読書日記
(2010年10月〜12月)

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目次 

12月 
119(690) 放課後: 2010.12.29
118(689) 偽装通貨: 2010.12.25
117(688) 流星の絆: 2010.12.23
116(687) 影法師: 2010.12.22
115(686) 秘密: 2010.12.20
114(685) 風の中のマリア: 2010.12.19
113(684) ゲームの名は誘拐: 2010.12.17
112(683) 天地明察: 2010.12.15
111(682) モンスター: 2010.12.11
110(681) のぼうの城: 2010.12.07
109(680) 宇宙は何からできているのか: 2010.12.05

11月 
108(679) 退出ゲーム: 2010.11.29
107(678) 1/2の騎士: 2010.11.26
106(677) 環境問題のウソ: 2010.11.20
105(676) 地球温暖化スキャンダル: 2010.11.18
104(675) 失われた町: 2010.11.13
103(674) 医学のたまご: 2010.11.10
102(673) アナーキー・イン・ザ・JP: 2010.11.08
101(672) 宇宙飛行士選抜試験: 2010.11.06
100(671) 白銀ジャック: 2010.11.06
099(670) 疾走: 2010.11.06
098(669) 電脳血風録: 2010.11.04
097(668) 算法少女: 2010.11.02

10月 
096(667) 卒業: 2010.10.30
095(666) 骨音: 2010.10.23
094(665) はるがいったら: 2010.10.16
093(664) BOX!: 2010.10.15
092(663) 眠りにつく太陽: 2010.10.12
091(662) 光車よ、まわれ!: 2010.10.11
090(661) 二酸化炭素温暖化の崩壊: 2010.10.09
089(660) 今夜は眠れない: 2010.10.07
088(659) トーキョー・プリズン: 2010.10.01
087(658) はやぶさの大冒険: 2010.10.01


12月 
119(690) 放課後: 2010.12.29

東野圭吾著「放課後」
(ISBN4-06-184251-X C0193)
を読んだ。
松山空港で購入して、
ほとんど移動中に読んでしまった。
なかなか面白かった。
東野氏のミステリーはいずれも面白い。
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118(689) 偽装通貨: 2010.12.25

相場英雄著「偽装通貨」
(ISBN978-4-487-80195-4 C0093)
を読んだ。
初めて読んだ作家だったが、
面白かった。
大きなテーマだが身近に感じる書き方だ。
いくつかのストーリ、
伏線が並行するが、
それが終わりにすべて解決され、
なおかつ大きなどんでん返しがある。
これが面白い。
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117(688) 流星の絆: 2010.12.23

東野圭吾著「流星の絆」
(ISBN978-4-06-214590-9 C0093)
を読んだ。
やはり、東野氏のストーリーは面白い。
兄、弟、妹の三人兄弟。
両親を殺された兄弟が、
犯人と出会う。
そのとき犯人に迫るが、
妹が犯人の息子に惚れた。
最後に何重ものどんでん返しがある。
これが納得できるものだから
面白い。
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116(687) 影法師: 2010.12.22

百田尚樹著「影法師」
(ISBN978-4-06-216224-1 C0093)
を読んだ。
百田氏が今度は時代小説を書いた。
なかなか面白かった。
信頼、友情、信念などの
普遍的テーマを扱いながらも
時代小説、武士社会ならではの
特殊性を充分活かしていたと思う。
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115(686) 秘密: 2010.12.20

東野圭吾著「秘密」
(ISBN4-16-317920-8 C0093)
を読んだ。
ミステリーかと思って読んだら、
ミステリーではなかった。
でも、面白かった。
最後の最後に大きな展開が続く。
何度も使われている設定だが、
新しいものにしている。
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114(685) 風の中のマリア: 2010.12.19

百田尚樹著「風の中のマリア」
(ISBN978-4-06-215364-5 C0093)
を呼んだ。
オオスズメバチのワーカーを
主人公にした小説である。
不思議な物語であった。
蜂でありながら、
会話し、名前があり、
そして思考する。
しかし、その習性は
オオスズメバチのものである。
シートン動物記のようなものか。
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113(684) ゲームの名は誘拐: 2010.12.17

