もともと川上氏は軽妙な文章書かれるので
読みやすいものとなっている。
そんな面白い一環の書物であった。
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036(1622) 銀河乞食軍団[6]:2018.04.05

野田昌宏著「銀河乞食軍団[6]―炎石の秘密―」
を読んだ。
シリーズの第6巻である。
読みやすくあっと言う間に読めてしまう。
気分転換したいとき読みたくなる。
そんなシリーズの一つだ。
一つ読むを次を購入しておく。
そんなツーティンに組み込まれた。
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035(1621) 見えないものをさぐる-それがベイズ:2018.04.03

藤田一弥著「見えないものをさぐる-それがベイズ:ツールによる実践ベイズ統計」
を読んだ。
ベイズ統計学の入門書である。
以前からざっと目をとしていたものである。
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034(1620) 桃ノ木坂互助会:2018.04.03

川瀬七緒著「桃ノ木坂互助会」
を読んだ。
老人たちが自分たちの棲んでいる町を守るために、
問題のある住民たちに対していろいろ対策をとる。
しかし、問題がある住民に他の策略が働きはじめる。
事態は進むむにつれて、
そして、最後には思わぬことが起こる。
なかなか面白い仕掛けたなされたストーリであった。
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3月 
033(1619) ST 警視庁科学特捜班 エピソード1:2018.03.30

今野敏著「ST 警視庁科学特捜班 エピソード1」
を読んだ。
特殊な能力をもった科学特捜班のメンバーが
登場する始まりの物語だ。
いろいろな能力をもっている人材が
その少し発揮しただけでいろいろなものが見えてくる。
シリーズの発展を予感させう物語だ。
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032(1618) 天才たちの値段:2018.03.27

門井慶喜著「天才たちの値段 美術探偵・神永美有」
を読んだ。
美術品の真偽が味覚で感じる神永の活躍が
短大の美術の講師の佐々木の語りで進む。
4つの短編によって構成される。
美術の世界であるが、
なかなか面白い。
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031(1617) 鳥類学者 無謀にも恐竜を語る:2018.03.23

川上和人著「鳥類学者 無謀にも恐竜を語る」
を読んだ。
短いエッセイが集められている。
もっとじっくりを述べてもらいたいと思うことも
短めにまとめられている。
本を最後まで読んだ時、
雑誌への連載であったことがわかった。
納得がいった。
おもしろいフィールドワーカーの話題である。
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030(1616) よくわかる最新ベイズ統計の基本と仕組み:2018.03.22

松原望著「図解入門よくわかる最新ベイズ統計の基本と仕組み」
を読んだ。
ベイズの原理と応用の事例を紹介したものだ。
一通り目を通した。
少し理解が進む。
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029(1615) 裏山の奇人 野にたゆたう博物学:2018.03.18

小松貴著「フィールドの生物学14 裏山の奇人 野にたゆたう博物学」
を読んだ。
蟻に寄生する虫を専門として調べている
若手研究者のフィールドワークの様子や
奇妙な生態が書かれている。
面白い。
私にはそこまでのめり込んでいないが、
それなりの楽しさがある。
フィールドワークは楽しい。
そんな思いがひしひしと伝わる。
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028(1614) 上と外(下):2018.03.13

恩田陸著「上と外(下)」
を読んだ。
いろいろな要素が組み合わあっている。
一応辻褄があっているしストーリーもまとまっている。
最後まで読み続けられる面白さがある。
しかし全体として今ひとつであった。
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027(1613) 上と外(上):2018.03.09

恩田陸著「上と外(上)」
を読んだ。
不思議な物語である。
上巻は、非常にリアリティのある物語だが、
異常事態が進むにつれて、
少しずつ不思議な世界が見えてくる。
上巻後半から面白くなってきた。
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026(1612) でんでら国 下:2018.0306

平谷美樹著「でんでら国 下」
を読んだ。
最後まで、いろいろな仕掛けがあり、
おもしろく読めた。
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025(1611) 図解・ベイズ統計「超」入門:2018.0306

