読書日記
(2006年4月〜6月)

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目次 

6月  
22(255) ダイヤモンドの科学:No. 1892 2006.07.08
21(254) 新鉱物発見物語:No. 1890 2006.07.08
20(253) 「複雑ネットワーク」とは何か:No. 1891 2006.07.08
19(252) スモール ワールド:No. 1889 2006.07.08
18(251) 生命の起源: 2006.06.06

5月 
17(250) 誰も読まなかったコペルニクス: 2006.05.20
16(249) 震災列島 2006.05.20
15(248) 最新地球史がよくわかる本 2006.05.17
14(247) 科学と非科学の間:2006.05.17

4月 
13(246) 恐怖の存在: 2006.04.17
12(245) ワトスン君、これは事件だ!: 2006.04.05
11(244) 陰山メソッド英語への挑戦: 2006.04.04
10(243) 羅針盤の謎: 2006.04.03


6月 

22(255) ダイヤモンドの科学:No. 1892 2006.07.08

松原聡著「ダイヤモンドの科学」
(ISBN4-06-257517-5 C0240)
を読んだ。
ダイヤモンドに関する各種の情報が書かれたいた。
以前科学博物館で行われたダイヤモンド展が動機なのかもしれない。
類書がいくつかあったが、
鉱物学的な内容とダイヤモンドに関する歴史も同時に書かれているので、
それなりに面白かった。
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21(254) 新鉱物発見物語:No. 1890 2006.07.08

松原聡著「新鉱物発見物語」
(ISBN4-00-007455-5 C0344)
を読んだ。
松原氏が、自分の発見した新鉱物にまつわるエピソードを
紹介したものである。
読み物として面白かった。
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20(253) 「複雑ネットワーク」とは何か:No. 1891 2006.07.08

益田直紀・今野紀雄著「「複雑ネットワーク」とは何か」
(ISBN4-06-257511-6 C0240)
を読んだ。
ネットワークのタイプと
各種の応用例を知ることができた。
しかし、この本自体は一般書でいろいろ紹介するのが
目的だからいいのだが、
著者の情報科学理論に対するオリジナリティは感じられなかった。
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19(252) スモール ワールド:No. 1889 2006.07.08

ダンカン・ワッツ著「スモール ワールド」
(ISBN4-501-54070 2 C3004)
を以前読みかけたが、
難解なので途中で挫折した。
しかし、何か重要なことを言おうとしていることはわかったので
別の入門書を読むことにした。
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18(251) 生命の起源: 2006.06.06

パリティ編集委員会編「生命の起源」
(ISBN4-621-07383-4 C3342)
を読んだ。
雑誌パリティに掲載された生命起源に関する
論文集である。
少々古い内容が多かった。
また、あまりにも些細なことを
問題にしているように見えるものある。
これは、専門家間での議論ではいいが、
一般向けの本ではあまり紹介するないようではない。
もう少し分かりやすいもの。
もう少し一般的なもの。
もう少し面白いものを掲載すべきだと感じた。
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5月 

17(250) 誰も読まなかったコペルニクス: 2006.05.20

オーウェン・ギンガリッチ著「誰も読まなかったコペルニクス」
(ISBN4-15-208673-4 C0040)
を読んだ。
コペルニクスの書いた「回転について」という本が
本当に誰も読まなかったのか、
ということについて、
現存する初版、第2版600冊を訪ね歩きながら、
その本に書き込まれたメモから
読まれていたことを示した書誌学的本であった。
半分ほど読んだが、
疲れてやめてしまった。
あまりに書誌学的で私には興味がないからである。
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16(249) 震災列島: 2006.05.20

石黒耀著「震災列島」
(ISBN4-06-212608-7 C0093)
を読んだ。
少々設定に無理あるような気がする。
それは、地震の予知がそこまで進んでない点であろう。
しかし、小説であるから、
ある程度事実や学問的な無理を承知で
書かれているのであろう。
これは前作の「死都日本」でもあった点である。
それでも前作に比べて、
見劣りがするのは、なぜだろうか。
理由がわからないがそんな気がする。
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15(248) 最新地球史がよくわかる本 2006.05.18