東野圭吾著「ゲームの名は誘拐」
(ISBN4-334-92375-5 C0093)
を読んだ。
非常に面白い。
犯人の側から書かれていて、
順調に計画が進んでいるように見えるのに
どこか違和感がある。
そしてうまくいったように見てたのに、
実はとんでもないことが起こっている。
そして最後にどんでん返しが仕組まれている。
なかなか面白かった。
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112(683) 天地明察: 2010.12.15

冲方丁著「天地明察」
(ISBN978-4-04-874013-5 C0093)
を読んだ。
非常に面白かった。
日本の和暦が
ケプラーの法則を暦に
世界に先駆けて導入していた。
地球の公転軌道が、楕円で、
その楕円が変化していることも
観測から見出している。
すばらしい。
そこに関孝和の数学的能力も関与していたという
ストーリーである。
なかなか面白い。
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111(682) モンスター: 2010.12.11

百田尚樹著「モンスター」
(ISBN978-4-344-01807-5 C0093)
を読んだ。
ブスで性格のゆがんだ子が、
事件を起こし、地方を出て、
東京に行く。
そこで整形をして絶世の美人に生まれ変わる。
追い出された町にもどり、
復讐とあることを考える、
というストーリーである。
時間が前後しながら進む。
しかし、振り回されることなく、
ストーリーが追える。
これが百田氏の技量か。
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110(681) のぼうの城: 2010.12.07

和田竜著「のぼうの城」
(上:ISBN978-4-09-408551-8- C0193
下:ISBN978-4-09-408552-5- C0193)
を読んだ。
秀吉が天下統一をするために、
小田原の北条氏を攻めたとき、
北条氏に組していてた忍(おし)城が
10倍以上の石田三成軍に対して、
抵抗し、2度に渡って打ち破った。
その総大将が(でく)のぼう様であった。
それが大器なのか、ほんとうのでくのぼうなのか。
この小説を面白くしている。
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109(680) 宇宙は何からできているのか: 2010.12.05

村上斉著「宇宙は何からできているのか」
(ISBN978-4-344-98188-1 C0295)
を読んだ。
読むのに時間がかかった。
面白かったのだが、
疲れる時期だったので、
すぐに寝てしまい、
読むスピードがあがらなかった。
宇宙初期、素粒子の最新情報が
分かりやすく書かれていた。
ただ、もう少し詳しく書いて欲しかった。
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11月 
108(679) 退出ゲーム: 2010.11.29

初野晴著「退出ゲーム」
(ISBN978-7-04-873898-9 C0093)
を読んだ。
これは高校生が主人公の
連絡短編集である。
それがミステリーとなっている。
なかなかこったつくりの作品集で
作者の力量がすごいことがわかる。
なかなかいい作品であった。
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107(678) 1/2の騎士: 2010.11.26

初野晴著「1/2の騎士」
(ISBN978-4-06-182542-0 C0293)
を読んだ。
表紙が少女マンガ的なので、
少々戸惑ったが、
内容は充分読み応えのある内容であった。
ファンタジーとミステリーが混じった、
展開である。
ミステリーとしても、
充分練られたものだと感じた。
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106(677) 環境問題のウソ: 2010.11.20

池田晴彦著「環境問題のウソ」
(ISBN4-480-68730-0 C0251)
を読んだ。
口調が結構、きつい言い方だが、
内容には共感できる。
論理も常識的だ。
でも、国、メディア、一部の人が
強行に突き進めた結果、
戻れない状態が起きている。
間違いは正すべきだし、
主張も時には変える勇気も必要だ。
知り合いが批判の対象になっていた。
複雑な気持ちだが、
論理は論理だ。
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105(676) 地球温暖化スキャンダル: 2010.11.18