涌井貞美著「図解・ベイズ統計「超」入門」
を読んだ。
統計学の概略は知っていたが
ベイス統計は詳しくしらなかった。
ところがみていくと、
私の考えに関わりの深い考え方があるようだ。
重要なキーワードがわかるとその概要が理解できる。
■同時確率:AとBが同時に起こる確率
■条件付き確率:Aが起こったときにBに起こる確率
■乗法定理:AなおかつBが起こる確率
        =AのもとでBが起こる条件付き確率×Aがおこる確率
■加法定理:AとBが同時に起こることがない(排反)のとき加法定理が成立する
AまたはBが起こる確率=Aが起こる確率+Bが起こる確率
■ベイズの定義:
Bが起こったときにAの起こる確率
  =(Aが起こったときにBが起こる確率×Aの起こる確率)/Bの起こる確率
■ベイズの定理の変形:
AをH(仮定、hypothesis)、Bをデータ(data)とする
D(data)が得られた時にH(仮説)が成立して確率
  =Dが得られた確率
事後確率=尤度(ゆうど)×事前確率/Dが得られた確率
■モンディ・ホール問題:
 ベイス的意思決定の理論=情報を得れれば次に取るべき行動の選択確率は変わる
■ベイズの定理の分母の求め方:
 過程をすべて書き出してかた加法定理と乗法定理とを組み合わせ、展開する。
 次に、与えられた尤度と事前確率の値を代入する
■理由不十分の原則:
 確かな情報がない場合、適当な値をセットできる
 厳密さに欠けるが、融通が利き、経験が活かせる
■ベイス更新:
 以前のデータがから算出された事後確率を、
 次のデータ解析のための事前確率に利用するこという技法
■ナイーブベイスフィルター:
 あらかじめ取得してらる出現確率をかけ合わせていく
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024(1610) でんでら国 上:2018.0303

平谷美樹著「でんでら国 上」
を読んだ。
江戸時代の陸奥国の小さな外館藩の太平村で、
60歳になると、姥捨ての習慣が
秘密裏におこなわれていた。
しかし、年寄りたちは、山奥にひっそりと
村を作って暮らしていた。
ある日、代官たちが隠し田を探すために入ってくる。
その攻防が面白い。
しかし、背景に高齢化社会のあり方についての
考えがしめされている。
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2月 

023(1609) メビウスの守護者:2018.02.28

川瀬七緒著「メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官」
を読んだ。
次作の方を先に読んだが、
単独でも読める。
いつものように昆虫が法医学として
役立つことをテーマにしたものである。
なかなか面白かった。
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022(1608) 万能鑑定士Qの事件簿VII:2018.02.24

松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿VII」
を読んだ。
移動中に軽く読めるものとして読んだ。
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021(1607) 特別授業「君たちはどう生きるか」:2018.02.24

池上彰著「100分de名著 読書の学校 特別授業「君たちはどう生きるか」
を読んだ。
中学校での講義を本にしたものである。
最近話題を集めている本の
池上氏の中学生向けの解説である。
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020(1606) アインシュタインの発見:2018.02.20

山田克哉著「ゼロからわかる アインシュタインの発見」
を読んだ。
わかりやすいが、面白みには欠ける。

以下引用

特殊相対性理論によると、エネルギーと物質(質量)は等価である。したがって物理学ではエネルギーと物質とを区別しない)。

もしこの宇宙から空気を含むすべての物体を取り除いてしまったら、時間も空間も同時に消えてなくなってしまう」

特殊相対性理論がなぜ「特殊」であるかというと、特殊相対性理論では一定速度で動く(つまり加速のない)座標系のみを扱い、加速や重力を扱えないからである。一方、一般相対性理論は加速も重力も全部含む。

一九二五年、アインシュタインはインドのボースという物理学者から受け取った手紙をきっかけに、「ボースアインシュタイン凝縮」という理論を発表した。この理論からアインシュタインは光の誘導放出(第6章で説明する)を考え出し、これが後のレーザーの発明に結びついたのである。レーザー