川上紳一・東條文治著「最新地球史がよくわかる本」
(ISBN4-7980-1260-2 C0040)
を読んだ。
表題どおりの最新ではないが、私にとっては、
いろいろ参考になることも書いてあった。
当たらし分野を切り開く必要がある
という主張が最後にされていた。
同感である。
私は本当に新しい分野を切り開いているだろうか。
それを目指して努力はしている。
それが成果となるかどうかはわからない。
でも、大変だけれども、
私とっては興味があり、やりがいのあることである。
そんなことを考えさせられた。
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14(247) 科学と非科学の間:2006.05.17

安斎育郎著「科学と非科学の間」
(ISBN4-480-03753-5 C0111)
を読んだ。
科学の成果を知っていながら、
非科学的なことを信じる人が多くいる。
その原因、その対処などが書かれている。
なかなか面白い本であった。
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4月  
13(246) 恐怖の存在: 2006.04.17

マイクル・クライトン著「恐怖の存在」上・下
(ISBN4-15-208668-8 C0097)
(ISBN4-15-208669-6 C0097)
を読んだ。
地球温暖化に関する問題を
正面から指摘したものだ。
地球温暖化では、私も常々同じことを考えていた。
しかし、この本はそれを有名作家が
小説という書き方で示したのである。
面白かった。
少し前、日本の捕鯨が世界から批判を浴びた。
その批判には科学的根拠がないことを
日本人は指摘してきたはずだ。
長年の国際世論と捕鯨の禁止で
今や日本の鯨文化は廃れた。
そして人手の加わらないクジラによる
生態系の改変が起こっている。
そしてまたもや京都議定書である。
メディアや行政、国際政治に
大衆は踊らされているような気がする。
それを冷静に考えるのが科学であるはずだ。
しかし、研究費という研究者の動機を
支配する存在の意図を、研究者が感じ、
それに迎合する研究テーマがまかり通る。
そんな悪循環をまたもや
繰り返しているような気がする。
考えさせられた本であった。
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12(245) ワトスン君、これは事件だ!: 2006.04.05

コリン・ブルース著「ワトスン君、これは事件だ!」
(ISBN404-289401-1 C0197)
を読んだ。
これは、カバンの中に掘り込んでおいた、
文庫本で1年近くかけてやっと読んだことになる。
近代物理学が解明した不思議な現象を、
シャーロックホームとワトスンの時代背景で、
事件として登場させ、科学的解明しているという
筋だてで、さまざまな内容の事件が紹介されている。
科学の紹介の一つのあり方を示したが、
科学的内容自体が非常に難しいものなので
理解することが難しい部分もあった。
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11(244) 陰山メソッド英語への挑戦: 2006.04.04

藤井弘之著「陰山メソッド英語への挑戦」
(ISBN4-09-837369-6 C0037)
を読んだ。
小学校での英語教科の導入とその実践である。
小学校での英語の教育をどのように導入して、
どうして成果を出していたかを紹介したものである。
陰山英男のいる広島県尾道の土堂小学校での
実践である。
なかなか面白かった。
しかし、これは教育現場での取り組みに
任せるものであろう。
小学校での導入には指導者養成や、
教材、教授システムなどあまりに未知数が多い。
それをどのようにして完成していくのか。
まだ長い時間がかかりそうである。
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10(243) 羅針盤の謎: 2006.04.03

アミール・D・アクゼル著「羅針盤の謎」
(ISBN4-04-089173-0 C0098)
を読んだ。
アクゼルは数学の著書は非常に面白かった。
しかし、今回のこの本はあまり面白くなかった。
自分の生い立ちのまつわる
羅針盤に関する探求ものであったが、
やはり本業の数学の方がおもしろい。
残念である。
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