S. モシャー T. フラー著「地球温暖化スキャンダル」
(ISBN978-4-535-78652-3 C1040)
を読んだ。
IPCCの第四次報告書に深く関わった人に、
どうも科学的データの取り扱いや
執筆に関わる点で不正があったというスキャンダルを
詳細に示したものである。
日本のある論文では、
問題ないという発言であったので
半信半疑に読んだ。
話半分にしても、
充分IPCCの内容には検討の余地が
あることは明らかだ。
日本でこの事件を大きく伝えないのは、
なぜだろう。
不思議だ。
経緯を見守っていきたい。
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104(675) 失われた町: 2010.11.13

三崎亜記著「失われた町」
(ISBN4-08-774830-8 C0093)
を読んだ。
ありえない架空の現象が、
町でおる話である。
ありえないことだが、
それがリアルに感じること。
これが小説のすごいところだ。
新しい世界を生み出せる。
三崎氏はこれがうまい。
そして次期作「コロヨシ!!」にも
その世界観が引き継がれている。
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103(674) 医学のたまご: 2010.11.10

海堂尊著「医学のたまご」
(ISBN978-4-952-08620-9 C0093)
を読んだ。
落ちこぼれの中学生が、
あることから全国試験で一位になる。
そのして大学の医学部で学ぶことに。
そこで、教授の捏造事件に巻き込まれる。
医学の現状と問題をまぶしてある
面白くい小説である。
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102(673) アナーキー・イン・ザ・JP: 2010.11.08

中森明夫著「アナーキー・イン・ザ・JP」
(ISBN978-4-10-304632-5 C0093)
を読んだ。
一気に読んだ。
寝不足である。
パンクロックに目覚めた高校生が、
イタコにいって、交霊したら、
大杉栄が脳内に下りてきた。
そこからパンクの高校生と
大正のアナーキストの大杉栄が、
入れ替わりながら、
平成を歩く。
文章も内容もアナーキーでパンクである。
面白い。
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101(672) 宇宙飛行士選抜試験: 2010.11.06

大鐘良一・小原健右著「ドキュメント宇宙飛行士選抜試験」
(ISBN978-4-334-03570-9 C0236)
を読んだ。
NHKが実際のドキュメント番組をつくるために、
今まで非公開であった選抜試験を収録して
放映したディレクターがその状況を書いたものだ。
立ち会ったものにしか
書けないないようである。
なかなかおもしろく、
帰りの飛行機と列車で
一気に大半を読んでしまった。
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100(671) 白銀ジャック: 2010.11.06

東野圭吾著「白銀ジャック」
(ISBN978-4-408-55004-6 C0193)
を読んだ。
スキー場を舞台にしたサスペンス物であった。
なかなか面白かった。
最後の何十もどんでん返しがある。
少々複雑な気もした。
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099(670) 疾走: 2010.11.06

重松清著「疾走 上下」
(上:ISBN4-04-364602-X C0193
下:ISBN4-04-364603-8 C0193 )
を読んだ。
重い。
救いのない話だ。
重松氏の本は元気が出るものしか
読んだことがなかったので、
これは、あまりに重いので、
読後感がよくない。
しかし、上下巻を読んでしまった。
不思議な魅力があるのだろうか。
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098(669) 電脳血風録: 2010.11.04

勝谷誠彦著「電脳血風録」
(ISBN4-8222-4418-0 C0095)
を読んだ。
勝谷氏が日経パソコンに連載をされていた
ITに関するエッセイを集めたものだ。
洒脱でジョークに富んだエッセイである。
2001.10.01から2004.08.02までの
エッセイをまとめたものである。
素人である担当編集者S嬢を
煩わせている様が面白おかしく書かれている。
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097(668) 算法少女: 2010.11.02

遠藤寛子著「算法少女」
(ISBN4-480-09013-4 C0141)
を読んだ。
1973年に書かれた小説だが、
長らく絶版になっていたが、
2006年に復刻された出版されたものだ。
江戸時代の「算法少女」本があり、
その本を書いた少女が主人公の話である。
なかなか面白い。
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10月 
096(667) 卒業: 2010.10.30