「外部から何の邪魔も入らなければ、物体は同じ運動状態を永久に保ち続ける」(運動に関するニュートンの第一法則)。これは「慣性の法則」と呼ばれている。

ニュートンの運動に関する第二法則は「物体に力を加え続けるとその物体は加速されるが、加速のされ方すなわち加速度は質量が小さいほど大きく、質量が大きいほど小さい」というものである。

「二つの物体間には作用力と反作用力が働く。この二つの力の向きはお互いに逆向きであるがそれらの強さはまったく等しい」(第三法則)

ロケットの加速によって生ずる「見かけの重力」と「実際の地球重力」とは区別がつかないわけで、「加速効果と重力効果とは区別のつけようがない」ということになる。これが「等価原理」である。

重力は光をも曲げてしまう、というよりも、重力によって空間自身が曲げられてしまい、光はその曲がった空間に沿って伝わるというふうに解釈されるのである。

光電効果では光の粒子性が現れ、回折現象では光の波動性が現れる。このように光は粒子性と波動性をもつが、粒子性と波動性が両方同時に現れることはない。光の観測の仕方によって、どちらか一方の性質が現れるのである。

この「忽然と消え、忽然と現れる」という現象が、量子飛躍(クオンタム・リープ)と呼ばれるものである。
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019(1605) 銀河乞食軍団[5]:2018.02.17

野田昌宏著「銀河乞食軍団[4]―怪僧ゴンザレスの逆襲―」
を読んだ。
話しは展開していく。
面白い。
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019(1605) 爆発的進化論:2018.02.14

更科功著「爆発的進化論―1%の奇跡がヒトを作った―」
を読んだ。
なかなか興味深かった。

以下引用

生物とウイルスのあいだには、道具、つまりリボソームの有無という一線が引かれている。ウイルスは、自分ではタンパク質を合成することができない。

生物とウイルスのあいだには、道具、つまりリボソームの有無という一線が引かれている。

もっとも単純な生物である細菌と、ウイルスのあいだはほとんど連続的だ。ただリボソームの有無が、つまりタンパク質を自分で合成できるかどうかが、生物と無生物の境界になっているのである。

この便利な細胞膜こそ、生物の三つの特徴の一つなのだ。

分岐する前の「祖先」となる生物を「共通祖先」という。
現在の地球上の生物は、大きく三つのグループに分けることができる。「真核生物」と「真正細菌」と「古細菌」だ。

古細菌は一九七七年に発見されたグループで、メタン生成細菌など特殊な環境にいる細菌が多い。

真正細菌と古細菌の共通祖先は、まさに現在地球上に生きているすべての生物の共通祖先ということになり、これは「ルカ」(LUCA:the Last Universal Common Ancestor)とよばれている。

鉱物でできた骨格である。これはとても便利なものだったらしく、たちまち多くの動物が鉱物の骨格を進化させはじめた。

骨格は、いったいなんの役に立っているのか。カルシウムの貯蔵といった生理的な役割もあるが、ここでは骨格の硬さに注目して三つ指摘しておこう。  それは「運動」と「保護」と「支持」だ。

ダーウィンが主張したことは、おもに次の三つである。
@生物は進化する。
A進化のおもなメカニズムは自然選択である。
B現在のすべての生物はただ一種の(あるいはごく少数の)共通祖先から枝分かれして進化してきた。
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018(1604) 銀河乞食軍団[4]:2018.02.10

野田昌宏著「銀河乞食軍団[4]―宇宙コンテナ救出作戦―」
を読んだ。
終わりがちょん切れいている。
かなり中途半端な終わりだ。
続編があるのが前提の作品なのだ。
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017(1603) 君たちはどう生きるか:2018.02.09

吉野源三郎著「(新編)君たちはどう生きるかー石だんの思い出ー」
を読んだ。
友人を裏切って病気になり、寝込んだコペルくん。
おかんさんの石段の思い出と
おじさんのノートでのコメントが重い。
君たちはどう生きるかの根幹にあたるところだ。
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016(1602) 銀河乞食軍団[3]:2018.02.09

野田昌宏著「銀河乞食軍団[3]―銀河の謀略トンネル―」
を読んだ。
面白い。
ただ、一気に読んでしまえるので
次々に読みたくなる。
2度目の読書なのにまったく覚えていないので
楽しめる。
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015(1601) エントロピをめぐる冒険:2018.02.06

鈴木炎著「エントロピをめぐる冒険 初心者のための統計熱力学」
を読んだ。
エントロピーにかかわる歴史的背景と
概念の説明がなされている。
ギブスの偉大さをはじめて知った。
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014(1600) ブラタモリ 12:2018.02.05

NHK「ブラタモリ」制作班著「ブラタモリ 12」
を読んだ。
別府と神戸、奄美を巡る旅である。
別府はいったことがあるが、
神戸と奄美にはまだいったことがない。
一度いってみたいものだ。
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013(1599) ブラタモリ 11:2018.02.04

NHK「ブラタモリ」制作班著「ブラタモリ 11」
を読んだ。
初詣スペシャルで成田山を。
目黒、浦安、水戸、
そして香川でさぬきうどんとこんぴらさんを巡る。
やはり地形や地質が面白い。
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012(1598) ブラタモリ 10:2018.02.02

NHK「ブラタモリ」制作班著「ブラタモリ 10」
を読んだ。
富士の樹海と富士山麓、大阪と大坂城、知床である。
地質学でも面白いところが巡っている。
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011(1597) ブラタモリ 9:2018.02.01

NHK「ブラタモリ」制作班著「ブラタモリ 9」
を読んだ。
平泉、新潟、佐渡、広島、宮島の内容である。
読むと行きたくなる。
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1月 

010(1596) ブラタモリ 8:2018.01.31

NHK「ブラタモリ」制作班著「ブラタモリ 8」
を読んだ。
なつかしい横浜と横須賀があり、
いったことのない会津と
そして一度行きたい磐梯山である。
高尾山も有名だが一度もいったことがないところ。
地質学者もでてくるし、
地形、地質の話題が豊富でおもしろい。
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009(1595) ブラタモリ 7:2018.01.30

NHK「ブラタモリ」制作班著「ブラタモリ 7」
を読んだ。
京都は、嵐山と伏見をめぐっている。
志摩はなかなかおもしろそうだ。
伊勢は伊勢神宮とお伊勢参りのはなし。
なかなか面白い。
読み出すとすぐに読み終わってしまう。
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008(1594) 漫画 君たちはどう生きるか:2018.01.28

羽賀翔一画吉野源三郎著「漫画君たちはどう生きるか」
を読んだ。
いつ原作の方を読んだのだろう。
覚えていないが随分以前だ。
舞台となった時代は1937年戦前だ。
それでも、吉野氏が伝えたかった趣旨は
時代を越えて大切なものとわかる。
それを漫画としてわかりやすく伝えている。

ゲーテ「誤りは心理に対して、
ちょうど睡眠が目覚めに対すると、
同じ関係にある。
人が謝りから覚めて、
よみがえったように再び真理に向かうのを、
私は見たことがある」

吉野源三郎の内容紹介
「だれもかれもが力いっぱいにのびのびと生きてゆける世の中
だれもかれも「生まれて来てよかった」と思えるような世の中
じぶんを大切にすることが同時にひとを大切にすることになる世の中 
そういう世の中を来させる仕事がきみたちの行くてにまっている
大きな大きな仕事 
生きがいのある仕事」
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007(1593) 万能鑑定士Qの事件簿VI:2018.01.26

松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿VI」
を読んだ。
今回は若くて知性の高い詐欺師の話題である。
出かける時に、軽く読み出し
そして読み終えた。
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006(1592) 未来からのホットライン:2018.01.22