東野圭吾著「卒業」
(ISBN4-06-184440-7 C0193)
を読んだ。
東野圭吾は以前ひとつ読んだだけだ。
面白かったが、このシリーズを
続けて読むほど興味を持てなかった。
別のタイプの作品を読んでみたい。
それはそのうち。
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095(666) 骨音: 2010.10.23

石田衣良著「骨音」
(ISBN4-16-321350-3 C0093)
を読んだ。
池袋ウエストゲートパークシリーズの
3冊目である。
中篇が4つ入ったものであった。
いつ読んでも面白いシリーズだ。
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094(665) はるがいったら: 2010.10.16

飛鳥井千砂著「はるがいったら」
(ISBN978-4-08-746393-4 C0193)
を読んだ。
これも途中から面白くなり、
一気に読んでしまった。
またまた寝不足である。
姉弟を主人公にしている。
子供の頃に拾ってきた
要介護犬を買いながら
別れて暮らす姉弟を取り巻く
複雑な状況が興味を引いた。
その複雑さが、ストーリーでは自然に見える。
それがこの著者の能力なのだろう。
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093(664) BOX!: 2010.10.15

百田尚樹著「BOX!」
(ISBN978-4-7783-1134-6 C0093)
を読んだ。
非常に面白かった。
ボクシングには興味がないが、
特別どこが面白いのか不明。
しかし、この3日間寝不足になるほど
一気に読み込んだ。
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092(663) 眠りにつく太陽: 2010.10.12

桜井邦朋著「眠りにつく太陽」
(ISBN978-4-396-11215-8 C0244)
を読んだ。
温暖化の否定する本である。
温暖化と二酸化炭素の因果関係が
不明であること示している。
地球の気温は太陽活動に依存すること。
その因果は、太陽活動低下によって、
銀河宇宙線が大気圏に多数入り、
雲の形成が多くなり、
気温降下が起こる。
現在、太陽黒点が異常に少ないので、
寒冷化に向かっているのではないか
というのが根拠となる。
無黒点については、以前エッセイにも書いた。
最近の様子は調べていないが、
いずれにしても、今までの活動低下は事実だ。
このような温暖化否定の風潮が強まってきているが、
日本のメディアでは取り上げられないのは何故か。
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091(662) 光車よ、まわれ!: 2010.10.11

天沢退二郎著「光車よ、まわれ!」
(ISBN978-4-591-11422-3 C0193)
を読んだ。
古い本だ。
しかし、ファンタジーには古さはない。
なかなか不思議な世界だ。
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090(661) 二酸化炭素温暖化の崩壊: 2010.10.09

広瀬隆著「二酸化炭素温暖化の崩壊」
(ISBN978-4-08-720552-7 C0236)
を読んだ。
はじめて読む著者のである。
いっていることやデータ、思考は
まともなことだと思う。
しかし、口調が乱暴なので、
反感を買うのではないかと思う。
読みながら、そのことが気になり、
なんとなく反感を持ちそうになった。
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089(660) 今夜は眠れない: 2010.10.07

宮部みゆき著「今夜は眠れない」
(ISBN978-4-04-361101-0 C0193)
を読んだ。
久しぶりの宮部みゆきだ。
なかなか面白かった。
中学1年生の目を通じて家庭と
とんでもないお金が動く話である。
ミステリー仕立てでなかなかおもしろい。
犯人が表立っていないのも
なかなかいい。
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088(659) トーキョー・プリズン: 2010.10.01

柳広司著「トーキョー・プリズン」
(ISBN978-4-04-382902-6 C0193)
を読んだ。
戦後の東京裁判のために戦犯が収監されている
巣鴨拘置所での殺人事件。
その探偵役が囚人と面会人。
少々複雑だが、
なかなか面白いストーリーだった。
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087(658) はやぶさの大冒険: 2010.10.01

山根一眞著「はやぶさの大冒険」
(ISBN978-4-8387-2103-0 C0095)
を読んだ。
山根氏がはやぶさの現場を長らく取材していた。
そのまとめを、帰還まで含めて報告している。
なかなか面白いものでった。
山根氏の市民向けのわかりやすい解説がいい。
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