ジェイムズ・P・ホーガン著「未来からのホットライン」
を読んだ。
スコットランドの田舎の城に引退したノーベル賞科学者が
実は研究を続けて、やが てタイムマシンを発明する。
最初は6文字を1分前に送るだけだった。
やがてバージョンウップで
1日前に多くの情報を遅れるようになる。
ハードSFの大家ホーガンは、
タイムマシンをいくつか書いているが
これもすごい。
並列宇宙ではなく直列宇宙を設定して
現在の状況をタイムマシンによって変えていく。
最初は個人の少しの変化だが、
次々と大きな破滅的状況を変化へと向ける。
それは人類を破滅から救う
壮大な物語へと展開していく。
ホーガンは、すごい、ハズレはない。

「人類が、克服する手段を学ばなければならぬ最大の障害のひとつに、
ある種のことは本来不可能である
と信じこむ病的で頑固な性癖があります」
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005(1592) 万能鑑定士Qの事件簿V:2018.01.15

松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿V」
を読んだ。
今回は、舞台がパリになった。
そして高校時代の担任が何故か登場する。
軽くてすぐに読めた。
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004(1592) 海に沈んだ大陸の謎:2018.01.12

佐野貴司著「海に沈んだ大陸の謎 最新科学が解き明かす激動の地球史」
を読んだ。
いろいろ文献を調べて最新の情報をわかりやく書いてある。
参考になった。
また文献のついているので調べることもできる。
なかなか助かる一般書であった。
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003(1591) 銀河乞食軍団[2]:2018.01.08

野田昌宏著「銀河乞食軍団[2]―宇宙(あま)翔(か)ける鳥を追え―」
を読んだ。
軽く読め、文章量も少ないようで、
あっという間に読めてしまう。
少々このシリースを読むのをブレイクをしたい。
少しずつ話しは進むが、
登場人物やキャラクター、設定がなかなか面白い。
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002(1590) 銀河乞食軍団[1]:2018.01.04

野田昌宏著「銀河乞食軍団[1]―謎の故郷(ふるさと)消失事件―」
を読んだ。
昔面白く読んでいたものが、最近デジタル化された。
それを購入して、読み出した。
ストーリーも登場人物も、全く覚えていない。
そのため、読んでも新鮮であった。
一巻を読んだが、唐突に終わっている。
今では多数の巻があるのがわかっているのだが、
出版当初、これ読んだとしたら、
この先どうなるのだろうかと思ってしまうとともに、
なという終わり方なんだろう、
という思いも生まれただろう。
私は、続きを読み出した。
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昨年は:2018.01.04

昨年は、134冊の本を読んだ。
漫画本は加えていない。
2001年の途中からメモを取り出したが、
それ以降は一部漫画本も加えていたが
趣味として読んでいる本は
メモをとるようになった。
ただし、専門書で参照しているもの、
論文などは加えていない。
まあ、現代人は文字に大量に消費している。
でも一冊をしっかりと読む行為は私には不可欠である。
そんな読書メモを残していくことは
これれかも続けていく予だ。
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紙からデジタルへ:2018.01.04

昨年秋からデジタルでの読書をはじめた。
そしてデジタルで読んだ本を区別するために、
本の名称の前にDを付けていた。
しかし、もう必要はないと考えことしから止めた。
読書はいろいろな形があっていい。
しかし、紙の本を買うことが減ると、
本屋にいくという楽しみが減ってくる。
それが少々残念となる。
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001(1589) 映画ポスター連続焼失事件:2018.01.04

松岡圭祐著「万能鑑定士Qの事件簿IV 映画ポスター連続焼失事件」
を読んだ。
なぜか、ある映画のプレミアのついたポスターだけが
燃やされていく。
その謎を主人公の鑑定士凜田莉子が
「催眠」シリーズの主人公臨床心理士の嵯峨敏也が登場する。
なかなか面白い話である。
軽く読めるもので息抜きにちょうどいい。
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